「ま~おっ。今日は節分だよ。」
「・・わあ。ほんとだ。」
オトナになってしまってから、こういう行事ごと、に疎くなってしまってしまったけれど。
こういう行事ごと、をとっても大切にする大ちゃんのお陰で、日本人の心を忘れないでいられる。
大ちゃんが、スーパーの袋の中から、節分用の豆と巻き寿司を取り出す。
「一応、カタチだけでも・・・・な?」
「うん。厄払い、だもんね。」
「これって、しゃべっちゃ駄目なんだよね。」
「あ~~。関西では。だろ?なんでか知らないけど。」
「しゃべると、逃げちゃうんだよ。福が。きっと。」
「ひとまず、食うか。」
もぐもぐもぐ。
二人で並んで、巻き寿司のまるかぶりをする。
だまってもくもくと食べるのって、なんだかおかしい。
途中で、大ちゃんと視線がぱちん。と合ってしまって噴出してしまう。
ぷぷぷっ。
「あっ。まお、笑ったら駄目だぞ。」
「あっ。大ちゃんだって、話したら、駄目なのにいいい。」
一回笑い出したら、止まらなくて。
食べかけの巻き寿司から、ボロボロとごはん粒がこぼれる。
「こらっ。まお。こぼれてるっ!!」
「あははっ。だって、ツボッたあああああ。」
黙々と、真剣に巻き寿司にかぶりつく大ちゃんの横顔が、あまりにも面白くて。
「もうっ。ほら。こっちもって。」
「ひゃはははは。」
いつまでもツボっているおれの手を握って、巻き寿司を口に運んでくれる。
もぐもぐもぐ。
なんとか、全部食べ終わったら、大ちゃんの指先が口の端を、撫でる。
「まお。ごはん粒ついてる。」
つまんだごはん粒を、ぺろり、と舐める大ちゃん。
「あはっ。ごめんね?」
ほんと、こういうところがお父さんみたいなんだよねえ。
居心地よくて、安心する。
「まお。豆はどうする?」
「どうする。って・・・。二人っきりで、豆まきするの?」
じーっと、大豆の入った袋を二人で眺める。
「そうじ、大変だねえ。」
「そうだなあ。」
さっきも、途中で笑っちゃったしなあ。
「ま、いっか。まおの心の中に鬼はいますか?」
「う~ん。怒ることはあるけど・・・。自分なりに、精一杯やってるもんなあ。・・大ちゃんは??絶対なさそう。」
「そんなことないけど。まおを独り占めしたい~~。とか、いつか離れていくんじゃないか、ってぐらぐら不安になったりとか。」
「・・・それって、おれのことばっかりじゃない?」
「ほっとけ。そういうもんなんだよ。男心、ってヤツは。」
ふーん。そうなの?
まあ、そんなところが好きなんだから、別に追い出さなくてもいい鬼だけどね。
「年の数だけ、食べたらいいんだよね?」
二人で、豆の数を数え出す。
自分の分を数え終わっても、まだちまちまと数えている大ちゃん。
「・・・大ちゃん、まあだ?」
「24・25・・・・。ああああ。お前が話しかけるから、わかんなくなっただろお?」
「だって、暇なんだもん。」
「お前は、22個だからいいけど、俺、31個も数えないといけないんだからなっ!!」
「ふふふ。わかってるう。おじさんだもんね。」
「・・・だから、おじさん呼ばわりするなって。・・・ほら、まおも数えるの手伝って?」
「1・2・3・・・・・。」
「ああああ。またわかんなくなったWW」
いい大人が、真剣に豆の数を数えている。
そんな光景が、またおかしくなってきて。
「もうっ。ちょっとぐらい多くても、少なくてもいいんじゃない?」
「お前、ヒトゴトだと思って~~~。」
ちょっぴりだけど、節分気分を味わった2月3日でした。
-----------------------------------------
うっわあWWサイアク~~~。
ほんと、内容なし、だねええWW
豆の数が多くて、おじさんよばわりされちゃう大ちゃんの図。を書きたかっただけなんだけど。
「・・わあ。ほんとだ。」
オトナになってしまってから、こういう行事ごと、に疎くなってしまってしまったけれど。
こういう行事ごと、をとっても大切にする大ちゃんのお陰で、日本人の心を忘れないでいられる。
大ちゃんが、スーパーの袋の中から、節分用の豆と巻き寿司を取り出す。
「一応、カタチだけでも・・・・な?」
「うん。厄払い、だもんね。」
「これって、しゃべっちゃ駄目なんだよね。」
「あ~~。関西では。だろ?なんでか知らないけど。」
「しゃべると、逃げちゃうんだよ。福が。きっと。」
「ひとまず、食うか。」
もぐもぐもぐ。
二人で並んで、巻き寿司のまるかぶりをする。
だまってもくもくと食べるのって、なんだかおかしい。
途中で、大ちゃんと視線がぱちん。と合ってしまって噴出してしまう。
ぷぷぷっ。
「あっ。まお、笑ったら駄目だぞ。」
「あっ。大ちゃんだって、話したら、駄目なのにいいい。」
一回笑い出したら、止まらなくて。
食べかけの巻き寿司から、ボロボロとごはん粒がこぼれる。
「こらっ。まお。こぼれてるっ!!」
「あははっ。だって、ツボッたあああああ。」
黙々と、真剣に巻き寿司にかぶりつく大ちゃんの横顔が、あまりにも面白くて。
「もうっ。ほら。こっちもって。」
「ひゃはははは。」
いつまでもツボっているおれの手を握って、巻き寿司を口に運んでくれる。
もぐもぐもぐ。
なんとか、全部食べ終わったら、大ちゃんの指先が口の端を、撫でる。
「まお。ごはん粒ついてる。」
つまんだごはん粒を、ぺろり、と舐める大ちゃん。
「あはっ。ごめんね?」
ほんと、こういうところがお父さんみたいなんだよねえ。
居心地よくて、安心する。
「まお。豆はどうする?」
「どうする。って・・・。二人っきりで、豆まきするの?」
じーっと、大豆の入った袋を二人で眺める。
「そうじ、大変だねえ。」
「そうだなあ。」
さっきも、途中で笑っちゃったしなあ。
「ま、いっか。まおの心の中に鬼はいますか?」
「う~ん。怒ることはあるけど・・・。自分なりに、精一杯やってるもんなあ。・・大ちゃんは??絶対なさそう。」
「そんなことないけど。まおを独り占めしたい~~。とか、いつか離れていくんじゃないか、ってぐらぐら不安になったりとか。」
「・・・それって、おれのことばっかりじゃない?」
「ほっとけ。そういうもんなんだよ。男心、ってヤツは。」
ふーん。そうなの?
まあ、そんなところが好きなんだから、別に追い出さなくてもいい鬼だけどね。
「年の数だけ、食べたらいいんだよね?」
二人で、豆の数を数え出す。
自分の分を数え終わっても、まだちまちまと数えている大ちゃん。
「・・・大ちゃん、まあだ?」
「24・25・・・・。ああああ。お前が話しかけるから、わかんなくなっただろお?」
「だって、暇なんだもん。」
「お前は、22個だからいいけど、俺、31個も数えないといけないんだからなっ!!」
「ふふふ。わかってるう。おじさんだもんね。」
「・・・だから、おじさん呼ばわりするなって。・・・ほら、まおも数えるの手伝って?」
「1・2・3・・・・・。」
「ああああ。またわかんなくなったWW」
いい大人が、真剣に豆の数を数えている。
そんな光景が、またおかしくなってきて。
「もうっ。ちょっとぐらい多くても、少なくてもいいんじゃない?」
「お前、ヒトゴトだと思って~~~。」
ちょっぴりだけど、節分気分を味わった2月3日でした。
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うっわあWWサイアク~~~。
ほんと、内容なし、だねええWW
豆の数が多くて、おじさんよばわりされちゃう大ちゃんの図。を書きたかっただけなんだけど。