「ちょっと、何?あれ。大ちゃんっ!!!」
BAVSの収録を終えて、帰ってくるとまおがぷんすか拗ねて、クッションを抱え込んでいる。
おお。かわいい。
こんなに反応してくれるなんて。
お帰りのキスも今日はなしか??
「何って、何が?」
「もうっ。わかってるくせに。結婚したいとか、子供ほしいとか。誰に向かって言ってるわけ?」
そりゃあ、まおしかいないでしょう。と思うけれど、たまには俺にだって反撃させろ。
「ああ。単純にこどもほしいなあ?って思っただけだよ。そしたら、結婚しなきゃなあ?男のシングル、ってのはありえねーだろ?」
「ちょっと。誰に産んでもらうつもりなのさ。」
「別に、誰とは決まってないけど。」
「大ちゃんは、おれ以外の人と結婚しても平気なんだ。普通に生活できるんだ。」
うる。とまお瞳に涙がたまってゆく。
-------ああ。やっぱ、無理だ。俺には駆け引きとか向いてねーわ。
あまりにも、あっさりと惨敗してしまうけれど、こんなにも素直に文字通り受け止めてしまうまおの気持ちを試すなんてできない。
「半分ほんとで、半分嘘だよ。」
「・・・え?」
「こどもを育ててみたい、てのはほんと。なんか結婚して安定したいなあ。っ気持ちもある。」
「・・・やっぱり、おれとの生活だと、不安・・・?」
ゆらゆらと揺れるまおの視線に、なんだ、やっぱり俺のこと好きなんだ。と安心する。
「まおが学生になるなら、なんか結婚して安定したいなあ。って。新しい生活を始める。って期待と不安が入り混じって、俺のほうがふわふわしてるからさ。」
「・・・だって、もう、プロポーズしてもらったよ?」
なんで?とつぶらな瞳で見詰められる。
「もちろん、気持ちの面ではな。今までだって、まおと一生一緒に暮らす、て思ってたけど。やっぱ、籍入れたり、法律上でも認められるような意味での結婚したいなあ。って急に思うようになっんだよ。・・・年かな。俺も。」
「大ちゃんってば・・・・。」
真面目に話ししていると、今度は違う意味での涙が、まおの瞳にうるうると溜まってゆく。
「・・・ごめんね。ありがとお。」
「・・・なんで、謝るんだよ。」
「だって、大ちゃんの夢、叶えてあげられない・・・・。」
「それは、お互い様だろ?全てを手に入れることができないこともあるさ。・・・それに、一番ほしいものは、もう手に入れてるしな。」
ごめんねえ。と申し訳なさそうにキラキラと俺のために涙をこぼしてくれる。
俺の本気を受けとめて、感激して、うれし涙をこぼしてくれる。
そんなまおが、たまらなく愛おしい。
「幸い、俺もお前も兄弟いるしな。うざったがられるぐらい、おじ馬鹿になるか。」
「あははっ。うちは、お兄ちゃんまだ結婚しないよお?」
「じゃあ、盆と正月にはうちの実家に来いよ。あ~~。でも、仕事のスケジュールがあるかあ?」
「ふふふ。学生してる間は、土・日休みだから、いつでも行けるよ?」
「そっか。そうだよな。じゃあ、連休にでも、まおつれて実家に帰るか。俺の奥さんです。って・・・(笑)」
「ええ~~??そんなこと、言ったら、みんな倒れちゃうんじゃないの?」
嬉しい。嬉しいけど、ドキドキするよおおお。
って、俺のシャツをぎゅっと握り締めるまおの指先。
「大丈夫だよ。大切にしてる人がいるから、結婚しない。って何度も言ってるし。・・・この前なんて、まお君によろしくね。ってメールきてたし。」
「・・・そうなの?」
「そうそう。」
きっとまおが思っている以上に俺は本気なんだと思う。
でも、まおのほうが軽く考えている、なんて感じたことは一度もない。
まおは、まおなりに一所懸命に自分にできること、と考えてくれているから。
目先のことだけじゃなくて、一生一緒に暮らす。と考えたときに、狭い世界で大ちゃんに守られてばかりじゃダメだ。
ちゃんと、自分の足で立って、自活して、大ちゃんのこと支えたい。
ここまで積み上げてきた俳優の仕事を休止して、デザインの勉強をしたい。と言い出したまお。
最初は、もったいない。とか、今の生活に何か不満でもあるのか??と、問い詰めてしまったりして、衝突したりもした。
だけど、深いところでのベクトルは同じ方向を向いているんだ。と理解できて。
今はむしろまおの背中を押してやりたいと思う。
俺も、もっともっと上を目指すから、お前もがんばってこい。
そして、お互い高めあって生きてゆけるような存在になれたら理想だよな。
そんなふうに語り合った。
--------ま。でも、こんなふうにたまには俺にも愛されてる実感させてくれよな。まお。
--------------------------------------
ここで、終わり。
②で終ろうかなあ??と思ったけど、ちょっと消化不良だったでしょ?ちびちゃん。
・・え?そんなことない??私が、やっぱ、ここまで書きたいわ~~。って思ったのよん。
つい先ほど、旦那さん帰宅。
また夜は友人とのごはん会だって~~。仕事であまった弁当3つもくれたから、夜はこれだな。
焼肉しようと思ってたのに。
BAVSの収録を終えて、帰ってくるとまおがぷんすか拗ねて、クッションを抱え込んでいる。
おお。かわいい。
こんなに反応してくれるなんて。
お帰りのキスも今日はなしか??
「何って、何が?」
「もうっ。わかってるくせに。結婚したいとか、子供ほしいとか。誰に向かって言ってるわけ?」
そりゃあ、まおしかいないでしょう。と思うけれど、たまには俺にだって反撃させろ。
「ああ。単純にこどもほしいなあ?って思っただけだよ。そしたら、結婚しなきゃなあ?男のシングル、ってのはありえねーだろ?」
「ちょっと。誰に産んでもらうつもりなのさ。」
「別に、誰とは決まってないけど。」
「大ちゃんは、おれ以外の人と結婚しても平気なんだ。普通に生活できるんだ。」
うる。とまお瞳に涙がたまってゆく。
-------ああ。やっぱ、無理だ。俺には駆け引きとか向いてねーわ。
あまりにも、あっさりと惨敗してしまうけれど、こんなにも素直に文字通り受け止めてしまうまおの気持ちを試すなんてできない。
「半分ほんとで、半分嘘だよ。」
「・・・え?」
「こどもを育ててみたい、てのはほんと。なんか結婚して安定したいなあ。っ気持ちもある。」
「・・・やっぱり、おれとの生活だと、不安・・・?」
ゆらゆらと揺れるまおの視線に、なんだ、やっぱり俺のこと好きなんだ。と安心する。
「まおが学生になるなら、なんか結婚して安定したいなあ。って。新しい生活を始める。って期待と不安が入り混じって、俺のほうがふわふわしてるからさ。」
「・・・だって、もう、プロポーズしてもらったよ?」
なんで?とつぶらな瞳で見詰められる。
「もちろん、気持ちの面ではな。今までだって、まおと一生一緒に暮らす、て思ってたけど。やっぱ、籍入れたり、法律上でも認められるような意味での結婚したいなあ。って急に思うようになっんだよ。・・・年かな。俺も。」
「大ちゃんってば・・・・。」
真面目に話ししていると、今度は違う意味での涙が、まおの瞳にうるうると溜まってゆく。
「・・・ごめんね。ありがとお。」
「・・・なんで、謝るんだよ。」
「だって、大ちゃんの夢、叶えてあげられない・・・・。」
「それは、お互い様だろ?全てを手に入れることができないこともあるさ。・・・それに、一番ほしいものは、もう手に入れてるしな。」
ごめんねえ。と申し訳なさそうにキラキラと俺のために涙をこぼしてくれる。
俺の本気を受けとめて、感激して、うれし涙をこぼしてくれる。
そんなまおが、たまらなく愛おしい。
「幸い、俺もお前も兄弟いるしな。うざったがられるぐらい、おじ馬鹿になるか。」
「あははっ。うちは、お兄ちゃんまだ結婚しないよお?」
「じゃあ、盆と正月にはうちの実家に来いよ。あ~~。でも、仕事のスケジュールがあるかあ?」
「ふふふ。学生してる間は、土・日休みだから、いつでも行けるよ?」
「そっか。そうだよな。じゃあ、連休にでも、まおつれて実家に帰るか。俺の奥さんです。って・・・(笑)」
「ええ~~??そんなこと、言ったら、みんな倒れちゃうんじゃないの?」
嬉しい。嬉しいけど、ドキドキするよおおお。
って、俺のシャツをぎゅっと握り締めるまおの指先。
「大丈夫だよ。大切にしてる人がいるから、結婚しない。って何度も言ってるし。・・・この前なんて、まお君によろしくね。ってメールきてたし。」
「・・・そうなの?」
「そうそう。」
きっとまおが思っている以上に俺は本気なんだと思う。
でも、まおのほうが軽く考えている、なんて感じたことは一度もない。
まおは、まおなりに一所懸命に自分にできること、と考えてくれているから。
目先のことだけじゃなくて、一生一緒に暮らす。と考えたときに、狭い世界で大ちゃんに守られてばかりじゃダメだ。
ちゃんと、自分の足で立って、自活して、大ちゃんのこと支えたい。
ここまで積み上げてきた俳優の仕事を休止して、デザインの勉強をしたい。と言い出したまお。
最初は、もったいない。とか、今の生活に何か不満でもあるのか??と、問い詰めてしまったりして、衝突したりもした。
だけど、深いところでのベクトルは同じ方向を向いているんだ。と理解できて。
今はむしろまおの背中を押してやりたいと思う。
俺も、もっともっと上を目指すから、お前もがんばってこい。
そして、お互い高めあって生きてゆけるような存在になれたら理想だよな。
そんなふうに語り合った。
--------ま。でも、こんなふうにたまには俺にも愛されてる実感させてくれよな。まお。
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ここで、終わり。
②で終ろうかなあ??と思ったけど、ちょっと消化不良だったでしょ?ちびちゃん。
・・え?そんなことない??私が、やっぱ、ここまで書きたいわ~~。って思ったのよん。
つい先ほど、旦那さん帰宅。
また夜は友人とのごはん会だって~~。仕事であまった弁当3つもくれたから、夜はこれだな。
焼肉しようと思ってたのに。