「学生になったら、昼間に家事って難しいよね~~。ルンバ欲しいなあ。」
アンケートに答えて、懸賞に当たる!!
ってサイトをみつけて、ちまちまと入力中。
「ねねね。大ちゃんの名前でも、応募してもい~い?」
「ああ。いいけど。」
「えっと・・・。大ちゃん、何年生まれだっけ・・・。」
「昭和57年。」
「昭和・・・。そっかあ。昭和なんだよね。」
「悪いか。」
「いやいや。レトロな響きでいいなあ。って・・・。」
クスクスと笑う俺を、「本心から言ってないだろお!!」と突っ込みをいれる大ちゃん。
いやいや。平成生まれのおれからしたら、うんとオトナだなあ。って尊敬してますよ。
職業・・・。俳優ってなんだろ??会社員でもないし、自営業でもないし。
その他、でいいか。
もうすぐしたら、何になるのかな・・・。
通信制の学校でも、学生になるのかな。
大ちゃんの・・・家事手伝い。なんちゃって。
うわあああ。自分で思って、自分で照れてしまう。
でも、何だかいい響き。
専業主婦。じゃなくて家事手伝い。
事実、そんな生活なのだ。
大ちゃんが忙しいときは、同居人として最大限に尽くしているのだから。
なんだか、そんな自分がかわいい。
「あ。でも、家事手伝いにしちゃったら、ルンバ必要ないでしょ?って思われちゃうかなあ?
やっぱり、学生にしよう。」
なんだか22歳にもなって、今更学生です。というのも何だか気恥ずかしいのだけれど。
フリーターってのも、抵抗があるし。
やっぱ、学生で家事手伝いしています。かな?
ああ。なんだか新しい生活が楽しみになってきた。