ぶちょーにしてみれば、「ボーイズ・ラブ」っていうテーマが特殊だから、知ってるまおでよかったとか。
うんと年下だから、変な気を使わなくていい。とか、そんな気持ちなのかもしれないけど。
僕にとっては、本当にぶちょーが側にいてくれて心強かったし、間近で彼の顔を見るたびにドキドキしたし。
何より、余裕なオーラで撮影に臨んでいる雰囲気がオトナで、かっこよくて、憧れて。
自分のことばかりじゃなくて、僕のことをさりげなく気にかけてくれている雰囲気も伝わってきて。
ああ。やっぱり、ぶちょーってカッコイイなあ。
大好きだなあ。
たくみ、として気持ちを作らなきゃ。なんて初めは思っていたけれど、気がつけば「ギイ。愛してるよ。」じゃなくて
「ぶちょーのこと、大好きだから。」なんて言葉のほうが多くなっていて。
「好き。」って気持ちを伝えても気持ち悪がらずに「ありがとう。じゃあ、もっとがんばらんきゃな。」って
言ってくれる優しさに、ますます好き。が積もっていって。
もっと一緒にいたい。
もっと大ちゃんのこと知りたい。
そんな気持ちがいっぱい、いっぱいになって。
会うたびに「大ちゃん、大好きだよ。」って伝えるようになって。
そのたびに優しい笑顔を返してくれて。
それだけで満足していたから。
楽屋で二人っきりになったときに、ふわり。と重ねられた大ちゃんの唇のあたたかさが。やわらかさが。
とっても、とっても嬉しかったんだ。
「いつから好きだったんですか?」って聞かれても、気がつけば惹かれていた。としか答えられない。
外見だけで言えば、一目ぼれに近いのかもしれないけれど、会うたびにさりげない気配りや、オトナの余裕や、優しい笑顔にどんどん惹かれていったから。
「いつから付き合っているんですか?」と聞かれても、はっきりと言葉にしたことはなくて、気がつけば一緒にいるようになっていた。という感じで。
だから熟年カップルなんて、言われるのかなあ・・・・。