一緒にごはんと食べたり、楽屋で他愛もない話をしたり。
タッキーとも圭ちゃんとも気心知れた仲間ということもあって、毎日があっという間で、スッゲー楽しかった。
日に日にまおの表情も和らいで、自然な笑顔がでるようになってほっとする。
そんな何気ない撮影合間-------。
外のベンチで二人で並んで日向ぼっこをしながら、のんびりと座っていた。
「ああ。ギイがぶちょーでよかったあ。」
「・・・ああ。俺も。なんか、スーって入っていけた。まおがたくみみたいに可愛いからかな。」
「そんなこと、ないですよお。」
「いや、ほんとまおはかわいいって。」
キラキラ・ぱしぱし。
まおが大きな瞳で瞬きする。
この人形のように愛くるしい瞳をかわいい。と言わずしてなんと言おう。
「それを言うなら、ぶちょーのほうがカッコイイと思います。
ほんと、ぶちょーだから、僕がたくみになれる。ぶちょーのことが好きだから・・・。」
あまりにさらり。と言われた言葉にぐるぐると思考がめぐる。
これは、告白なのだろうか?
それとも、たくみの気持ちを作って、ギイに告げているのだろうか・・・・。
どこまでも澄んだまおの瞳からは、好き。という感情しか読み取れなくて。
「・・・そっか。ありがとうな。ますますたくみに惚れてもらえるようなギイにならなきゃな。」
くしゃり。とまおの頭を撫でると「えへへ。」と照れ笑いを浮かべて嬉しそうなまお。
・・・ま、いっか。どっちでも。
たくみくんの撮影が終れば、まおの勘違いも直るだろうし。
でも、顔を合わせれば「ギイ、愛してるよ。」と言われ。
「じゃあ。また明日~~。ギイ、愛してるよ。」と手を振られ。
正直、すっかりその気になってしまっていた。
それからも、「たくみくんの二人。」というスタンツで取材を受けたり、
「まおのことも愛してますよ。もちろん。」とか、「ギイ。愛してるよ。」なんて自然に言うようになり。
まおの肩を抱き寄せると、まおも体重をあずけてくれる重みが心地よかったりして。
まおを意識したのは、あの天使の寝顔にキスしちゃったところかな?と思うけれど、
自然に親密になって、普通にコイビトがするように一緒にごはん食べに行ったり、遊んだり。
いつから、なんてわからないぐらい自然に付き合ってるような関係だったんだ。
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んーーー???イマイチな終わりだなあ。でも、これで一旦おしまいです。
どこから。とかはっきり言葉にしなくても、自然に一緒にいるようになったのかなあ?って気もしてきたんだよね~~。
キスとかまでした割りに、オチなしでごめんなさいいいいいい。