「おっつかれさま~~!!」
「おつかれえ~~。」

「ああ。お腹空いたあ。」
「久々に、4人そろったし、晩メシでも行く?」

ほんと、お腹ぺこぺこ・・・。
このまま、みんなと外食して帰っちゃいたい誘惑にも駆られるけど。

「ごめんね。今日は、パス。」
「なんか、先約?まお。」
「うん。ちょっとね・・・。」

えへへ~~。とごますけれど。
ついつい幸せオーラ全開で何にも言ってないのに、みんなが「おっ!!」って顔をする。

「何だよお。今日もおうちデートってか?」
「はいはい。365日恋してるもんなあ。まおは。」
「・・・お前、わかりやすすぎっ!!さっきまでの柊介の顔と全然違うしっ!!」

なんて、みんなに冷やかされ、嬉しいやら、恥ずかしいやら、やっぱり嬉しいやら。

「そっかあ。愛する旦那さんが待ってるんだもんな。そりゃあ、空腹も我慢できるよなあ。」
「ほんと、ほんと。まお、ずっと口癖みたいにお腹空いた~~って言ってたくせに。」
「・・・・今日は、どっちが作るの?」

こうやって、普通に話ししてくれるみんなが大好き。
自然体でいれるメサイヤの仲間。

「えと・・・。早く帰ったほうが・・・。だから、帰ってみないとわかんない。」

わかんないけど。
なんだか、今日はドアを開ければ大ちゃんのすらりとした背中がエプロンをしてキッチンに立っているような気がして。

「じゃあ。ごめんねっ!!先、帰るねっ!!」

「おう。気をつけてな。」
「また、明日~~!!」
「デート楽しんでな~~。」

いそいそと、稽古着をバックに詰めて、大ちゃんにプレゼントしてもらったばかりのマフラーと手袋をはめて。


ぴゅううううううううう。


ドアを開けた瞬間に、身を切るような風が吹き付けるけれど。

愛しい恋人の元へと駆けつけるための道だと思えば、寒さだってへっちゃらだ。


大ちゃん。今日はあったかいホワイトシチューが食べたいな・・・・。

ああ。早く会いたい。

大ちゃんの家までの距離が、もどかしくて。

弾む息に、自分が小走りになっていたことに気がつく。


ふふっ。かわいいなあ。おれ。

ぐうううう。と空腹を訴える胃をさすりながら、こんな自分を愛おしく感じた。



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最近、ブログ更新のたびに「お腹空いたあ。」と叫んでいるまお君。

この前だって、カフェで台本読み。って、カフェなら食べればいいじゃんっ!!
もう。お家で大ちゃんと食べたいから、我慢してるのね~~。

そんで、それをわざわざ報告してくれるのね~~!!
もう、のろけたいんでしょ!?まお君っ!!

って、思ってたの~~~。