朝、起きると大ちゃんの腕の中のぬくもりに包まれている。
ああ。いつもの日常がここにある幸せ。
「おはよ。まお。メリー・クリスマス。」
「ふふ。メリー・クリスマス。大ちゃん。」
ふふふ。と微笑みあいながら、ちゅ。ちゅ。とキスを交わす。
「背中、大丈夫?」
「うん。動くとちょっと痛いけど。」
「ごめんな。稽古、アクションあるのに。」
「いいよお。おれだって、・・・したかったんだし。」
大ちゃんのピアノを聞いて、愛を感じて、あの場で抱きしめられたかった。
最高に幸せなひと時だったよ?
「エアコン・・・。」
「入れてくるから、まお、ちょっと待ってな。」
ちゅ。とヒトツキスをくれてから、エアコンのスイッチを入れてすぐに戻ってきてくれる大ちゃん。
「ああ。またこうやってクリスマスを過ごせたな。」
「うん。ほんと、幸せだね。」
神様のくれたプレゼント。
二人をめぐり合わせてくれて、愛しあうように導いてくれて。
もしかしたら、一生出会わないまま過ぎ行く人生だったのかもしれないのに。
「ほんと、俳優になってよかったなあ。」
「・・・・なんだ?急に。」
「う~ん。うまく言えないんだけど、みんなに夢を与えられたり、幸せをもらったりももちろんなんだけど、この世界に入ってなかったら、大ちゃんとも出会わなかったかもしれないし。
もし、出逢ったとしえも、遠い世界の憧れの人、で終ってただろうなあ。と思うとさ・・・。不思議な感じ。」
「ああ。そうだな・・・。」
頭を引き寄せて、頭をなでなでしてくれる大ちゃんの大きな掌。
そう。
がむしゃらにこの世界に飛び込んできて。
ずうっと大ちゃんが側にいてくれて。
デザインの勉強だって、大ちゃんがいなかったらもしかしたら趣味のままで諦めていたかもしれない。
でも、待っていてくれる人がいる。
どんな時でも、背中を押して、落ち込んだときには優しく包み込んでくれる存在がある。
そんな安心感がおれを強くしてくれる。
かけがえのない存在。
「大ちゃん、お仕事まで今日はゆっくりしよ?」
「ああ。たまにはそんな日も悪くないな・・・・。」
お互いの素肌をまさぐりあい、思いのままにキスの雨を降らす。
「いってらっしゃい。大ちゃん。」
「いってきます。まお。」
まったりとした時間をたっぷり過ごした心地よいけだるさに包まれて、いってらっしゃいのハグをする。
「・・・・この、ツリーとも今日でお別れだな。」
大ちゃんと一緒に飾り付けた小さなクリスマス・ツリー。
「・・あれ?」
ツリーの根元にある、雪の結晶の模様の入った真っ白いカード。
開いてみると、大ちゃんの流れるような綺麗な字で、メッセージがしたためてあった。
メリー・クリスマス。まお。
人間の罪を許してくださる代価として、キリストの誕生したこの日。
うまく伝えあえなくて誤解することや、すれ違うこともあるかもしれないけど、
お互いを信じてこれからも愛し合ってゆこう。
どんなことがあっても、もまおを愛してる。
それだけを、信じていてくれな。
じゃ、今日も稽古がんばって。
大輔。
「ふふふっ。もう、大ちゃんてば・・・。」
やっぱり、感動の涙を再び流してしまって。
「おれ、大ちゃんと付き合ってから、すっごくすっごく涙もろくなったよなあ。」
だって、何をされたら嬉しいか、を完璧に把握していて、それでいていつもさらり。と自然にしてくれる。
いつも、後から気がついてその愛情の深さに胸がいっぱいになって、涙がこぼれてしまう。
「うん。メリー・クリスマス。信じてるよ。大ちゃん。いつも、ありがとお。」
大ちゃんの流れるような文字に、ちゅ。とキスをした。
ああ。いつもの日常がここにある幸せ。
「おはよ。まお。メリー・クリスマス。」
「ふふ。メリー・クリスマス。大ちゃん。」
ふふふ。と微笑みあいながら、ちゅ。ちゅ。とキスを交わす。
「背中、大丈夫?」
「うん。動くとちょっと痛いけど。」
「ごめんな。稽古、アクションあるのに。」
「いいよお。おれだって、・・・したかったんだし。」
大ちゃんのピアノを聞いて、愛を感じて、あの場で抱きしめられたかった。
最高に幸せなひと時だったよ?
「エアコン・・・。」
「入れてくるから、まお、ちょっと待ってな。」
ちゅ。とヒトツキスをくれてから、エアコンのスイッチを入れてすぐに戻ってきてくれる大ちゃん。
「ああ。またこうやってクリスマスを過ごせたな。」
「うん。ほんと、幸せだね。」
神様のくれたプレゼント。
二人をめぐり合わせてくれて、愛しあうように導いてくれて。
もしかしたら、一生出会わないまま過ぎ行く人生だったのかもしれないのに。
「ほんと、俳優になってよかったなあ。」
「・・・・なんだ?急に。」
「う~ん。うまく言えないんだけど、みんなに夢を与えられたり、幸せをもらったりももちろんなんだけど、この世界に入ってなかったら、大ちゃんとも出会わなかったかもしれないし。
もし、出逢ったとしえも、遠い世界の憧れの人、で終ってただろうなあ。と思うとさ・・・。不思議な感じ。」
「ああ。そうだな・・・。」
頭を引き寄せて、頭をなでなでしてくれる大ちゃんの大きな掌。
そう。
がむしゃらにこの世界に飛び込んできて。
ずうっと大ちゃんが側にいてくれて。
デザインの勉強だって、大ちゃんがいなかったらもしかしたら趣味のままで諦めていたかもしれない。
でも、待っていてくれる人がいる。
どんな時でも、背中を押して、落ち込んだときには優しく包み込んでくれる存在がある。
そんな安心感がおれを強くしてくれる。
かけがえのない存在。
「大ちゃん、お仕事まで今日はゆっくりしよ?」
「ああ。たまにはそんな日も悪くないな・・・・。」
お互いの素肌をまさぐりあい、思いのままにキスの雨を降らす。
「いってらっしゃい。大ちゃん。」
「いってきます。まお。」
まったりとした時間をたっぷり過ごした心地よいけだるさに包まれて、いってらっしゃいのハグをする。
「・・・・この、ツリーとも今日でお別れだな。」
大ちゃんと一緒に飾り付けた小さなクリスマス・ツリー。
「・・あれ?」
ツリーの根元にある、雪の結晶の模様の入った真っ白いカード。
開いてみると、大ちゃんの流れるような綺麗な字で、メッセージがしたためてあった。
メリー・クリスマス。まお。
人間の罪を許してくださる代価として、キリストの誕生したこの日。
うまく伝えあえなくて誤解することや、すれ違うこともあるかもしれないけど、
お互いを信じてこれからも愛し合ってゆこう。
どんなことがあっても、もまおを愛してる。
それだけを、信じていてくれな。
じゃ、今日も稽古がんばって。
大輔。
「ふふふっ。もう、大ちゃんてば・・・。」
やっぱり、感動の涙を再び流してしまって。
「おれ、大ちゃんと付き合ってから、すっごくすっごく涙もろくなったよなあ。」
だって、何をされたら嬉しいか、を完璧に把握していて、それでいていつもさらり。と自然にしてくれる。
いつも、後から気がついてその愛情の深さに胸がいっぱいになって、涙がこぼれてしまう。
「うん。メリー・クリスマス。信じてるよ。大ちゃん。いつも、ありがとお。」
大ちゃんの流れるような文字に、ちゅ。とキスをした。