地元に帰ってきて、ほとんど毎日顔を合わせていて。
今更こんなに意識するなんて自分でもおかしいな。と思うけれど。
めちゃくちゃお互いの存在を意識しているのに、じっと黙ったまま距離を置いてついてくるまお。
カチャリ。
玄関の鍵を開ける手が、わずかに震える。
・・・情けないような、そんな自分が愛おしいような。
こんなにもどうしていいかわからないぐらい、まおのことが大切で、ずっと好きだったんだなあ。
と改めて思う。
ベッドルームに入ると、制服をテーブルに置いたまおが、きゅっと背中のシャツをつかんでくる。
「大ちゃん・・・。好きだよ?」
「ああ。俺も・・・。」
抱きしめあうのに、それ以上どうしてよいのかわからない二人。
ドキドキと胸から伝わる鼓動が、求め合っていることは饒舌に語っているのに。
「ひとまず、シャワーでも浴びるか?」
「うん・・・。」
まおをバスルームに見送って、意味もなく乱れてもいないシーツを整えてみたり、
どうせ自分もシャワーを浴びるのに、鏡の前で髪の毛の乱れを整えてみたり。
ああ。どうしよう・・・。
何を用意すればいいんだろう・・・。
男のエチケットのゴム・・・はまおには必要ないだろうし。
・・・ああ、なんかまおの苦痛が少しでも減って、リラックスできるような・・・・。
うろうろと部屋中を歩き回って見つけたのは、最近まおがはまっているアロマオイル。
「大ちゃん、疲れたでしょ~~?」とよくハンドマッサージをしてくれるときに使っている。
片っ端から、クンクンと香りを嗅いでいって、すっかり鼻がおかしくなりそうになるけれど。
正直、どの香りが一番リラックスできるのかなんてわからない。
・・・う~~ん。
やっぱりローズヒップが一番甘いけど、さわやかさもあってエロくなりすぎなくていいかな・・・。
すりガラスから透けるまおの肌色にドキドキしながら、シーツに数的オイルを垂らす。
・・あとは、いざ!!というときのために・・・・。
紅色に輝く硝子瓶を、ベッドサイドに置く。
コトリ。という音さえ、胸の高鳴りを後押しするBGMで・・・。
「大ちゃん。お先~~~。」
こんなに意識しまくっている俺に対して、まおはなんだかシャワーを浴びて気分もすっきり。
って感じでいつもとなんら変わりのない笑顔を向けてくれる。
「わあ。いい匂い~~。これ、ローズヒップだよねっ!!」
腰にバスタオルを巻いたまま、無邪気にベッドに飛び込むまお。
9歳も年上がゆえに、先回りして色々考えてしまうけれど、
まおはいつだって無邪気な天使のようで、俺の心配なんて吹き飛ばしてしまう。
そんなまおに何度救われたかな・・・。
まおを守りきれるようなオトナになろう。
そう決心したけれど、この2年間の間にありのままの自分とまおの関係で新しい歴史をつくっていけばいいか。と思えるようになった。
「やっぱり、大ちゃんのベッド、気持ちいい~~。」
なんてバタバタしているまおを見て、ふふっと自然と笑みがこぼれて。
「じゃあ、俺もシャワー浴びてくる。」
どんなふうに16年間の思いを伝え合おう・・・・。
なんて、ベッドでジタバタしている可愛い、愛おしいまおの背中を思い出しながら頭からシャワーを浴びた。
今更こんなに意識するなんて自分でもおかしいな。と思うけれど。
めちゃくちゃお互いの存在を意識しているのに、じっと黙ったまま距離を置いてついてくるまお。
カチャリ。
玄関の鍵を開ける手が、わずかに震える。
・・・情けないような、そんな自分が愛おしいような。
こんなにもどうしていいかわからないぐらい、まおのことが大切で、ずっと好きだったんだなあ。
と改めて思う。
ベッドルームに入ると、制服をテーブルに置いたまおが、きゅっと背中のシャツをつかんでくる。
「大ちゃん・・・。好きだよ?」
「ああ。俺も・・・。」
抱きしめあうのに、それ以上どうしてよいのかわからない二人。
ドキドキと胸から伝わる鼓動が、求め合っていることは饒舌に語っているのに。
「ひとまず、シャワーでも浴びるか?」
「うん・・・。」
まおをバスルームに見送って、意味もなく乱れてもいないシーツを整えてみたり、
どうせ自分もシャワーを浴びるのに、鏡の前で髪の毛の乱れを整えてみたり。
ああ。どうしよう・・・。
何を用意すればいいんだろう・・・。
男のエチケットのゴム・・・はまおには必要ないだろうし。
・・・ああ、なんかまおの苦痛が少しでも減って、リラックスできるような・・・・。
うろうろと部屋中を歩き回って見つけたのは、最近まおがはまっているアロマオイル。
「大ちゃん、疲れたでしょ~~?」とよくハンドマッサージをしてくれるときに使っている。
片っ端から、クンクンと香りを嗅いでいって、すっかり鼻がおかしくなりそうになるけれど。
正直、どの香りが一番リラックスできるのかなんてわからない。
・・・う~~ん。
やっぱりローズヒップが一番甘いけど、さわやかさもあってエロくなりすぎなくていいかな・・・。
すりガラスから透けるまおの肌色にドキドキしながら、シーツに数的オイルを垂らす。
・・あとは、いざ!!というときのために・・・・。
紅色に輝く硝子瓶を、ベッドサイドに置く。
コトリ。という音さえ、胸の高鳴りを後押しするBGMで・・・。
「大ちゃん。お先~~~。」
こんなに意識しまくっている俺に対して、まおはなんだかシャワーを浴びて気分もすっきり。
って感じでいつもとなんら変わりのない笑顔を向けてくれる。
「わあ。いい匂い~~。これ、ローズヒップだよねっ!!」
腰にバスタオルを巻いたまま、無邪気にベッドに飛び込むまお。
9歳も年上がゆえに、先回りして色々考えてしまうけれど、
まおはいつだって無邪気な天使のようで、俺の心配なんて吹き飛ばしてしまう。
そんなまおに何度救われたかな・・・。
まおを守りきれるようなオトナになろう。
そう決心したけれど、この2年間の間にありのままの自分とまおの関係で新しい歴史をつくっていけばいいか。と思えるようになった。
「やっぱり、大ちゃんのベッド、気持ちいい~~。」
なんてバタバタしているまおを見て、ふふっと自然と笑みがこぼれて。
「じゃあ、俺もシャワー浴びてくる。」
どんなふうに16年間の思いを伝え合おう・・・・。
なんて、ベッドでジタバタしている可愛い、愛おしいまおの背中を思い出しながら頭からシャワーを浴びた。