初めて出逢ったときは、まだあどけない少年で、何事にもひたむきで、
でも人見知りで、不器用で・・・・。
放っておけないあぶなっかしさ。
かまわずにはいられない、幼さ。
を感じて常に輪の中に自然に入れるように、と気を配っていた。
日ごとに笑顔の増えてゆくまおを見ているうちに、ほんわかとした安らぎのようなものを覚えるようになり。
虹色のキャストが決まったとき、たくみがまおで・・。と思うととても自然にギイの感情を受け入れられた。
そう。
隣でくいいるように「春風にささやいての画面を食い入るように見詰めている横顔。
誰がみても愛らしくて仕方がないであろうまお。
こんなまおに・・・。いや、たくみに恋心を抱くのは、無理もない。と思わせてくれるような存在。
本当に、高校生に戻ったように、まおと和気あいあいとトキメキを演じるのは楽しくて、楽しくて。
ずうっと撮影が続けばいいのにな?なんてついつい思ってしまうような現場で。
だからこそ、全力投球で撮り終えて。
美貌で再び声がかかったとき、またまおと恋人同士を演じれる。
そう思うだけで、初恋のようなトキメキを覚えた。
「・・・・だいちゃ・・。すき・・・・。」
音楽堂で、睫毛を震わせながら無意識につぶやかれるまおのささやき。
演技に入り込みすぎての感情の昂ぶり?
でも、今、大ちゃんって・・・・。
空耳か?と思うけれど、うっとりと身を任せきったまおからは再び名前を呼ばれることはなくて。
その夜は、隣にまおが寝ている、というだけでなんだか意識してしまって・・・・。
気がつけば、反応してしまっている俺自身に自分でも驚いて。
や・・・。俺、別にまおのことそんな対象では見てない・・・はず・・・。
相変わらず、幸せそうにすーすーと寝息を立てながら天使のように眠っているまおの顔を見ると、
ドキンと跳ね上がる心臓。
「マジ・・か・・・?俺・・・。」
ふふ。だいちゃ・・。なんてタイミングよく寝言を言いながら微笑んでくれるものだから。
思わずその唇にキスしたくなってしまう。
まおは・・・。どうなんだろう・・・。
お互い恋人同士という役柄の設定上、ラブラブなんですよ~~。というアピールをしてきたけれど。
もちろん、仕事上のことだからプライベートでの気持ちを伝え合ったことはない。
「今日で撮影も最後だな・・・。なんか寂しいな。」
「うん。本当だね・・・・。」
ベッドに向かい合わせに座りながら、撮影の思いで話を語る。
「相手がまおで、本当によかったよ。自然に気持ちが入って・・・。まおのこと好きだから・・・。」
「ふふ。ありがとお。大ちゃん。おれも好きだよ?」
少しはにかみながら、にっこりと笑うまお。
・・・なんか、あまりにもあっさり告白を受理されてしまって・・・。
実感が沸かなくて、まおとの距離を縮めるとぎゅと抱きしめる。
「まお?今の告白だからな。わかってる?」
「・・・・うん・・・・。・・・えええっ!!??そうなのっ!?」
ガバッと俺から離れ、瞳をまん丸に見開いているまお。
「そう。本気でまおのことが好きだから・・。」
「大ちゃん・・・。」
言葉より実力行使。
まあるく見開かれたまおの瞳が、またまたあまりにも可愛らしくて・・・。
気がつけば自分の気持ちに素直に従ってしまっていた。
ふんわりと重ねられた唇が離れてもなお、ぱちぱちと瞬きを繰りかえしているまお。
「・・・・まお・・・?」
「・・・どうしよう・・・。ドキドキする・・・。」
自分の胸を押さえて、俯くまおからは、まだ驚きの表情のほうが強くて、俺の気持ちが伝わったのかそうかが読めない。
「大ちゃん・・・・。」
そんなすがるように見詰められても。
「どうしよう・・・。おれも大ちゃんのこと・・・。真剣に好き・・・かも・・・・。」
・・・かも??
一気にあがりかけたテンションが、ガクンと下がる。
「じゃあ、まお。キスされてうれしい・・・?」
「んん・・・。」
再びゆっくりと唇を重ねてゆく。
今度は、ただただびっくりするだけじゃなくて、ちゃんと受止めてくれるキス。
何度も、何度も角度を変えて、まおが甘く吐息を漏らし始めるまでキスをする。
ゆっくりと見つめあいながら離れると、潤んだような瞳で
「おれも、大ちゃんが好き・・・・。」
とささやきながら、ぎゅっと抱きついてくる。
-------------------------------------------------
なんて告白。があったのだけれど。
本日は、ブギナイの鑑賞会。
あまりにもはっきりと「男の人に告白されたことは・・・ゼロです!!」
って言い切るまおに、思わず突っ込んでしまう。
「お前~~。ほんと、罪作りなヤツだよなあ。」
「ええ~~?なんで?」
きょとん、と見詰め返すまお。
「お前、いっぱい告白されてるだろうが。」
「え~~。されてないよお。」
なんで大ちゃんがそんなこと言うんだよお。とばかりにぶすくれるまお。
本当に、天然最強キャラだな。
まお、かわいい。まお、大好き。
そう言われるたびに「そんなことないですよお。でも、ありがとうございます。」
なんてさらり。と?ばっさり??切り捨ててしまうまお。
本人は告白されたと気がついていないものだから、本当に悪気もなくキラッキラの笑顔で
にっこり、とやり返し・・・・。
あああWW
気の毒に・・・・。
と思ったことが何度あることか。
まあ、その天然100%果汁!!て感じのまおに救われて、
こんなに色香を振りまいているのに自然と自己防衛できていて、
今のところ悪い虫がつく心配が少ないのだけれど。
「俺、スルーされなくて、よかった・・・。」
「・・・ん?なあに?」
「ふふ。何でもないよ。・・・愛してるよ?まお。」
「・・・・変な大ちゃん。」
ぎゅっと抱き寄せて、ちゃんと受理された告白の重みを確かめるようにキスをした。
------------------------------------------------
あははっ。なんか後半部分の「告白されたことない。」のは、まお君が気がついてないだけでしょ~~??を書きたかっただけなんですが、前半メインになっちゃったかな??
ひさしぶりのタクミクン~~~。
なんか設定いろいろになっちゃったけど、現在の安定の大マオさんを書いている私からは、こんな
かわいい告白もありかな~~??って思えてきて。
さあさあ。
ちょこっと夕寝したら、元気になってどうしてもお話書きたくなって反対に夜更かしになっちゃったWW
おやすみなさ~~い。
でも人見知りで、不器用で・・・・。
放っておけないあぶなっかしさ。
かまわずにはいられない、幼さ。
を感じて常に輪の中に自然に入れるように、と気を配っていた。
日ごとに笑顔の増えてゆくまおを見ているうちに、ほんわかとした安らぎのようなものを覚えるようになり。
虹色のキャストが決まったとき、たくみがまおで・・。と思うととても自然にギイの感情を受け入れられた。
そう。
隣でくいいるように「春風にささやいての画面を食い入るように見詰めている横顔。
誰がみても愛らしくて仕方がないであろうまお。
こんなまおに・・・。いや、たくみに恋心を抱くのは、無理もない。と思わせてくれるような存在。
本当に、高校生に戻ったように、まおと和気あいあいとトキメキを演じるのは楽しくて、楽しくて。
ずうっと撮影が続けばいいのにな?なんてついつい思ってしまうような現場で。
だからこそ、全力投球で撮り終えて。
美貌で再び声がかかったとき、またまおと恋人同士を演じれる。
そう思うだけで、初恋のようなトキメキを覚えた。
「・・・・だいちゃ・・。すき・・・・。」
音楽堂で、睫毛を震わせながら無意識につぶやかれるまおのささやき。
演技に入り込みすぎての感情の昂ぶり?
でも、今、大ちゃんって・・・・。
空耳か?と思うけれど、うっとりと身を任せきったまおからは再び名前を呼ばれることはなくて。
その夜は、隣にまおが寝ている、というだけでなんだか意識してしまって・・・・。
気がつけば、反応してしまっている俺自身に自分でも驚いて。
や・・・。俺、別にまおのことそんな対象では見てない・・・はず・・・。
相変わらず、幸せそうにすーすーと寝息を立てながら天使のように眠っているまおの顔を見ると、
ドキンと跳ね上がる心臓。
「マジ・・か・・・?俺・・・。」
ふふ。だいちゃ・・。なんてタイミングよく寝言を言いながら微笑んでくれるものだから。
思わずその唇にキスしたくなってしまう。
まおは・・・。どうなんだろう・・・。
お互い恋人同士という役柄の設定上、ラブラブなんですよ~~。というアピールをしてきたけれど。
もちろん、仕事上のことだからプライベートでの気持ちを伝え合ったことはない。
「今日で撮影も最後だな・・・。なんか寂しいな。」
「うん。本当だね・・・・。」
ベッドに向かい合わせに座りながら、撮影の思いで話を語る。
「相手がまおで、本当によかったよ。自然に気持ちが入って・・・。まおのこと好きだから・・・。」
「ふふ。ありがとお。大ちゃん。おれも好きだよ?」
少しはにかみながら、にっこりと笑うまお。
・・・なんか、あまりにもあっさり告白を受理されてしまって・・・。
実感が沸かなくて、まおとの距離を縮めるとぎゅと抱きしめる。
「まお?今の告白だからな。わかってる?」
「・・・・うん・・・・。・・・えええっ!!??そうなのっ!?」
ガバッと俺から離れ、瞳をまん丸に見開いているまお。
「そう。本気でまおのことが好きだから・・。」
「大ちゃん・・・。」
言葉より実力行使。
まあるく見開かれたまおの瞳が、またまたあまりにも可愛らしくて・・・。
気がつけば自分の気持ちに素直に従ってしまっていた。
ふんわりと重ねられた唇が離れてもなお、ぱちぱちと瞬きを繰りかえしているまお。
「・・・・まお・・・?」
「・・・どうしよう・・・。ドキドキする・・・。」
自分の胸を押さえて、俯くまおからは、まだ驚きの表情のほうが強くて、俺の気持ちが伝わったのかそうかが読めない。
「大ちゃん・・・・。」
そんなすがるように見詰められても。
「どうしよう・・・。おれも大ちゃんのこと・・・。真剣に好き・・・かも・・・・。」
・・・かも??
一気にあがりかけたテンションが、ガクンと下がる。
「じゃあ、まお。キスされてうれしい・・・?」
「んん・・・。」
再びゆっくりと唇を重ねてゆく。
今度は、ただただびっくりするだけじゃなくて、ちゃんと受止めてくれるキス。
何度も、何度も角度を変えて、まおが甘く吐息を漏らし始めるまでキスをする。
ゆっくりと見つめあいながら離れると、潤んだような瞳で
「おれも、大ちゃんが好き・・・・。」
とささやきながら、ぎゅっと抱きついてくる。
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なんて告白。があったのだけれど。
本日は、ブギナイの鑑賞会。
あまりにもはっきりと「男の人に告白されたことは・・・ゼロです!!」
って言い切るまおに、思わず突っ込んでしまう。
「お前~~。ほんと、罪作りなヤツだよなあ。」
「ええ~~?なんで?」
きょとん、と見詰め返すまお。
「お前、いっぱい告白されてるだろうが。」
「え~~。されてないよお。」
なんで大ちゃんがそんなこと言うんだよお。とばかりにぶすくれるまお。
本当に、天然最強キャラだな。
まお、かわいい。まお、大好き。
そう言われるたびに「そんなことないですよお。でも、ありがとうございます。」
なんてさらり。と?ばっさり??切り捨ててしまうまお。
本人は告白されたと気がついていないものだから、本当に悪気もなくキラッキラの笑顔で
にっこり、とやり返し・・・・。
あああWW
気の毒に・・・・。
と思ったことが何度あることか。
まあ、その天然100%果汁!!て感じのまおに救われて、
こんなに色香を振りまいているのに自然と自己防衛できていて、
今のところ悪い虫がつく心配が少ないのだけれど。
「俺、スルーされなくて、よかった・・・。」
「・・・ん?なあに?」
「ふふ。何でもないよ。・・・愛してるよ?まお。」
「・・・・変な大ちゃん。」
ぎゅっと抱き寄せて、ちゃんと受理された告白の重みを確かめるようにキスをした。
------------------------------------------------
あははっ。なんか後半部分の「告白されたことない。」のは、まお君が気がついてないだけでしょ~~??を書きたかっただけなんですが、前半メインになっちゃったかな??
ひさしぶりのタクミクン~~~。
なんか設定いろいろになっちゃったけど、現在の安定の大マオさんを書いている私からは、こんな
かわいい告白もありかな~~??って思えてきて。
さあさあ。
ちょこっと夕寝したら、元気になってどうしてもお話書きたくなって反対に夜更かしになっちゃったWW
おやすみなさ~~い。