「ま~おっ。そろそろ行くよ?」
「あっ。まって~~。」
ベランダに声を掛けると、ときどきはあ。はあ。と白い息を掌に吐きかけながら洗濯モノを干してくれているまお。
今日はまおもお出かけのため、朝や早くから家事をこなしてくれている。
まおの横顔を、朝焼けがオレンジ色に染める。
愛しくも美しい恋人が更に輝かしく照らされて。
「きれいだな・・・・。」
思わず見とれてしまう。
俺のことを思いながら、二人分の洗濯を寒い中干してくれているまお。
そんな光景を映し出してくれる朝焼け。
パタパタ。と走ってきたまおが、ぎゅっと抱きついてきて、「いってらっしゃい。」とキスをくれる。
抱きしめ返したまおの身体はひんやりと冷たくて。
「まお。無理するなよ?」
「・・・ん?」
「寒かったら、俺帰ってきてから乾燥機回しにいってもいいし。」
「大丈夫だよお。これぐらい。大ちゃんのためになにかできるの、幸せだもん。」
ふふ。と嬉しそうに笑うまお。
あまりにもその姿が愛おしくて、ぎゅうううっと抱きしめた。
「朝からそんなこと言われたら、いけなくなるじゃんか。」
「ははっ。がんばって、いってらっしゃい?」
再び、ちゅ。とキスをされて。ポンポンとあやすように背中を叩かれ。
道に出てからふと振り返ると。
洗濯モノを完璧に干し終わっているのに、白い息を吐きながらずうっと見送ってくれているまおの姿があった。
もしかして、毎日・・・・。
胸がじんわりと熱くなって、思わずこぼれそうになる涙をこらえながら、胸の前で小さく手をふった。
気がついたまおも、にぱあ、と笑って小さく手を振り返してくれる。
こんな小さな意思疎通だけれど、あふれかえる愛おしさは無限大。
「あっ。まって~~。」
ベランダに声を掛けると、ときどきはあ。はあ。と白い息を掌に吐きかけながら洗濯モノを干してくれているまお。
今日はまおもお出かけのため、朝や早くから家事をこなしてくれている。
まおの横顔を、朝焼けがオレンジ色に染める。
愛しくも美しい恋人が更に輝かしく照らされて。
「きれいだな・・・・。」
思わず見とれてしまう。
俺のことを思いながら、二人分の洗濯を寒い中干してくれているまお。
そんな光景を映し出してくれる朝焼け。
パタパタ。と走ってきたまおが、ぎゅっと抱きついてきて、「いってらっしゃい。」とキスをくれる。
抱きしめ返したまおの身体はひんやりと冷たくて。
「まお。無理するなよ?」
「・・・ん?」
「寒かったら、俺帰ってきてから乾燥機回しにいってもいいし。」
「大丈夫だよお。これぐらい。大ちゃんのためになにかできるの、幸せだもん。」
ふふ。と嬉しそうに笑うまお。
あまりにもその姿が愛おしくて、ぎゅうううっと抱きしめた。
「朝からそんなこと言われたら、いけなくなるじゃんか。」
「ははっ。がんばって、いってらっしゃい?」
再び、ちゅ。とキスをされて。ポンポンとあやすように背中を叩かれ。
道に出てからふと振り返ると。
洗濯モノを完璧に干し終わっているのに、白い息を吐きながらずうっと見送ってくれているまおの姿があった。
もしかして、毎日・・・・。
胸がじんわりと熱くなって、思わずこぼれそうになる涙をこらえながら、胸の前で小さく手をふった。
気がついたまおも、にぱあ、と笑って小さく手を振り返してくれる。
こんな小さな意思疎通だけれど、あふれかえる愛おしさは無限大。