「おかえり。だいちゃん。」
いつもドアを開ける音が聞こえると、ゴムまりのように飛んで行っていたおれも、5日目ともなると、ちょっと警戒してしまう。
そっと抱きしめると、微かに鼻腔をくすぐるあの香り。
やっぱり、無理だよ:・・・。きがつかないふり、なんて。
「大ちゃん・・・・。あのね・・・。愛してるよ・・・・。」
「・・・・うん。」
「あのね・・・。信じてるよ・・・・?」
「うん・・・?」
「最近変だぞ。まお。なんか、言いたいことある?それとも、・・・やっぱり、疲れた?」
稽古でくたくたで、疲れているときほど癒し、を求めておれを激しく求めてくる大ちゃん。
きっと、今までのおれの気持ちも、毎日付き合わされて疲れた。というふうに映っていたのかもしれない。
こんな、後ろめたさの微塵もみられない大ちゃんにする質問じゃないことぐらい、百も承知だけど。
こんな気持ちのままじゃ、シュタゲがんばってね。って、心から応援できないから・・・。
「・・・あのね。大ちゃん、最近、違う香水の匂い、がするの。ちょっぴりだけど。
三日前、は腕のところに口紅もついてた。疑うわけじゃないんだよ??・・・でもね。やっぱり不安で・・・・。」
「・・・えっ??」
そうなの?って顔をして、シャツを脱いでクンクンと自分で匂いをかぐ大ちゃん。
「あ・・・。言われてみれば、そうかな・・・。稽古場で、この香りかいだことる・・・。」
「・・・・誰?」
「誰だったっけ・・・??」
記憶をたどるように、視線を泳がす大ちゃん。
いつもドアを開ける音が聞こえると、ゴムまりのように飛んで行っていたおれも、5日目ともなると、ちょっと警戒してしまう。
そっと抱きしめると、微かに鼻腔をくすぐるあの香り。
やっぱり、無理だよ:・・・。きがつかないふり、なんて。
「大ちゃん・・・・。あのね・・・。愛してるよ・・・・。」
「・・・・うん。」
「あのね・・・。信じてるよ・・・・?」
「うん・・・?」
「最近変だぞ。まお。なんか、言いたいことある?それとも、・・・やっぱり、疲れた?」
稽古でくたくたで、疲れているときほど癒し、を求めておれを激しく求めてくる大ちゃん。
きっと、今までのおれの気持ちも、毎日付き合わされて疲れた。というふうに映っていたのかもしれない。
こんな、後ろめたさの微塵もみられない大ちゃんにする質問じゃないことぐらい、百も承知だけど。
こんな気持ちのままじゃ、シュタゲがんばってね。って、心から応援できないから・・・。
「・・・あのね。大ちゃん、最近、違う香水の匂い、がするの。ちょっぴりだけど。
三日前、は腕のところに口紅もついてた。疑うわけじゃないんだよ??・・・でもね。やっぱり不安で・・・・。」
「・・・えっ??」
そうなの?って顔をして、シャツを脱いでクンクンと自分で匂いをかぐ大ちゃん。
「あ・・・。言われてみれば、そうかな・・・。稽古場で、この香りかいだことる・・・。」
「・・・・誰?」
「誰だったっけ・・・??」
記憶をたどるように、視線を泳がす大ちゃん。