虹色の硝子。のコメンテタリー収録のために、お呼びがかかる。

大ちゃんと、まお。

相変わらず、大ちゃんをじっとみつめるまお。
その視線に気がついていない大ちゃん・・・・・・。

気がついているのか、わざと逸らしているのか・・・・・。
こころの中が、ぜんぶ目の表情にでてしまうまおと違って、大ちゃんは役者で、心のうちが読めない。

「まお、ほんっとうに、かわいいなあ。」
「タッキー。ファンのみなさん、わかってるから。」

-----------わかってないよ。大ちゃん。
まおが、いつまでも子供で、自分の後をついてきてくれると思ってるんだろ??

こんなにかわいいまおを、しっかり捕まえとかないと、誰かにさらわれても、知らないぞ??
後輩以上。コイビト未満。
そんな、都合のいい関係が、いつまでも続くと思ってたら、大間違いなんだから。

「おおおっ!!!スッゲー。」

ギイタクのベッドシーンも・・・・・・・。
しっかり本気モードの大ちゃん・・・・・・。

なんとも思っていない相手に、ここまで気持ち込めて、演技と言えど、男相手にできないっしょ??

いつもはかわいいまおの表情も、こんなにギイを求めて色っぽく自然な演技で。
散々、たくみをつかむのに苦労していたのに。
それだけ、ダイチャンが好きってこと、わかってんのかなあ??

キスで固くなるのも、大ちゃん相手だからだよ??
大ちゃんだから、意識しすぎるんだよ・・・・。

きっと、俺がふざけてまおにちゅ~しても、「もう。タッキーさんたらあ。」で、終るぞ??

あああ。もう、じれったいなあ。
大ちゃんに、「まおはダイチャンのこと、好きなんだよ。」って言ってやりたい。


---------ま。

まお自身も、まだまだ子供だから、「大ちゃん大好き。」が、先輩として。
って、思っている気はするけどなあ・・・。

単純に、「うわあ。こんなカッコイイ大ちゃんが、アップで・・・・・。」
とかって緊張してる気がする。

まお。それは、恋。なんだよ??
男だからとか、9歳も年上の先輩だから、とか、関係ないんだからな。