大ちゃんは、最近忙しい。
大きな舞台が立て続けにあって、毎日お稽古。台本読み。
おれだって、その背中を追いかけて毎日修行中で。
一生、ともにあゆんでゆくと約束したから。全力でダイチャンをサポートして、自分も全力で、がんばる。
だから・・・・。
せっかく、離れ離れから開放されたけれど、今は我慢・・・・・・。
お互いに、やりたいこと、やらなければならないこと。
でも、触れ合っていたいとき。
いつも、背中合わせに床にぺたんと座りこんで、お互いの世界に入り込む。
・・・・・・・そろそろ、お風呂の用意しなきゃ・・・・。
台本読みに熱中している大ちゃんの邪魔をしないように、そっと離れてバスルームへ向かう。
ザアアアアア----------------。
大空に羽ばたくダイチャンが見たくて。ずっとその背中を追いつづけて。
お仕事で忙しいのは、うれしいはずなのに・・・・・。
開け放たれた窓から聞こえる虫の音の音が、胸をきゅううんと締め付ける。
「・・・・あれえ??なんで、なみだ・・・・・。」
気がつくと、バスタブのへりに置いた腕に、大粒のなみだが、ポタリ。ポタリ。
ふわり。と後ろから抱きしめられるあたたかい感触。
「なんで、一人で泣いてるんだよ・・・・・・。」
「・・・・あ。ごめん。台本読みの邪魔しちゃった・・・??」
「・・・・・まおのぬくもりがふっと消えたから、集中力も、ふっと途切れた。」
そんな大ちゃんの言葉に、また意味も分からずにぽろぽろと大粒のなみだがこぼれる。
「・・・・なんで泣くの??」
「・・・わかんない・・・・。」
「・・・・また、さみしい思いさせてる・・・・??」
「ううん・・・・。大ちゃんの側にいれて、うれしい・・・・。」
「まお・・・・。言ってることと、心が、ばらばらだよ?」
「ごめん・・・・・。だって・・・・。本当に、大ちゃんにがんばってほしいんだもん・・・。」
「ありがとな。まお・・・。でも、お前のことも、大事。それだけは、わかっててくれ、な??」
「うん。わかってる・・・・。わかってるよお・・・・・。」
台本を読まなくちゃいけないのに。
おれが離れた気配を感じて、様子を伺いにきてくれる大ちゃん。
そんなやさしさが、痛いほど心に沁みて。
やっぱり、なんだか涙がこぼれてしまう。
「・・・・わがまま、言っていいんだぞ?まお?」
「うんっ・・・。でも、うれしいの。さみしいけど、うれしいの。ああ。もう、言ってること、無茶苦茶・・・。」
ぎゅうううって、抱きしめられて、大ちゃんの胸の鼓動を聞いて。
ああ。おれの居場所はここにある・・・・。
そんな、安心感に包まれて。
「・・・・ねえ?キスして??」
「・・・・あいしてるよ。まお・・・・・。いつだって。いつまでも。」
ふわり、と唇をかさねて、お互いのあたたかい体温を感じあった・・・・・。
大きな舞台が立て続けにあって、毎日お稽古。台本読み。
おれだって、その背中を追いかけて毎日修行中で。
一生、ともにあゆんでゆくと約束したから。全力でダイチャンをサポートして、自分も全力で、がんばる。
だから・・・・。
せっかく、離れ離れから開放されたけれど、今は我慢・・・・・・。
お互いに、やりたいこと、やらなければならないこと。
でも、触れ合っていたいとき。
いつも、背中合わせに床にぺたんと座りこんで、お互いの世界に入り込む。
・・・・・・・そろそろ、お風呂の用意しなきゃ・・・・。
台本読みに熱中している大ちゃんの邪魔をしないように、そっと離れてバスルームへ向かう。
ザアアアアア----------------。
大空に羽ばたくダイチャンが見たくて。ずっとその背中を追いつづけて。
お仕事で忙しいのは、うれしいはずなのに・・・・・。
開け放たれた窓から聞こえる虫の音の音が、胸をきゅううんと締め付ける。
「・・・・あれえ??なんで、なみだ・・・・・。」
気がつくと、バスタブのへりに置いた腕に、大粒のなみだが、ポタリ。ポタリ。
ふわり。と後ろから抱きしめられるあたたかい感触。
「なんで、一人で泣いてるんだよ・・・・・・。」
「・・・・あ。ごめん。台本読みの邪魔しちゃった・・・??」
「・・・・・まおのぬくもりがふっと消えたから、集中力も、ふっと途切れた。」
そんな大ちゃんの言葉に、また意味も分からずにぽろぽろと大粒のなみだがこぼれる。
「・・・・なんで泣くの??」
「・・・わかんない・・・・。」
「・・・・また、さみしい思いさせてる・・・・??」
「ううん・・・・。大ちゃんの側にいれて、うれしい・・・・。」
「まお・・・・。言ってることと、心が、ばらばらだよ?」
「ごめん・・・・・。だって・・・・。本当に、大ちゃんにがんばってほしいんだもん・・・。」
「ありがとな。まお・・・。でも、お前のことも、大事。それだけは、わかっててくれ、な??」
「うん。わかってる・・・・。わかってるよお・・・・・。」
台本を読まなくちゃいけないのに。
おれが離れた気配を感じて、様子を伺いにきてくれる大ちゃん。
そんなやさしさが、痛いほど心に沁みて。
やっぱり、なんだか涙がこぼれてしまう。
「・・・・わがまま、言っていいんだぞ?まお?」
「うんっ・・・。でも、うれしいの。さみしいけど、うれしいの。ああ。もう、言ってること、無茶苦茶・・・。」
ぎゅうううって、抱きしめられて、大ちゃんの胸の鼓動を聞いて。
ああ。おれの居場所はここにある・・・・。
そんな、安心感に包まれて。
「・・・・ねえ?キスして??」
「・・・・あいしてるよ。まお・・・・・。いつだって。いつまでも。」
ふわり、と唇をかさねて、お互いのあたたかい体温を感じあった・・・・・。