まおにあんなツライ思いをさせてしまった翌日。
それでも、今まで気がつかずにずっとまおの愛情に甘えているだけだったことに気がつかせてくれて、理解しあえて。
今までよりも、もっと深いところで、まおのことを大切に思えるようになった。
今日は、「お仕事終了。」からのTELがなかなかかかってこない。
そっか・・・。クランクインだもんな・・・。スタッフさんとわいわいやってるのかな・・・??
それでも、昨日みたいに心がざわつくことはなく、明日まおが帰ってくるという喜びと、まおをどっしりと待ってやろう。という安定感で、むしろ心が穏やかで。
まおがひな鳥でないのなら、大空を羽ばたくまおが、安心して休息できる大木になろう。というような気持ちでまおのことを待ちわびる。
決して、寂しくないことないけれど。
会いたい気持ちが薄れるわけではないけれど。
つまらない、漠然とした不安でまおを傷つけてしまわないように。
自分のペースで、風呂に入り、食事をして。
もしかしたら、まおは今日は疲れて打ち上げのあと、そのまま寝てしまったのかな・・・?と思う頃。
新着メールを告げる音。
<明日、この飛行機で帰ります。まだ、みんなわいわいやってます。
午前中も稽古があるから、明日も早起き!!がんばるね~~>
と、空港チケットのシャメつきメール。
もう、明日からは毎日会えるのだから。
お互いに仕事がぎっしりで、おかえりなさいはできないかもしれないけれど、夜中、ゆっくりしよう・・・・。
お互いが、満たされるまで、朝までだって、愛し合おう・・・・。
そう、心に決めて、ベッドに入る・・・・・。
けれど。
頭はすっかりと冴えてしまって、眠れない。
まおの声をきかないと、安眠できない・・・・。
ああ。頭では理解できていても、ついていかないこの感情。
やっぱり、俺ってあんまりにあんまりだなあ・・・・。
枕もとの時計を見やると、まだ10時過ぎ。
そりゃあ、眠たいはずがない。
まおがいなかったら、いったい何をして過ごしていたんだろう・・・??そんなことさえも、忘れてしまっている。
TRRRRRR-------------。
まお専用の、着信音。
「まお??もう、打ち上げはいいの・・??」
「うん。まだわいわいやってるけど、明日早いから、抜けさせてもらった。」
「明日・・・・。会えるね。やっと。」
「ああ・・・。お互い、試練だったけど、お前の存在の大きさに色々と気づかされたよ。」
「飛行機で帰って・・・。そのまま稽古場、ぐらいのスケジュールだから、家、寄れないかも・・・・。」
「俺も、明日は夜中。かなあ。帰るの・・・。」
「じゃあ、結局、明日の夜・・・・??」
「そうかもな・・・。でも、仕事がんばった分、逢えたときの喜びも、きっと大きいさ。」
「ふふ。仕事の後のビールがうまいっ!!って感じ??」
「なんだよ~~。それ。どんな例えだよ・・・・。」
「くすくす。おれにとっては、わかりやすい例えなんだけど。」
「お疲れ様。・・・・明日、楽しみに待ってるから。」
「うん・・・。大ちゃんに逢えるのを楽しみに、がんばる。」
「愛してるよ。まお。」
「愛してるよ。大ちゃん。」
いつものように、ちゅっ。ちゅっ。と電話口にキスを送って、ベッドに入る。
ああ。やっぱりまおの声を聞くと、安心する・・・・・。
安らかな気持ちで、ベッドに入ったはずなのに。
なんだか、明日まおが帰ってくるのだとおもうと、そわそわしてしまって、興奮状態に陥ってしまう。
ベッドの端から端まで、ごろごろと寝返りをうって、勢いあまって、ゴロンと落ちてしまった。
「イッテ------。」
時計を見やると、もう12時を過ぎてしまっている。
「ああ。もう!!そんなに気になるなら、逢いに行っちゃえよ!!」
自分で自分に喝を入れて。
さっき、まおが送ってれたシャメを片手に、東京への到着時刻を調べて。
「・・・よし。7時に家をでれば、間に合うな・・・・。」
そう思うと、納得できて。
そこからは、眠りは浅いものの、とろとろとまどろみに落ちてゆくことができた・・・・・・。
それでも、今まで気がつかずにずっとまおの愛情に甘えているだけだったことに気がつかせてくれて、理解しあえて。
今までよりも、もっと深いところで、まおのことを大切に思えるようになった。
今日は、「お仕事終了。」からのTELがなかなかかかってこない。
そっか・・・。クランクインだもんな・・・。スタッフさんとわいわいやってるのかな・・・??
それでも、昨日みたいに心がざわつくことはなく、明日まおが帰ってくるという喜びと、まおをどっしりと待ってやろう。という安定感で、むしろ心が穏やかで。
まおがひな鳥でないのなら、大空を羽ばたくまおが、安心して休息できる大木になろう。というような気持ちでまおのことを待ちわびる。
決して、寂しくないことないけれど。
会いたい気持ちが薄れるわけではないけれど。
つまらない、漠然とした不安でまおを傷つけてしまわないように。
自分のペースで、風呂に入り、食事をして。
もしかしたら、まおは今日は疲れて打ち上げのあと、そのまま寝てしまったのかな・・・?と思う頃。
新着メールを告げる音。
<明日、この飛行機で帰ります。まだ、みんなわいわいやってます。
午前中も稽古があるから、明日も早起き!!がんばるね~~>
と、空港チケットのシャメつきメール。
もう、明日からは毎日会えるのだから。
お互いに仕事がぎっしりで、おかえりなさいはできないかもしれないけれど、夜中、ゆっくりしよう・・・・。
お互いが、満たされるまで、朝までだって、愛し合おう・・・・。
そう、心に決めて、ベッドに入る・・・・・。
けれど。
頭はすっかりと冴えてしまって、眠れない。
まおの声をきかないと、安眠できない・・・・。
ああ。頭では理解できていても、ついていかないこの感情。
やっぱり、俺ってあんまりにあんまりだなあ・・・・。
枕もとの時計を見やると、まだ10時過ぎ。
そりゃあ、眠たいはずがない。
まおがいなかったら、いったい何をして過ごしていたんだろう・・・??そんなことさえも、忘れてしまっている。
TRRRRRR-------------。
まお専用の、着信音。
「まお??もう、打ち上げはいいの・・??」
「うん。まだわいわいやってるけど、明日早いから、抜けさせてもらった。」
「明日・・・・。会えるね。やっと。」
「ああ・・・。お互い、試練だったけど、お前の存在の大きさに色々と気づかされたよ。」
「飛行機で帰って・・・。そのまま稽古場、ぐらいのスケジュールだから、家、寄れないかも・・・・。」
「俺も、明日は夜中。かなあ。帰るの・・・。」
「じゃあ、結局、明日の夜・・・・??」
「そうかもな・・・。でも、仕事がんばった分、逢えたときの喜びも、きっと大きいさ。」
「ふふ。仕事の後のビールがうまいっ!!って感じ??」
「なんだよ~~。それ。どんな例えだよ・・・・。」
「くすくす。おれにとっては、わかりやすい例えなんだけど。」
「お疲れ様。・・・・明日、楽しみに待ってるから。」
「うん・・・。大ちゃんに逢えるのを楽しみに、がんばる。」
「愛してるよ。まお。」
「愛してるよ。大ちゃん。」
いつものように、ちゅっ。ちゅっ。と電話口にキスを送って、ベッドに入る。
ああ。やっぱりまおの声を聞くと、安心する・・・・・。
安らかな気持ちで、ベッドに入ったはずなのに。
なんだか、明日まおが帰ってくるのだとおもうと、そわそわしてしまって、興奮状態に陥ってしまう。
ベッドの端から端まで、ごろごろと寝返りをうって、勢いあまって、ゴロンと落ちてしまった。
「イッテ------。」
時計を見やると、もう12時を過ぎてしまっている。
「ああ。もう!!そんなに気になるなら、逢いに行っちゃえよ!!」
自分で自分に喝を入れて。
さっき、まおが送ってれたシャメを片手に、東京への到着時刻を調べて。
「・・・よし。7時に家をでれば、間に合うな・・・・。」
そう思うと、納得できて。
そこからは、眠りは浅いものの、とろとろとまどろみに落ちてゆくことができた・・・・・・。