稽古が終わると、即効で「終わったよ。」とメールを送って。
まおからの返事を待ちながら、電車に揺られ。

今日は、電気のついた部屋に戻る。
もちろんまおいないのだけれど。
昨日の、暗い部屋と、重いドアの感覚があまりにもダメージが大きすぎて、今日は電力不足を重々承知で、電気をつけっぱなしで、朝、家をでた。

ちゃんと、食事を自炊をする。という目標を達成するべく、朝にきちんと仕掛けていたご飯の炊ける匂いが、ドアを開けるとふあんとしてきて。いるはずのないまおが、エプロンをして、「大ちゃんおかえり。」とキッチンでにっこり微笑んでくれているような、錯覚を覚える。

帰ってきたときに寂しくないように、自分で努力して家をでたけれど、いつもはさりげなく、空気のようにそんな居心地のよい空間をまおが作ってくれていたんだなあ。と、改めて、まおの存在の大きさと愛の深さをかみ締めて。

「まお・・・。あいしてるよ・・・。」

まおに愛されているこの部屋に、「なあ?お前も好きだよな。」と同意を求めながら、「あいしてる。」とつぶやく。俺の部屋、ではあるけれど、すっかりまおの色に染められて。まおの優しい愛に満たされたこの部屋。
二人暮らには、やや手狭な感じのあるこの部屋だけれど、一生引越しできそうにないな・・・・。

ちゃちゃっとできる、親子どんぶりを、とろとろの卵で一人分だけ作って、テーブルにトン。と置く。いただきます。と手を合わせて、やっぱり、向かいのイスが空っぽなことに、ため息がでてしまう。

「あ。そうだ・・・・。」

まおが尊大に照れる、ベッドサイドに飾ってあるまおのベストショットの数々から、エプロンをしてにっこり微笑んでいる一枚を選んできて、トン。と向かい合わせに置いて。

「これで、よし!!」

「今日は、あちかったよ~~。そっちも暑かったかなあ?撮影楽しんでるかあ?こっちは、順調にすすんでるよ・・・。」

なんて、一人で報告会をしながら食べていると、不思議と箸がすすんで、気がつくと食べ終わっていた。

食器を流しにつけて、風呂を洗って・・・。

戻ってくると、新着メールあり。の赤いランプ。

誰からか、なんてまだ分からないのに、その新着メールありマークを見ただけで、心が躍ってしまう自分が、なんだか愛おしい。「完璧に、まお禁断症状の診断書発行されるな・・・。」なんて、いつぞやの会話を思い出しながら、一人でにやけて。

<おしごと、終了!!>

なんて、シンプルなメール・・・・。
でも、メールを打つ時間ももどかしく、いそいそと帰り支度をしているまおの姿が想像できて、ふふふ。と口元がゆるんでしまう。

<おつかれさま。俺は、もう帰ってメシ食ってるよ~~>とメールを返して、先に風呂に入ろうかどうか迷っていると。

-----------予想通り。

一時間もしないうちに、まおからの電話。

「・・・っはあ。はあ。ただいまっ!!大ちゃん。」

-----------ぷっ。

第一声が、それ。どんなに慌てて帰ってきてくれたのか、と思うとんなんだかほほえましくて。思わず、お帰りを言う前に吹き出してしまった。

「はあ。はあ。なんで、笑うの~~!?」
「ごめん。ごめん。まおの慌てっぷりがおかしくって。全力疾走で帰ってきたんだろうなあ~~。って思ったから。」

「・・・おかえり。まお。」
「ふふ。ただいま・・・・。大ちゃん・・・・。」



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今から、盆踊りで、明日から2泊3日で旅行です。
スマホからのブログ更新ができないので、しばらく休みますが、生きてますからねえ~~~~!!!

もう、本当に時間切れなので、簡単ですが。

3日後に!!!