「うわあ!!だいちゃ~~ん。このプール、海とつかがってる~~!!」
朝食を終えて、少し下ったところにあるプールに直行する。
真っ青な空に、マリンブルーのプール。プールの水が、そのまま溢れ出し、海へと繋がっているような、錯覚を覚えるようなつくりになっている。
ふたりで、プールのへりに頬杖をついて、海をながめる。
「ねえ・・・?地球って、本当に不思議だよねえ。
たった、6時間飛行機で移動しただけで、こんなにも、景色も、ヒトも違って・・・・・。
地軸の傾きが、どうの・・・って言われたらそれまでだけど、そもそもその傾いているのだって、神秘だよねえ・・・・。」
「ああ・・・・・。結局、一周して、また同じ場所に戻って来るんだもんなあ・・・・・。
大きな輪っかになってて、みんな、繋がってるってことだよ・・・・・。この地球に住んでいる限り。」
「ふふっ・・・・・。そっかあ・・・・・。」
おれと、ダイチャン。
そのかけがえのない絆から、世界に絆がつながっていて、今回の旅みたいに、つながっていたヒトの顔が、見えたんだね。
「ねえ?だいちゃん・・・・・。」
「・・・・うん?」
「今回、このサムイ島にこれて、よかった・・・・・。もう、夕方には帰れなくちゃいけないけど・・・・。
なんだか、短い時間に、たくさんの思い出ができたよ・・・。
忙しいのに、つれてきてくれて、ありがと・・・・・。」
だいちゃんの腕が、頭をひきよせ・・・・。頭と頭を、こつんとくっつけた。
「俺が、まおといたいんだよ・・・・・。まおを、愛しているから。」
「ふふっ。うん・・・・。おれも、だいちゃんに負けないぐらい、あいしてるよ・・・・。」
------------パシャン。
小さく水の跳ねる音がして、ふわりと唇がかさねられた・・・・・・・。
きっと、世界のどこに住んでいても、運命の糸にひきよせられて、出会っていたぼくたち。
そこからは、自分達で歴史をつくりあげてゆく。
毎日の愛情と、思い出と、思いやり・・・・・。そして、恋心。
いつか言ってたよね・・・・・。おれがお菓子ばっかり食べるって話をしてたとき。
「まおが、おじいちゃんになって、入れ歯を入れる頃には、俺、いないんだろうなあ・・・。」
って・・・・・。
9歳の年の差は、縮めることはできないけれど、こうやって、思い出を重ねて。
お互いに映像のお仕事をして。
生きてきた歴史を残すことは、できる。
願わくば。
二人で手をつないで、一緒に天国へと旅立ちたいけれど・・・・・・・。
ダイチャンが、先に旅立って残されるのも、寂しいけれど、おれが先に行って、ダイチャンに悲しい思いをさせるのも嫌だから・・・・・。
叶わない、願いならば。
せめて。
一生分の愛情をお互いに注ぎあって、一人になっても飢えてしまわないように、あふれても、あふれても
愛情をそそいでゆこう。
「ねえ。だいちゃん・・・・・・・。永遠に、あいしてるよ。たとえ、この世からいなくなったとしても・・・。」
「えらく、話が飛躍するなあ・・・・・。」
ふふふ。と笑って、それでも茶化さずに、真剣に瞳を覗き込まれ。
「俺も、一生分の愛を、まおに注ぎます。」
あらためて。
もう、数え切れないぐらい、してもらっているプロポーズをしてもらった・・・・・。
「だいちゃん。だいすき!!!!」
何度でも、そうやって愛を伝えてくれるだいちゃんが、愛しくて。嬉しくて。
-----------バシャン!!
大きな水音をたてて、ダイチャンの首に抱きついた。
朝食を終えて、少し下ったところにあるプールに直行する。
真っ青な空に、マリンブルーのプール。プールの水が、そのまま溢れ出し、海へと繋がっているような、錯覚を覚えるようなつくりになっている。
ふたりで、プールのへりに頬杖をついて、海をながめる。
「ねえ・・・?地球って、本当に不思議だよねえ。
たった、6時間飛行機で移動しただけで、こんなにも、景色も、ヒトも違って・・・・・。
地軸の傾きが、どうの・・・って言われたらそれまでだけど、そもそもその傾いているのだって、神秘だよねえ・・・・。」
「ああ・・・・・。結局、一周して、また同じ場所に戻って来るんだもんなあ・・・・・。
大きな輪っかになってて、みんな、繋がってるってことだよ・・・・・。この地球に住んでいる限り。」
「ふふっ・・・・・。そっかあ・・・・・。」
おれと、ダイチャン。
そのかけがえのない絆から、世界に絆がつながっていて、今回の旅みたいに、つながっていたヒトの顔が、見えたんだね。
「ねえ?だいちゃん・・・・・。」
「・・・・うん?」
「今回、このサムイ島にこれて、よかった・・・・・。もう、夕方には帰れなくちゃいけないけど・・・・。
なんだか、短い時間に、たくさんの思い出ができたよ・・・。
忙しいのに、つれてきてくれて、ありがと・・・・・。」
だいちゃんの腕が、頭をひきよせ・・・・。頭と頭を、こつんとくっつけた。
「俺が、まおといたいんだよ・・・・・。まおを、愛しているから。」
「ふふっ。うん・・・・。おれも、だいちゃんに負けないぐらい、あいしてるよ・・・・。」
------------パシャン。
小さく水の跳ねる音がして、ふわりと唇がかさねられた・・・・・・・。
きっと、世界のどこに住んでいても、運命の糸にひきよせられて、出会っていたぼくたち。
そこからは、自分達で歴史をつくりあげてゆく。
毎日の愛情と、思い出と、思いやり・・・・・。そして、恋心。
いつか言ってたよね・・・・・。おれがお菓子ばっかり食べるって話をしてたとき。
「まおが、おじいちゃんになって、入れ歯を入れる頃には、俺、いないんだろうなあ・・・。」
って・・・・・。
9歳の年の差は、縮めることはできないけれど、こうやって、思い出を重ねて。
お互いに映像のお仕事をして。
生きてきた歴史を残すことは、できる。
願わくば。
二人で手をつないで、一緒に天国へと旅立ちたいけれど・・・・・・・。
ダイチャンが、先に旅立って残されるのも、寂しいけれど、おれが先に行って、ダイチャンに悲しい思いをさせるのも嫌だから・・・・・。
叶わない、願いならば。
せめて。
一生分の愛情をお互いに注ぎあって、一人になっても飢えてしまわないように、あふれても、あふれても
愛情をそそいでゆこう。
「ねえ。だいちゃん・・・・・・・。永遠に、あいしてるよ。たとえ、この世からいなくなったとしても・・・。」
「えらく、話が飛躍するなあ・・・・・。」
ふふふ。と笑って、それでも茶化さずに、真剣に瞳を覗き込まれ。
「俺も、一生分の愛を、まおに注ぎます。」
あらためて。
もう、数え切れないぐらい、してもらっているプロポーズをしてもらった・・・・・。
「だいちゃん。だいすき!!!!」
何度でも、そうやって愛を伝えてくれるだいちゃんが、愛しくて。嬉しくて。
-----------バシャン!!
大きな水音をたてて、ダイチャンの首に抱きついた。