タクシーに乗って、象のトレッキングができる、と言う場所につく。

------簡素な、看板。
あたりは、一面のジャングル・・・・・・・。

本当に、ここ・・・・・・???

と、思ってしまうような場所ではあるが、ちゃんと「elephant farm」の文字。

細い小道を抜けると、ぱあっと、広い広場が現れる。


大きな大人の象が、3頭と、小象が・・・・2頭。

----------うわあ!!かわいいっ!!!

現地のヒトが、「ここの階段を登って・・・・・。」とジェスチャーでしめしてくれる。

大人の象が、階段を登りきったやぐらに、ぴったりと、横につけてくれている。

ダイチャンが象の背中につけられたベンチに座り、俺の手を引いてくれる。

・・・・・・うわあ!!結構高いし・・・・揺れる・・・・・・・。


のっし、のっしと歩き出す象。

ゆっさ、ゆっさと揺れるベンチ。

振り落とされそうになって、ダイチャンの腕をしっかりつかみ・・・・。脚で踏ん張る。

・・・・・あ。靴でこんなに踏ん張ったら、かわいそうだよなあ・・・・・・。

そう思い。
象使いの少年に声を掛け、「靴を脱ぎたい。」とアピールし、とめてもらう。

うわあ。象の肌って、意外とざらざら・・・・・。足の裏が、ちくちくする。

「まおって、やっぱりやさしい、よなあ・・・・。」

なんて、優しい微笑で見守ってくれているダイチャンは、俺が振り落とされないように、しっかりと腰をしっかり支えてくれている。
もう片方の腕は、自分が振り落とされないように、手すりをしっかりつかんでいて・・・・。

・・・・・えへへっ。こんな、エスコートも、カッコイイなあ・・・・。

なんて、思いながら、ジャングルの道なき道を行く。

・・・・・あ。ランタナの花。へえ。野生で生えてるんだぁ・・・・。
・・・・・・えっ??バッファロー??野生に、ふつうにいるもんなの??

とか、ダイチャンときゃいきゃい言いながら、景色を楽しむ。

「うわあああっ!!!!」

------------図鑑でしか見たことのないような、木にぐるぐるに巻きついて、ぶら下がっている蛇・・・・。

「・・・・・・これ、毒蛇じゃ、ないよねえ??」

「・・・・・さあ?・・・・そんな怖がらなくても、象のほうが、強いでしょ。・・・・the snake have powazon??」

おれの反応が、かわいい、とばかりに、頭をくしゃくしゃっと撫でられて、でも、ちゃんと少年に確かめてくれる、優しいダイチャン。

でも、少年はにこにことして、おれ達の反応を面白がっているようで。

身近にあったバナナの葉をちぎると、渡してくる。

今度は・・・・・。毒ぐも??

「うわああああん!!」

今度こそ、両手を離して、だいちゃんの首にしっかりと抱きついてしまった・・・・・・。

その声に?動きに?驚いて・・・・・?か、さっきの蛇はどこかに行ってしまって・・・・・。

少年が、バナナの葉っぱを細く裂き、なにやら細工ごとを始める。

・・・・・・あれ?毒ぐも、でからかおうとしてたんじゃ、じゃなかったの・・・・??

「・・・・what are you doing??」

話しかけられると、にこにこっと笑顔は返してくれるが・・・・返事は何を言っているのか、さっぱりわからない。

「どうやら、彼には英語は通じないらしい・・・・・。」

彼が細工をしている間、象は暇をもてあまし、地面に落ちている椰子の実を足で踏んで潰したりして遊んでいる。
・・・・・・・・いいなあ。なんか、自由だなあ・・・・・・。

なので。ダイチャンの肩口に頭をあずけ、少年が何をしたいのかわからないけれど、待つことにした。

・・・・・待つこと、数分??

おれと、だいちゃんの手を、出してって・・・・・ジャスチャー。

・・・・・なんと!!細く裂かれたバナナの葉っぱで巧妙に編まれた、繊細なデザインのリング。


「うわあ!!すごいねえっ!!・・・・うれしいっ!!ありがとお!!」

日本語で言っても通じないかも知れないけれど、その気持ちと、手先の器用さに感動して、思いを伝えたかった。

少年は、照れたようなはにかみを返すと、象の耳の後ろを蹴って、動き出す。

・・・・・・ちゃんと、通じた・・・かな??

ふふふ・・・・。と、ダイチャンの手と並べて、指にはめられたリングをくらべっこする。

「・・・・・まお画伯、には、できないデザインだなあ・・・・・。」

「・・・・・なんだって~~!!」

なんて、冗談を言いながら。

象に乗るだけ、と思っていたのに、素敵なプレゼントまでもらって・・・・・。

あの少年の人懐っこい笑顔は、きっとずっと忘れない・・・・ね。ダイチャン・・・・・。



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初めて行ったときは、本当に楽しかった!!
さそりもいて、「キス」ってガイドさんが言ったら、ほっぺたじゃなくて、象さんの鼻が、口に・・・・・。
2回目、同じところにいったら、随分と開けていて、そんな野生のバッファローとかはいませんでしたが。

さそりをみつけて、きゃあきゃあ言って、ダイチャンにしがみつくまお君、とかも書きたかったんだけど・・・・・。

ちょっと、象さんだけで、長すぎでしょ・・・。と思ったので、カットしました・・・・・。

キスを口にされる。と知って、「ほらほら~~。」って感じで、何もしらないダイチャンにキスさせる悪戯っ子まお君、とかねえ(*^▽^*)

お話にすると、また長くなるので、ふたりのいちゃいちゃしてる感じを想像してくださ~~い('-^*)/