すっかり、この大自然の中の、小さな島、に魅せられて。

食事が済んでも、ときおり落ちる照明に、ドキドキ・わくわくしながら。

そして、それを不便、と感じずにごく自然に振舞っている現地のヒトと、お客さんの感性にも感動しながら、食後のデザートを頼んだりして、まったりとレストランですごした。

星座、なんて本で見るものだとばかり思っていたけれど、この満天の星空をひとたび見てしまったならば、
太古の人々が、ロマンを感じ、思いを馳せ、伝説をつくらずにはいられなかったんだ、ということを実感する。


・・・・・日本に帰ったら、だいちゃんと、プラネタリウムに行こう・・・・。


ぼくと、だいちゃんが運命によって、めぐりあうことができたように。
この、星空のなかにも、いろいろな、ドラマが詰まっているから・・・・・・。



部屋に帰って、簡単に荷物をほどく。

2泊3日なので、スーツケースを広げて、見やすくするだけ、で十分だ。

ひとまず、部屋着用のTシャツと、ハーフパンツをだして、っと・・・・・・。


「ま~~おっ!!これ、おそろいでもってきた。」

だいちゃんの手の上には、大き目の黒と、小さめの白、のバスローブ・・・・・。

バスローブで寝ると、朝起きたら、ぐっちゃぐちゃになっていて、実はあんまり好きじゃない。

でも、あんまり嬉しそうに大ちゃんが、「まおのぶん!!」って渡してくれるから・・・・・。

「しかたないなあ・・・。」って、受け取って、しまった。

「やったあ!!おそろい。」と喜ぶ、だいちゃんのにやけた顔といったら・・・・!!

絶対、またエロいことを考えているに、違いない。

ああ~~~!!その顔、写メにとって、だいちゃんに送ってあげたいよ。


・・・・・ま。そんな顔をさせてるんだ、って思うだけで、うれしくもあるんだけど、ネ。



先に、お風呂に入るだいちゃん。

ほかほかした湯気を頭から立ち上らせて、頭をタオルで拭き拭き部屋に入ってくる。

-----------ドキリ。

つい、先ほどのあの水も滴るいい男、ならぬ、色香したたるいい男、なだいちゃんを思い出す。
胸元の大きく開いたバスローブから、たくましい筋肉が惜しげもなくあらわにされていて。
黒い、タイトなシルエットが、その均整の取れた身体をひきたたせている。
膝が、隠れるか隠れないかのすそから、ちらりと見える、太もも・・・・・・。


ああ・・・・。エロいのは、おれの方、かな・・・・・。


思わず、すがりつきたくなる衝動を、ぐっとこらえながら、バスローブと、バスタオルをもって、シャワールームへと向かった・・・・・。