このシリーズと、少し繋がっていないかもしれませんが。
たくみくんなので、ココにテーマ分けしました。



-----------美貌より。

明日は、音楽堂の撮影の日。

二人、ベッドに向かい合って座っている。

「・・・・・・まお。」

「・・・・・・・うん?」

「・・・・・・まお。」

「・・・・・・・うん?」

「・・・・・まお。抱いていい?」

「・・・・・・・うん。・・・・・・ええっ??」

「明日、音楽堂のシーンだから・・・・・。タクミを、本当に愛したい。いろんな困難を乗り越えて、
プロポーズして・・・・・。全力で、愛したいから。・・・うそ臭くみえるのは、嫌だ。」

「・・・・・・・えっ。・・・・・・でも・・・・・・・・。」

「まおは・・・・・いや?」

「いや、というか・・・・・・・・。」

「・・・・・じゃ、いい・・・・・??」


ずるいよ。だいちゃん。そんな聞き方するなんて・・・・。
大好きな、だいちゃんに思いを伝えないで、いきてゆくって決めたのに・・・・・。

きゅううん、と胸が締め付けられる。


ゆっくりと、降りてくるくちびる・・・・・・・。

虹色の頃とは、比べのものにならないぐらい自然に受けいれて・・・・・。


むしろ、求めてしまいそうになって・・・・・・。

するすると、はだけられる洋服・・・・・・・。

肩に、感じる冷気・・・・・・・・。


「まお・・・・・。まお・・・・・・。」

タクミ、ではなく「まお」と何度もうわごとのように呼ばれる名前・・・・・・。

全身をくまなく滑ってゆく、くちびる・・・・・・・。

「あっ・・・・・。だい、ちゃん・・・・・・・・。」

その髪の毛に指を絡ませ、くしゃくしゃとかき回す。

「だいちゃん・・・・。だい・すき・・・・・・。」

うわごとのように、ささやいてしまった告白・・・・・。

気づかれてしまっただろうか・・・・・・。


素肌に触れた唇から、だいちゃん?ギイ?の想いが伝わってきて・・・・・・。

背中に回した指先に、僕の思いをこめて・・・・・・・・。


「世界中の、誰よりも、愛しているよ・・・・・・。」

大声で、叫べたら、どんなにか楽になるだろう・・・・・・・。




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ふと。書きたくなったので。

付き合うまでの、こんな、切ない二人のやりとり、胸キュンですきなんです。