ふと、気がつくと隣でだいちゃんもすやすや寝息をたてて眠ってしまっていて・・・・・。

一時間弱、ビーチでお昼寝をしてしまったらしい。

---------急に襲ってくる、飢えと乾き。
飛行機の中で、軽い昼食しかとってなかったもんなあ・・・・・。


気持ちよさそうに、まどろんでいるだいちゃんを起こすのは、とっても躊躇われたけれど・・・・・。
このままでは、脱水で本当に天国にいってしまう。

「だいちゃん・・・。だいちゃん・・・・・。おきてっ!!」

ゆさゆさと、肩を揺さぶると、とろんとした眼(まなこ)を開けるだいちゃん・・・・。

「あ。まお・・・・・・。」

まだ、夢うつつのようで、頭を引き寄せられ、唇を奪われる。
そのまま・・・・・・。

いやいや。ここは、雰囲気に流されてしまってはいけないっ!!


「だいちゃん!!起きないと・・・・・・。脱水で、死んじゃうよ??」

「んん~~??なんで・・・・・・。」

もう・・・・。仕方がないなあ・・・・。

もう一度、自分から唇を重ねて・・・・・。濃厚な、kiss・・・・・・。

「ん。んんっ・・・・・・・。」

漏れる吐息とともに、ダイチャンの、意識がクリアになってくる。
ぐいっと、後頭部を引き寄せられ、シャツの裾に手が伸びたところで・・・・・。

「・・・・・・目、さめた??水分補給、しに行かなきゃ。水、買ってきとけばよかったねえ・・・・。」

だいちゃんの腕を取り、起き上がるように誘導する。



二人で、少しボーっとした頭で元来た階段をゆっくりと登ってゆく。


ここのレストランは、オープンカフェ形式で、屋根はあるけれど、壁はない吹き抜けになっている。

取り合えず、waterを注文し、二人でメニューをにらめっこ。

「わあ!!water melomジュース、だってえ!! スイカって・・・・美味しいのかなあ??」

「あ。俺はこれ。パイナップル。やっぱり、南国といえばこれでしょう・・・・。」

運ばれてきた、それぞれのドリンクに口をつけ・・・・・。

「これ、美味しいよ。」

と、だいちゃんにクラスを傾け、飲ませてあげる。
だいちゃんからも・・・・・。お返しのグラスに口をつける。

タラリ、と口からこぼれてしまう、パイナップルのジュース。

「わわわっ・・・。」
と手の甲でぬぐうと、だいちゃんのエロい視線・・・・・。

「もう~~。なに、考えてるの~~~!!・・・・・バカッ・・・・・・・。」

まだまだ、太陽は高くて・・・・・・。
荷物も、今から整理しなくては、ならないのだ。

飛行機の中で、ちょっといじわるしすぎた・・・・かな??
反省・・・・・・。