一週間は、うきうきで過ごし、待ちどうしくて、とっても長く感じられた。

毎日、旅行の荷物を整理しながら、あれもいるかな?これもいるかな?
なんて、考えている時間が、とっても楽しくって・・・・・・・。

ああ。あと5日・4日・3日・2日・・・・・・・・。

毎日、カレンダーに×印をつけて、カウントダウン。


------------とうとう、出発の日。


今回は、朝の出発だったので、飛行機の中でもちっとも眠くならなくて。

エアコンが良く効いていたので・・・って理由でブランケットを借りて、二人で一緒に使い、
その中で、ぎゅっと手をつなぐ。
ダイチャンの、手の甲の感触を、人差し指ですりすりとなぞって、浮き出た血管の感触をたのしむ。

もうすぐ、人目を気にせず、思いっきりいちゃいちゃできるのはわかっているんだけど・・・・。


今から、南国に行く。という高まりきったテンションが収まらなくて。

----------つい。

足先で、つんつんしてみたり・・・・・。ダイチャンの太ももをさわさわしてみたり・・・・。
他にも、いっぱいちょっかいをかけて。

飛行機を降りた瞬間に・・・・・・。

怒られた。

「俺が、どれだけ我慢したと思ってるんだっ!!!」って・・・・・・。

知ってるよ。ダイチャンが、ムラムラしてたのも。
なのに、ポーカーフェイスで、雑誌めくったりしているのが、おかしくて
ちょっと・・・・・やりすぎた、かな??

ふふふっ。
あとで、ちゃんと、責任とるからね。


バンコクから、プロペラ機に乗り換えて、2時間。
すごく、小さい飛行機で、2列づつの座席が、2つずつ並んでいる。
横幅も狭いので、窮屈だけど、2時間限定、だと思えばこの密着度もなんだかうれしい。

機内で、昼食を食べ、ぼ-----っと、窓の外をながめる。

エメラスドグリーンの海に、点々とうかぶ小さな島々。

初めて聞く、サムイ島に思いを馳せながら・・・・・。
自転車で、しようと思えば、自転車で一周できるぐらいの小さな島らしい。


突然。といった印象で、一面やしの木の密林が現れ・・・・・・ドン!!と着地の衝撃がはしる。

「え・・・・??ここ・・・・・・??」

一般に空港、といえば想像する空港とはかけ離れたのどかな風景。

滑走路だけがコンクリートで、あとはむき出しの土。

手動のはしごで、飛行機を降りると、カートが準備されていて、そこでbodycheakの場所まで移動するらしい。なんだか、リゾート慣れした雰囲気の白人ばかり。
バックパッカーというのか、大きな荷物を背負って、かっこよくサングラスをかけて。

女性も、髪の毛をヒトツに結んでノーメイクで。ノンスリーブに、ハーフパンツといったラフな格好。
でも、様になっていて・・・・。おしゃれだなあ・・・・・・。


着いた所は・・・・・・???
椰子の葉っぱで編まれた屋根の吹き抜けのホール・・・というか、柱しか、ない。

なんて、開放的な・・・・・。

ダイチャンが先に行き、当然一人ずつ、と思って足元の白線に立って待っていると、
come here. together?
と、クイクイと手招きされる。

ええ~~~??いいの~~??こんなにラフな感じで・・・・。

ダイチャンと一緒にパスポートと確認してもらい、ニコニコと、送り出される。


プーケット以上に・・・・。なんて、人懐っこくて、開放的なところなんだ・・・・。