あくまで、rinrinの大マオで・・・・。の設定でお読みください。
①まおくんの誕生日
②トリプルゾーン
③はなれがたき日々
④このお話
⑤京都から帰っての、まちわびて

というイメージで・・・・・・・。
情報が、次々と更新されて、ほんとうにめまぐるしいわーーーー!!!あせるあせる


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「だいちゃんの千秋楽に、あらためて・・・・・・。カンパーイ!!」

カチン。とロゼの入ったワイングラスを、合わせる。


今日は、オレのおごりで大ちゃんとごはんを食べにきている。

さて。なぜおごりなのでしょう・・・・・・・??

答えは、千秋楽の、お祝いだから。

と、オレの誕生日を祝ってくれた、お返し・・・・・・・。

22歳になったんだし、おごらせてっ!!って頼み込んだ。


ダイチャンは、いつもスマートに、二人でごはんを食べに行ったら、いつの間にか伝票がなくなっていて。

いくら後輩でも、プライベートではコイビトなんだから、対等な立場でいたい、と払おうとするけれど、

いつも・・・・失敗。


結局、「ありがとう。ごちそうさま。」で終わってしまう。

ダイチャンは、「その笑顔で、十分だよ。」って言ってくれるから、

飛び切りのウインクつきで、状況が許せば、ちゅ~もつけて、お礼をしている。


お家で、ごはんをつくってあげるのも良かったんだけど、いつもしていることだし。

なんか、22歳になって、いつもと違うこと、がしてみたかったんだ。


6月25日。   ダイチャンの、素敵なサプライズのプレゼントに感激して。
6月26日。   一緒に、トリプルゾーンのお仕事をして、そのあとゆっくりして。
6月29日。   大阪公演にダイチャンを送り出して。さみしくて・・・・・。
6月30日。   待ちわびた、ダイチャンが帰ってきて・・・・・。
           会いたいのに、言い出せなくて。
           それが、かえって傷つけて、しまった・・・・・。
           でも、そのぶん、濃厚に愛し合えて、
           お互いの理解が深まった気がする。
       

7月1日。    そして、今日・・・・・・・・。

明日から、またダイチャンは京都のロケにいってしまうので、離れ離れ。

それでも。

やっぱり、笑顔で送り出したいから。
「さみしいよ。」とは言っても、「いかないで。」とは言わない。

ダイチャンのことを、待っているファンの人が、たくさんいるから。

オレだって・・・・・。お仕事をしているかっこいいだいちゃんを見るのは、大好きだ。

最近、ますます男として深みがでてきて・・・・・。

なんというか、外見だけでなく、内面の色気??みたいなものを感じるように、なった。



昨日は、2日ぶりだったのに・・・・。すごく、久しぶりに会った気がした。

舞台のあと、はいつもなんだか遠くに行ってしまった気がする。

稽古から、積み上げて。毎日同じメンバーと、顔を合わせて、カンパニーを作り上げて。

濃厚な・・・・。人間関係ができあがってゆく。

自分もそうだから、ある程度はわかるんだけど、舞台の間は入り込めない気がして・・・・さみしい。


でも、昨日、寂しい時は、「さみしい。」って言っていいんだって思えたから。

ダイチャンの、負担にならないんだって思えたから。

今日は、とてもいい気分。


「さあ!!いっぱいのんで、いっぱい食べてねえ~~~!!」

んふふ。だって、今日は、オレのおごりなのだ。
オレだって、オトナ、なのだ。
ダイチャンに、してあげるとこだって、できるのだ。


昨日は、なんだかそれどころじゃなくて、大阪公演の話を聞きそびれてしまったけれど。

今日のダイチャンは、それはそれは饒舌で・・・・・・。

・・・・・・・ん??ワイン。4杯目・・・・・・・??

・・・・・・・大阪公演終わったばっかりで、興奮してるのはわかるけど・・・。

・・・・・・・だいじょう、ぶ?


「・・・でさあ!!素敵な、仲間だったわけ!!
ブサキンのとき、馬場っちと仲良さそうだったまおを見て、ちょっと寂しかったけど、
お互い様だから、しかたね~わ!!って・・・・・。」

「だいちゃん・・・・さみしかったの?」

「そりゃあ。さみしいでしょう・・・・。フツー・・・・・・。
だって、まおオレより馬場がいたから、リラックスしてた感じだったもん。
スマボで、ずっと一緒だったから、しかたないけどさあ~~~~。」

「だってあれは・・・・。誕生日のことが、あったから・・・・。
大ちゃんと、どうやってカメラの前で自然にしたらいいのか、わからなかっただけ・・・だよ?」

「わかってるけど~~~。
・・・・・ああ。まおに鎖つけて、「ダイスケのもの」って書いた首輪つけて、閉じ込めておきたいなあ~~。」

「えっ・・・・??」

今、耳を疑った・・・・・。

そんなこと、考えてる・・・の??

ダイチャンは、独占欲が強いほうだと・・・思う。
心配症だとも・・・・思う。

でも、いつもオトナで、まおの世界があるんだからって・・・・・・。
自由にしていいんだよって・・・・・・。

どちらかというと、そんな感じ。

なあんだあ・・・・。本心では、そんなこと思ってるんだ・・・・・・。


「ふふっ・・・・。いいよ。「ダイスケのもの」って書いて。」

ああ。そういえば、Dネックレス・・・・・。あれって・・・・・首輪??


可愛い大ちゃん・・・・・・。
いつも、オレのほうが余裕なくて、自信がなくなっちゃうときもあったけど・・・・・。

なあんだ。

だいちゃんも・・・・いっしょ、だね。


今なら。

たくみくんの3年生の時の気持ちがよくわかる。

ギイが世界中を飛び回って。・・・・ダイチャンが、舞台だのロケだのって地方に行って。

たくみは、自分のやりたいことがみつかって、ギイについていきたいけど、いけない気持ち。

オレだって・・・・・。自分の仕事があって、無責任にだいちゃんについてゆくことは、できない。

でも、必ず心は、そばにあって、離れたくない。といつも叫んでいる。


今日は、たくさんおしゃべりをして・・・・。

ワインも、ダイチャンは、もう5杯目・・・・・。


とろん、とした目つきになって、しゃべりかたも、ちょっと舌足らずになってきている・・・・・。

そろそろ、帰らなきゃ・・・・だね・・・・。


「大ちゃん?ちょっと飲みすぎ・・・・??
そろそろ帰ろっか・・・・・・・。」

テーブルに、手をつき立ち上がろうとすると、その手に掌を重ねられる。

「・・・・・ん?」

熱っぽい、うるんだ視線が、からみつく。

かすかに動く、くちびる・・・・・・・。


「・・・・・・・バカッ!!」


こんなところで、キスなんて、できる訳、ないでしょ!!


「・・・・・ほら!!いくよっ!!」


ダイチャンの腕をとり、会計をすまし・・・・・・・。

なんだか、ふわふわした足取りのダイチャンを、酔っ払いを送って行ってるんです!!
という、演技をしながら、腕をからませ・・・・だいちゃんの自宅まで・・・・・帰った。