-----------そのあと。
コテージまで帰って、着替えをして、シャワーを浴びて。
坂の一番下のビーチから、コテージまでは結構な距離があって、コテージからレストランまでも遠くて。
空腹と、倦怠感にちょっぴりビーチでのことを後悔しながらも、満足な気分で。
「まあ・・・・。自分がいいって言っちゃったから、しかたないか・・・。」
ダイチャンに聞こえないように、ポソリ。と独り言を言う。
レストランでは、生きたロブスターが生簀に放し飼いにしてあって。
自分で選んで、量り売りする、システム。
「うわああっ・・・・・!!すごいねえ・・・・。」
日本のイセエビより、遥かに迫力が、ある・・・・。
さすが、海外。
bakedにしてもらって、ほかほか湯気が立っているロブスターにナイフを入れる。
「んん~~~。じゅわっとして、おいしい~~~~。
・・・・・・・でも、イセエビのほうが、繊細な味、かな?」
「ほら。ダイチャンも~~~。」
もう一切れとりわけ、フォークでさして、だいちゃんの口にあ~ん。とほおりこむ。
「・・・・あつっ。・・・・・おおっ!!ほんとだ。これ、すっごく、うまいっ!!」
「しあわせだねえ・・・・。」
空腹でココまで来た甲斐があったというものだ。
------------ジャーーーン。
突然、アコースティックギターの音が、なり響く。
生演奏のライブがあるらしい。
中央の舞台では、女の子が、すいかやパイナップルに、きれいな花模様の細工を彫る実演を披露していて。
一番前の舞台で、ライブが始まる。
なんか・・・・。食事ヒトツするだけで、何度でも楽しめるお得感があるなあ・・・・・。
でも・・・・。
アコギの弦のキュルンとなる感じや、伸びやかに通る声や、揺らめくキャンドルの炎が
切なさを募らせ。
「もう、明日の朝には、帰らないといけないんだね・・・・・。」
今。
この時間があまりにも楽しすぎて、その分だけ、残された時間を考えると切なくなる。
食事をする手が止まってしまった俺を見て。
「ま~おっ?さみしいのは、俺も一緒。
でも、いつかは帰らないと。日本で待っている、お仕事も、ファンの人たちも、大事だから。
そのぶん、今をたのしもっ・・・?全力投球で。」
「うん・・・・。そうだね・・・・。」
------------食事のあと。
満天の星空の元を、カートを使わずに腕をからませて、ゆっくりとコテージまで歩く。
こうやって。
腕を組んで歩けるのも、今日が最後、だなあ・・・・・・。
でも、ここにこなければ、できなかったこと。
うん。今を、楽しもう・・・・・・。
絡ませた腕に、ぎゅううっと力を込めて、その腕にほほを押し付けた。
コテージまで帰って、着替えをして、シャワーを浴びて。
坂の一番下のビーチから、コテージまでは結構な距離があって、コテージからレストランまでも遠くて。
空腹と、倦怠感にちょっぴりビーチでのことを後悔しながらも、満足な気分で。
「まあ・・・・。自分がいいって言っちゃったから、しかたないか・・・。」
ダイチャンに聞こえないように、ポソリ。と独り言を言う。
レストランでは、生きたロブスターが生簀に放し飼いにしてあって。
自分で選んで、量り売りする、システム。
「うわああっ・・・・・!!すごいねえ・・・・。」
日本のイセエビより、遥かに迫力が、ある・・・・。
さすが、海外。
bakedにしてもらって、ほかほか湯気が立っているロブスターにナイフを入れる。
「んん~~~。じゅわっとして、おいしい~~~~。
・・・・・・・でも、イセエビのほうが、繊細な味、かな?」
「ほら。ダイチャンも~~~。」
もう一切れとりわけ、フォークでさして、だいちゃんの口にあ~ん。とほおりこむ。
「・・・・あつっ。・・・・・おおっ!!ほんとだ。これ、すっごく、うまいっ!!」
「しあわせだねえ・・・・。」
空腹でココまで来た甲斐があったというものだ。
------------ジャーーーン。
突然、アコースティックギターの音が、なり響く。
生演奏のライブがあるらしい。
中央の舞台では、女の子が、すいかやパイナップルに、きれいな花模様の細工を彫る実演を披露していて。
一番前の舞台で、ライブが始まる。
なんか・・・・。食事ヒトツするだけで、何度でも楽しめるお得感があるなあ・・・・・。
でも・・・・。
アコギの弦のキュルンとなる感じや、伸びやかに通る声や、揺らめくキャンドルの炎が
切なさを募らせ。
「もう、明日の朝には、帰らないといけないんだね・・・・・。」
今。
この時間があまりにも楽しすぎて、その分だけ、残された時間を考えると切なくなる。
食事をする手が止まってしまった俺を見て。
「ま~おっ?さみしいのは、俺も一緒。
でも、いつかは帰らないと。日本で待っている、お仕事も、ファンの人たちも、大事だから。
そのぶん、今をたのしもっ・・・?全力投球で。」
「うん・・・・。そうだね・・・・。」
------------食事のあと。
満天の星空の元を、カートを使わずに腕をからませて、ゆっくりとコテージまで歩く。
こうやって。
腕を組んで歩けるのも、今日が最後、だなあ・・・・・・。
でも、ここにこなければ、できなかったこと。
うん。今を、楽しもう・・・・・・。
絡ませた腕に、ぎゅううっと力を込めて、その腕にほほを押し付けた。