「葉山。お前、ギイを嫌いなふり、できるか?」


--------------してるよ。


嫌いなふりじゃないけど、好きじゃないふりは、してる。
----後輩以上、恋人未満。
そうやって、自分でレッテル貼って。


思わず、出てしまいそうになる
「ダイチャン、ダイスキ。」

を、何度も、何度ものみこんでいる。
「ダイチャン、ダイスキ。」

が、たまりすぎて・・・。もう、のみこみきれない。
喉まで、でかかってる。


------------ひどいよ。


こんな、シュチュエーション。


こんなに好きなのに、好きといえない。

こんなに、そばにいるのに、触れてはいけない。

会えない時間が、切なさを募らせる・・・・。



それは、拷問のような、毎日だろう・・・・・。


「愛する人に、気持ちさえ伝えられないなんて、
人間接触嫌悪症も、復活してあたりまえだ。」




「ギイが、ぼくを愛してくれて。」

「ぼくが、ギイを愛したからだ・・・・・・。」



ぼくが、大ちゃんを、愛したからだ・・・・・・・・・・。


でも、その気持ちを伝えることすら、許されない状況。


現実に、オープンにできないシュチュエーションが、自分と重なる。



追い詰められて、追い詰められて。




ギイに、拒絶されるシーン。

こんなに、愛しているのに、別れを告げられるシーン。

僕の、気持ちも、拒絶されているようで、本当に、ツラカッタ・・・・・・・・・。