ゆっくりと、ベッドに沈みながら・・・・・。
まおが、ゆっくりと俺の首の後ろに腕を回し、あやしく絡みつく。


「・・・でも、やきもちやいてくれて、うれしいよ?
大ちゃんの、その独占欲むき出しになった目・・・・・・すき・・・。
俺は、大ちゃんのものなんだなあって、実感できるから・・・・・。」

「俺は、苦労が耐えないけどな・・・・。」



天使だったり、小悪魔だったり、9歳も年下の恋人に、俺はふりまわされっぱなしだ。



「ベスアクで・・・・・大ちゃん、感じた??
セクシーポーズ、苦手だったんだど、恥ずかしかったけど、俺も少し大ちゃんに
近づけたってことだよね・・・・。」


「あれは、仕事の顔だよ?
大ちゃんに映されたら・・・・・・もっと・・・・考えてる余裕ないよ・・・・。」



そういいながら、まおが、俺の肩に、顔をうずめる。
しばらく、何かを言いよどむように、沈黙がながれる・・・・・・・。


「・・・・・・あのね。そこに鏡あるでしょ?
この前、偶然気がついて・・・・・・・。
あのときの、大ちゃんの表情、すごく色っぽかった・・・。

ああ。この人が、俺の恋人なんだって・・・・・。すごく、うれしかった・・・。

だから、今度は、大ちゃんが・・・・みて?
俺は、大ちゃんだけのものだから・・・・・。ぜんぶ、みて??」



妖しい言葉とは、裏腹に、
ふわり。
とまおが、綺麗に笑う。



---------ぱさり。  ぱさり。



中途半端に、脱がされかけてた洋服を、自ら、落としてゆく。
洋服が、床に落ちる音が、やけに耳につく。


全裸になった、まおの後姿が、鏡にうつる。


俺は、目のやり場に困って、



「まお。電気、消すぞ・・・・・・。」



--------パチン。


暗くなった、部屋に浮かぶあがる、まおのシルエット・・・・・。


あ。羽根・・・・・・。




まおの背中に、羽根が見えたような気がして、目をこするが、次の瞬間には、消えていた・・・・。