--------「あの、晴れた青空」のクランクアップの夜--------

「まお・・・・。まお・・・・。」

「・・ん。 ・・・大ちゃん・・・・」

まおの滑らかで、華奢な素肌に指をすべらせてゆく。



「あいしてる。」
耳元でささやくと、まおは照れたような、はにかんだ笑顔で、かすかにうなづいた。



まおのあまり肉のついていない鎖骨に舌を這わせ、軽く歯をたてると、じれったそうに身をよじる。

まだ、俺しか触れたことのない胸の突起にキスすると、ピクンとまおの身体が震えた。

そんな、まおの反応を一つ一つ確かめながら、少しづつ下へ下へを愛撫をすすめる。


「大ちゃん・・・・。  まって。   ああっ!!」
白い喉をのけぞらせ、まおが甘い声で喘ぐ。



----------------ガバッ!!



「マジ・・・・・かよ。」

俺は、己の白濁で汚れたスウエットを呆然とみつめる。
「なんで・・・・。こんな夢みちまったんだ。」


確かに、「あの、晴れた青空」のまおは壮絶に色っぽくて。
「ギイ・・・。ダメ・・・。」とあまくささやかれた時には、役を忘れて欲情しそうだった。


「だからって・・・。相手は未成年だぞ。
9歳も年下の未成年に手を出したら、犯罪だろうが。
しかも・・・。まおは男だ。」


汚れてしまったスウエットを洗いながら、自己嫌悪に陥る。
2月の夜は寒い。
少しづつ、頭が冷えてくるにつれて、意識がクリアになっていった。



-----------いつだって。

俺を尊敬できる先輩として、信頼しきったまっすぐな瞳でみつめてくるまお。

頼られることがうれしくて、いつも気になっていた。

思いつくままに演技しても、まおはいつだってニコニコしながら黙って後をついてきてくれていた。



----------いつからだろう。

そんなまおに後輩以上の感情を抱くようになったのは。



「これは-----。 腹をくくるしかないな。」

こんな夢をみてしまうほど、俺は追い詰められていたんだ。
誰よりもかわいくて、ピュアで、大切な存在。



「そういうこと」も含めて、恋人になりたいと打ち明けたら、


・・・・・・どんな反応を、シメスダロウカ。


浜尾京介としても、共犯者になってくれるだろうか・・・・・・。

それとも、待っているのは・・・・地獄??


リスクを犯して、前にすすむのか。

現状で、己の気持ちを生殺しのまま生きてゆくのか。


追い詰められた俺がとる行動が、まおにどう影響するのかわからないことが、怖い・・・・・。


---------もし。

まおが「そういうこと」を含めて受け入れられないのなら。

告白してしまったことで、まおを汚らわしてしまったら。

後悔しても、後悔しても、しきれないだろう・・・・・。


キョウスケ・・・・・。

ただただ、楽しかっただけの日々に、もどりたいよ・・・・・。





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いかがだったでしょうか。
次からは、もうちょっと要領よくいきたいですあせる

私の中では、大マオの一線は越えたところは結構遅くて・・・・・。
なかなか純情で、先にすすまない二人にやきもきしながら、お話書いています。
みなさんの大マオ読ませていただいていると、「おお--!!すげー!!」(言葉悪いですね)
と感動します:*:・( ̄∀ ̄)・:*:


大マオでどこまでリアルな表現が許されるのか、ちょっと探り探りですが、コメントいただけるとうれしいです。

あ。これ、「夢の後先 」につながるお話だったので・・・。勇気を出して、アメンバー限定外したのですが・・・。
不快な思いをした人がいたら、ごめんなさい。


追伸

これは、長編です。

①あの、約束の木の下で
②タクミくんシリーズ
③夢のあとさき
とつづきます。

ちょっと、前後して書いているので、気になる方は、先に①をどうぞ。