青少年健全育成。
実にキラキラした言葉ですね。
僕も凛はもちろん、これまで様々なチームや連合チームの指導を行い、いろんな子ども達に出会いました。
その中には、ひたすらひたむきで刺々しいほどまっすぐで、そしてどこか哀しげな眼をして踊る子ども達もいました。
「BBさん、おたくのチームの子ども達は、本当に純粋でまっすぐな眼をして踊るね!いいね!これこそ青少年健全育成だね」
中には、そう言っていただけるエライ方もいました。
ありがとうございます。
一言加えさせてもらえるなら、あなたは僕が出会ったこの子達をどれくらいご存知でしょうか?
1500円のTシャツ買うのを毎月300円の五ヶ月月賦でしか払えない家族がいることをご存知でしょうか?
毎日、朝食は抜きでパンの耳が食べられればご馳走の子がいることをご存知でしょうか?
DVを重ねて出て行った父親から、妹に贈られた誕生日祝いのケーキを「あんな奴のケーキなんか食うな!」とか泣きながら窓から投げ捨てた子がいることはご存知でしょうか?
経済的困窮から、両親が出て行き、混乱の余り、電話の向こうで泣きじゃくり、過呼吸を引き起こして倒れた子がいることはご存知でしょうか?
包丁を投げ合う親子ゲンカの中に仲裁に入ったことはありますか?
まだまだ、おりますが
格差拡大や母子家庭の増大の中で、貧困に困窮する子どもが増えているのは、ニュースの中だけで見るテレビ越しの世界じゃありません。
あなたが、「純粋」とか「まっすぐ」とか言っていただいた子ども達にも、多くいます。
そういった子ども達がどんな気持ちで踊っているか、ご存知でしょうか?
楽しいからでしょうか?
認めて欲しいからでしょうか?
自信をつけたいからでしょうか?
生きている証が欲しいからでしょうか?
僕にも分かりません。
分かろうと、努力しようと思います。
でも、簡単に分かるような話ではないと思ってます。
でもあなたは、さすがにエライお方です。
こうした子ども達が踊る中で必死に訴える眼を「青少年健全育成」といる言葉一つでまとめることが出来るんですね。
「踊りやってると、いい子が育つ」と信じてらっしゃるんですね。
青少年健全育成ですか。
ヘドが出る。