車屋に行った彼から
その後連絡がないので
私は勝手に出かける準備をしていました。
そうだ
夜遅くなっても大丈夫なように
子どもたちの夕飯も作っておこう
こちらの続きです。
やす君は今日は会うつもりないみたいだから
迷惑がられるかなぁ、、
それでも私が会いに行こうと思ったのは
彼のお母さんが亡くなったときのことを
思い出していたからです。
あのときも彼は
来なくていいと私に言ったけれど
私は強引に行って良かったと思ったし
彼もしおりんがいてくれて良かった
と言ってくれたのです。
今回もそのパターンでは
だから行ってもいいよね
それにもしも
逆に私が事故に遭っていたとしたら
私が来なくていいと言っても
彼は来ると思うのです。
だから行ってもいいよね
とりあえず◯◯に向かうね
彼からの返事を待ちながら
私は準備をして電車で向かいました。
3つぐらい電車を乗り継いで
ちょうど目的地(現場付近)に着いた15時頃
やっと彼からメッセージが。
連絡遅れてごめん
車屋さん終わって家に送ってもらってる
18時頃じゃないと台車無いみたいで
17時に迎えに来てもらって台車取りに行く
15時半ぐらいに一度家に戻るけど
車が無いからしおりん迎えに行けない
ガーン
せっかく現場付近に来たのに
彼は今自宅に向かっていて
しかも家にいるのは15時半〜17時まで
とのこと。
これから彼の家まで
また電車で向かうとさらに1時間ほど
かかります。
つまり私が着くのは16時すぎ。
会えても17時までの1時間ということ。
イチャイチャするほどの時間はないかも
でもせっかくここまで来たんだし、、
彼の顔を見るだけでもいいから
行こう
1時間くらいかかりそうだけど
やす君の家に向かうね
やす君は家にいて
片付けなくていいから休んでて
はーい
私が行かなかったら
きっと車の準備ができるまで
家で仮眠とることもできたはず。
私が行くことで休めなくなっちゃったかな
今最寄駅に着いて歩いてるよ
実は彼の家に
1人で電車で行くのは初めてでした。
いつもは彼が車で送迎してくれたからです。
マップを見ながら歩いて
もうすぐ着きそう、というとき
向こうから
背の高い人が歩いてきて
私に気がつくと
両手を広げながら
笑顔で走ってきました
しおりーん
そして彼に
抱きしめられました。
住宅街なので戸惑う私
でも
歓迎されてる、、
それに
いつものやす君だ
とホッとしました。
後で聞いた話
彼は私の姿を見て
嬉しくて泣きそうになったそうです。
続きます。