こちらの記事は2018年2月6日に
アメンバー限定記事で投稿しましたが
2020年7月4日に 投稿日はそのままで
一般公開をしています。


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新学年を迎えるにあたり
長男のようにアレルギーや持病がある生徒は
学校側が理解した上で学校生活を過ごす為の
学校生活管理シートの疾患用

給食の除去食申請の為に
学校生活管理シートのアレルギー用
書類を提出する事になります。


其々の病院ごとに診断書が必要になる為
其々の主治医に記入して頂くものになります。



食品だけでも13種類以上のアレルギーを持つ長男は
アレルギー検査による保険適応数が限界に達しているので
花粉などの自然のものに関する確認は
月をまたいで 調べる事になります。
※バラ科の果物全般などでアレルギー数が増えます




クリニックで 学校提出資料を渡し
採血をして頂く時
もうそんな時期になったのね
主治医の先生が言いました。


看護師Aさんが用心深く
採血の準備をされていましたので
採血は●●病院で頻繁にとっていますので
大丈夫ですよ
とわたしが伝えると


●●病院は どのくらいのペースで行ってますか?

今は三ヶ月ペースです。
間隔が空けられるようになりました。



あの時の
きーくんはまだ小さかったですよね。

覚えていてくださったのですか?



公園の時に、、、。

そうです、、、
本当に ここで本当に助けて頂いて、、



子供って 強くなりますね、、、。



その後、涙が出るのを何度も堪えました。
会話としては とても短いものですが
色々なことが詰まっています。






今回は、四年生の学校生活のケアのために
今年度の診断書を提出する為の検査になるのですが
看護師Aさんが話しているのは 1年生の頃の話です。

こんなにも覚えてくださっていたのが有り難かった事と、心強く思いました。




春の運動会の練習中に急変し
学校から 掛かりつけ医院として連絡を受けた
そのクリニックは
アレルギーを持ってる子だから
すぐに救急車で大きな病院へ行って下さい
と指示をして下さいました。
※入学と同時に引越してきたので、実際は掛かりつけ医院ではありませんでしたが、学校に提出する書類に 掛かりつけ医院の記入が必要であったため、一度 アレルギーの処方箋をもらいに受診した程度でした。


その後に学校から連絡があり
すぐに駆けつけたわたしは
目は虚ろになり ぐったりとした
真っ青で 蝋人形のような
我が子と対面しました。


次男を抱っこ紐で抱えたまま
一緒に救急車にのり
手を握って 励ましました。



様々な検査をされても
解明されず
あれこれと複数の病気を疑われたまま
不安だけが残りました。





それからも
何度も原因不明の体調不良が続きました。



この子はどうなってしまうんだろうと
何の病気なんだろう、、、、
思う日々が続きました。







数ヶ月経った夏。
公園で遊んでいると

またも体調不良を訴えました。


わたしは必死に走って
小さな次男と 不調の長男 二人を抱きかかえて
近くの 掛かりつけの このクリニックへ行きました。


はぁ、、はぁ、、はぁ、、

そこの公園で、、
子供が、、具合が悪くなって、、
寒いって言い出して、。
急に
もう立てなくなって、、、
話もできなくなって、、、、

はぁ、、はぁ、、
あの、、数分前には自転車にのって
駆け回っていたんですけど
急に 、、

あの、、
すみません。

はぁ、、はぁ、、、


保険証も診察券も今はないのですが、、

後でもってくるので、、

あの、、診てもらう事は出来ませんか?

すみません、、、




息を切らしながら 受付で話しました。
また 蝋人形みたいに真っ青になった息子を
目の当たりにしたので 怖かったのです。


熱中症だと言って欲しいと願っていました。





待合室で 長男は何度も吐き続けました。


クリニックの先生は
すぐに 診察室へ呼んでくださいました。


この前も 学校で具合悪くなっちゃったよね。
もう一度
検査してみた方がいいかもしれないよ。


はい。。。




それから 回復するまで
病院で休ませてもらいました。



 
嘔吐で洋服が汚れたので
帰宅するとき 大変だろうと
看護師さんのお心遣いで
キティちゃんのバスタオルをくれました。


このままタオルはお持ち帰り頂いて
返さなくて大丈夫ですし
新品のタオルなども
お持ち下さらなくて大丈夫ですから。
その時にバスタオルをくれたのが
覚えていてくださった その看護師Aさんです。


自転車の後ろに
タオルでぐるぐる巻きにした長男を乗せて
次男をおんぶして 帰りました。


その時 色々な事を話しましたが
あまり覚えていませんが

わたしのことだから
お家に帰ったら あれしよう これしようって
一緒に何して遊ぶかを話したと思います。




近くに病院があってよかったね。

病院があいてて よかったね。

夏だから タオル一枚でも 寒くないね。

すぐに診てもらえてよかったね。

お母さんの手で抱きかかえられてよかったね。

きーくんが一人じゃなくて よかったね。

回復してよかったね。


よかった。

よかった。

よかった。

よかった。

よかった。


あった事を全部よかったと言いながら
時々 息子の顔を見るために振り向きながら帰りました。






ゆるやかな坂道が
ずっとずっと遠くに てっぺんがあるように見えて
とっても 空が遠くに感じた 帰り道。


自転車に大切な子供を乗せた重みが怖かった。




帰宅後、子供達の様子をみて
次男がお昼寝した頃、
クリニックに保険証と診察券の提出と
公園まで 長男の自転車を取りに行った。
歩いて15分ほどの場所。



子供達をお留守番させ
往復30分の間に不調になりませんようにと願いながら 足早に取りに行った。


帰宅して 長男の安定した顔と
次男がぐっすり眠っていた顔を見て
ドキドキが和らいだ。







それから
数週間経って、
そのクリニックから紹介状を書いて頂き
救急車で運ばれた病院とは別の
大きな病院で調べて明らかになった。








今回、看護師Aさんが声をかけてくださった言葉は
当時から
ずっと今も気にかけていますよ 
っと言ってくださっているように思えた。
話を聞くと、甥っ子さんが長男と同じ学年で
ひと事には思えなかったと言ってくださった。




声を上げて泣きたいほど
嬉しかった。



こんな一言で 救われるんだもん。
だって それは真っ只中の事だから。


何気ない会話に 
何日も思い出しては涙が溢れてしまう。




有難うございます。
がんばれます。

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