こんばんは
いつもいいね、コメントありがとうございます!


「勇者セイヤンの物語 〜ノストラダム男の大予言〜」
終幕しました。

3部作中、2作に携わらせていただいたセイヤンシリーズ。


“世界中の誰もが笑顔になれる世界”
を守ったのは、コピーといわれた勇者だった。


セイヤンという作品に出会って、本当にたくさんのことを学びました。

“笑顔”とは、簡単なことだけど、実はとても難しいことで。
“世界中の誰もが笑顔に”というのは、もっと難しいことかもしれないけれど。

だからこそ、人を笑顔に出来ることって凄い。

セイヤンだからこそ、その笑顔にまっすぐ向かうことが出来たのかな。

この作品を通して、見てくれた方々が、少しでも笑顔になれたなら、わたしは幸せです。


大千秋楽のトリプルカーテンコールでは、いつものごとくOPを再度踊らせていただいたのですが、
なんとスタンディングオベーションをいただきました。
OPは切ない表情で踊っていたのですが、最後は笑顔でいいよって言われていたので、さぁ、笑顔で踊るぞー!と思って定位置に着いた途端、
目の前に広がったのは、全員が立ち上がって笑顔で手拍子をしてくれるお客さんの姿でした。

人生で初めて見た、スタンディングオベーションの景色。
もう、この日までの全部の思いが溢れて、その場で大号泣しちゃった。笑
笑顔とは。笑

だけど、その涙は確実に幸せに満ち溢れたもので、こんなにも大切な作品に出会えて、素敵なお客様に囲まれて、この瞬間を迎えることが出来て、感謝の想いでいっぱいになりました。

笑顔をもらったのは、私の方だったよ。
本当に、ありがとうございました。


さて、私は前作(仮)ではヒロイン・キャメロンを演じさせていただきましたが、
今回は真逆の、悪の魔導師・ディプラデニアを演じました。

でも、その正体は。

ただの恋する乙女、デニちゃんでした。
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恋して、盲目になって、勘違いして、マカロニ王子の反乱軍に加担し、悪の魔導師となってしまうのでした。


ディプラデニアって実はお花の名前なんです。
花言葉は、「危険な恋」。
その意味からディプラデニアと名付けられたそうです。

たしかにデニちゃんの闇落ちは勘違いだったかもしれないけれど、それくらい一途に人を想って、一生懸命勉強して、辛い思いを糧にしてマカロニ王子の反乱軍No.2になるくらい、強くなった。
デニちゃんは実はとても頑張り屋さんな女の子だったんですよ。


ちなみに、作中に登場した呪文一覧はこちら

・アバドグダブラ(死の呪文、元ネタはアバダケダブラ)
・ゼクダムゼンブラン(切り裂く呪文、元ネタはセクタムセンプラ)
・ルールルル(瞬間移動、元ネタはルーラ)
・アナテマリマスター(なんかすごい最大闇魔法)
・和三盆(歩兵1役の丸山さん考案)
・マドレーヌ(大爆発、元ネタはマダンテ)

でした。
台本をもらった時、呪文を検索して必死に元ネタを探しました。笑
アナテマリマスターはオリジナルの言葉らしいです。

マダンテは台本ではマダンテになっていて、お稽古中に演出の光大さんに「マドレーヌで」って言われました。
もはや“マ”しか合ってないしなんでマドレーヌなんだって思いますが最終的にマドレーヌが1番人気でした。笑



ここで裏話をすこし。

その①
今回、ディプラデニアの役作りをするにあたって、参考にしたのは「マレフィセント」でした。
立ち居振る舞いがとっても参考になりました。

その②
小屋入りをして以来、集合の時、全員居るかを確かめるときに大体「仲間確認して〜」って言われるのですが。
ワンピースでもない、ポシェモンでもない、マカロニ一家でもない、草花でもない、歩兵でもない…。
そう、どこにも属さないディプラデニアは仲間がいないので誰にも確認してもらえなくて、
実はこっそり寂しかったおりみさんでした。笑

その③
デニちゃんのテンションは、ディプラデニアとの落差を付けるために「りみの思っている2億5千倍は明るくしろ」と言われていました。笑
結果、あんな感じになりました。笑

その④
アバドグダブラは言い方を参考にするために、ハリーポ◯ターのその呪文が出てくるシーンを散々見返して勉強しました。
サンプラが難しかったそうですが、カッコよくしていただきました。

その⑤
回想に入る前、帽子のチェンジや早着替えがだいぶタイトで、お稽古で何度も四苦八苦しました。
結果、裏で演出助手の方に手伝ってもらったり、Tシャツの着替えはスラウィム役のなかやんさんがいつも手伝ってくださってました。
他にも、アンサンブルの方々が、杖の介錯や袖の送り出しなどとっても助けてくださって、色んな方に助けていただきました。
とっても優しい座組みでした。


なんか他にも色々あったはずなのに忘れちゃった。笑
思い出したらまた生配信で話そうかな。



大切な、大好きな、思い入れのあるこのセイヤンという作品に、また携わることができて、本当に幸せでした。

本当の悪は、人か。モンスターか。
草花、自然を荒らしているのは誰だ?

本当に、何やってるんだろうね。人間って。

そんな中
“世界中の誰もが笑顔になれる世界”
を目指した勇者。

これからどんなに辛いことがあっても、悲しいことがあっても、
笑顔という魔法は人を幸せにする。

この仕事を通じて、1人でも多くの人を笑顔に出来たらと、改めて強く感じました。


最後になりましたが
この舞台を支えてくださったスタッフの皆様、
優しくしてくださった共演者の皆様、

そして、
この公演を観に来てくださったたくさんのお客様。


すべての皆様、本当に、ありがとうございました。
そして関わってくださったすべての皆様が、笑顔になれますように。

デニちゃんからの、最後の魔法だよ。

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ありがとうございました。



(まだお写真全部回ってきてないから、あるものだけ。。)
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大千秋楽のEDで歩兵1さんと仲直りしたの気付いたかな?

ちなみに、歩兵1さんが2次元にしか恋できないことを知って「嫌ぁああああああ!」って叫ぶシーン。
実はめっちゃ心が痛かったです。笑
そんなことミリも思ってないからね!というか私自身2次元が好きでこの仕事してるんだからそんなわけないんだからね…!!
って思いながら演じてました。(´;ω;`)ごめんね。
だから歩兵1さんとも仲直りルンルン
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歩兵3さんはとても優しい人でしたね。
勘違いして間違って刺しちゃったのに。
それも全部包み込んで許してくれる優しさ。
だいすきです。ありがとう。
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じつは缶バッチを引きに行きました。
リアルポケットマネーで。
引いたのは転生した元パパこと草1と5面のボスでした。
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このあと、善意で皆様から無事ディプラデニアの缶バッチをいただきました。ありがとうございます!!大切にします!!



さて、語りたいことがありすぎて長くなってしまってすみません!

セイヤンは完結しましたが、皆様の中にいる限り、きっとセイヤンは生き続けます。


もっともっと成長した姿で、また皆さまにお会いできますように。

ありがとうございました!!

ディプラデニア役
西本りみ