ハヤテ君の秘密ストーリー

ハヤテ君の秘密ストーリー

真実と偽りが混合されている浮世を生きている為に、
理不尽なこととか、苛つくこと等を密かに告白する
日記の形式で書かれた文の塊です。

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俺は、家や牧草荘に1人でいる時は、

必ず、裸の儘で自由を満喫している。

大事な試験を控えているのに、一体、

何を考えているのか、努力をあまり、

していない自分のことが情けなくて、

思わず、空を眺めてみたのである。

真なる自由を感じる為には、必ず、

試験の合格を果たさねばならない。

無聊な時間が増える程、思わず、

煙草を口に咥える事が多くなる。

突然、パソコンから小さい頃の写真

ファイルが出て来て、それを見ながら

バスを待っている自分のことは、

数多の人々の中を彷徨うバガボンド、

そのものに過ぎぬ。。。

休みの日は、殆ど、ディア(白金鹿)と

一緒に病院に行ったり食事をしたり

することになっているので、只管、

バス停に立ち、いつ来るか分からない

ディアを待っていたのである。

段々、苛つく気持ちだけはどうにも

ならないし、普段、ストレスの化物と

必死で戦い、死ぬ気で一生懸命に

仕事をして、せめて、休みの日だけ、

のんびりしていようとした俺の計画を

台無しにしてくれるディアが限り無く

恨めしくて、笑顔でやってくる彼女に

冷たい態度を取ってしまったのである。

仕事の最中に疲れたとか勝手な口を

叩けないのは、俺のみならず、

イーグル(紅鷲)とか、タイガー(白虎)も

一緒に苦労をしているからであった。

フォックス(藍素狐)の退社により、

行われた急激な勤務体制の変化等に

俺達は、戸惑い、怒り、苦しんだが、

俺達の呻き声に耳を傾けてくれたり

する者は、誰一人いなかった。

社長の息子のスロース(蒼樹懶)とか、

社長の奥さんのハーピー(紅人鳥)も

褒めて遣わす様に見せ掛けて、実際、

自分達のことだけを案じていた。

巫山戯た南乃山に仕えて、最早、

10年近くになろうとしている今、

俺とタイガーは、計り知れない程、

大きな炎症を感じてしまった。

実のところ、イーグルの意中は、

全く知らないけれど。。。

勉強の事といい、圧迫感の事といい、

俺は、潰れんばかりの状態であった。

しかし、決して、2人にその気持ちを

言う訳にはいかなかった。

何故なら、きっと、イーグルは、

嫌味を言う筈であるし、タイガーは、

俺なんかよりも、余程、辛い筈に

決まっているからである。

故に、休みだけでも、思う存分、

やりたい放題でやろうと思っていた。

男子高校生の臀部を見ていたら、

生気と弾力を感じてしまうので、

思わず、手を伸ばして触りたくなって

困ってしまうのである。

ディアの健康検診が終わるや否や、

俺達は、いつもの食べ放題に行った。

その食堂で、一番、行け面である

スコープ(白藍鈴鴨)が俺達を迎えて、

俺達と同じエレベーターに乗っていた

男子高校生達の尻に視線を完全に

固定した儘、中に入って席に着いた。

少しの料理と素麺を大盛りで2回食べ、

パパヤのフローズンドリンクを飲み、

スコープや男子高校生の尻臀をじっと

眺めていてから、食事を終えて、

食堂から出たのである。

丸で、煉獄の焔の様な太陽の日差しが

浮世を炎天に変えてしまって、俺は、

暑さに負けてしまいそうで、早速、

ディアに挨拶をしてバスに乗った。

走るバスの窓から見える全ては、

俺が求めて止まない物だけであった。

あっという間に、牧草荘に辿り着いた

俺は、髪を切る計画通りに、作業服を

洗濯機に入れて、美容室に向かった。

その際に普段、大事にしていた

マグコップを割ってしまったので、

少し鬱陶しい気持ちになった。

髪を切り終わる頃には、洗濯も終わる

筈であろうと思って、待っていたら、

中々、俺の順番が回って来なくて、

いつも世話になっている美容師である

カソワリー(火食鳥)の所を見たり、

周りにいる人達の顔を見たりしても、

丸で、時が止まったかの様に順番が

回って来なくて、俺の隣に座った儘、

俺と同じ様に順番を待っている

花柄のワンピースの少しタイプである

女性のアネモネ(碧風花)の麗しい姿を

鏡の向こうで、覗いて見ながら、

時間を潰すかの様にしていたけれど、

俺の順番も、アネモネの順番も、

回って来ないし、アネモネも結構、

退屈そうで携帯電話と雑誌を次第に

触っているみたいであった。

カソワリーは、アネモネに向かって、

望むタイプのパーマの写真を選ぶ事を

指示したし、アネモネは、思ったより

早く写真を選び、美容室用のガウンを

羽織り、麗しい姿態を威張りながら、

順番になって、ガウンを羽織って、

神妙に待っている俺の後ろに座った。

美容室の片隅には、カソワリーが

誇る息子のシャイヤー(黒褐巨馬)と

ハクニー(乗用真馬)の写真が飾られて

美男子のオーラに満ちた空間の中で

夢幻的な気持ちに取り憑かれた。

牧草荘に着いた俺は、シャワーをして

本を捲ったけれど、突然、掛かって

来たコンドル(黒神鷹)の電話に少し

悲しさと虚しさに陥てしまった。

俺が生を営むたった1つの方法は、

試験の合格のみであると強く思った。

ケルピー(水怪黒馬)と話を交わして、

隣部屋の3人であるデイノ(恐怖灰獣)、

ペムフレード(悪戯灰獣)、そして、

エニュオ(闘争灰獣)と挨拶を交した

俺は、煙草を三服吸ってから、

部屋に閉じ篭った儘、勉強をした。