『朗読会声と心の空間 第一部 三時間目』 | リムの声(おと)

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こんにちは。
劇団車輪のわく-Rimです。
稽古場日記的な事を綴ってまいります。

どうも、荒木です。
ご来場くださった沢山の方々、どうもありがとうございました。


私は1部では「さんねん峠」、2部では「帰り道」を読ませていただきました。
自分の感想を書いてみます。


まずは、1部の「さんねん峠」から。

朗読会で発表するにあたって、
1部で発表するか、2部で発表するかを選ぶ必要があったのですが、

(最終的には両方に出てますがにっこり
私は1部で発表することを選びました。


1部は子ども向けということで、私にとって新しいチャレンジになると思ったからです。

私は今までの人生で、自分からアクションを起こして、

子どもに面白いと思ってもらえたという経験がほとんどありませんでした。
ですから、もし、この発表が子どもにウケたら、
私にとってかなり大きな経験になるのではないかと、そういう期待を持ってました。

で、いざ練習を初めてみたら。。。。


どうしたら子どもにウケるかが全然分からない。ガーン

なんで分からないんだろう、ということをずっと考えていたのですが、
私は小さい頃から、子どものノリが面白いと思ったことがあんまりなかったんです。
そういうのが恥ずかしかったといいますか・・・、
ちょっと冷めた子どもでしたね。

(今思えば、大人からしたら厄介なやつだったかもしれません笑)
ということもあって、面白いと思った体験がなかったからそれを再現することも難しかった訳です。

さんねん峠には歌を歌う場面があります。
子どもにウケる場面はここなんだろうな、というのは何となく思いましたが、
どうやって面白くするか、ということに関しては本番まで自信はありませんでした。


本番直前に練習していたところ、みつ子さんからアドバイスをいただいたり、
網野くんが音頭をとってくれたことで、ようやく「いけるかも!」という感覚になれました。


で、本番。
歌う場面ではなんと!
子どものお客さんが私に興味を持ってくれて、リズムに乗ってくれました!


それが本当に嬉しかったし、凄くほっとしました。笑い泣き
多分、今までの人生で感じたことのない感覚だったように思います。


発表が終わったあとにメンバーや、お客さんに言われました。
「子どもがノってくれたのを見て、荒木君一気に柔らかくなったよね。」と。
柔らかくなったのは自分では良く分からなかったけど、

多分嬉しさだったり、開放された不安が読みに出たのでしょうね。


自分の実力だけでなく、お客さんに助けてもらったからあのような発表ができた思っています。
とても良い経験ができましたし、自信も少しつきました。

皆さんに感謝です。



続いて、2部の帰り道。


ひさえさんとペアでの発表です。
ペアでの朗読は私にとって初めてです。


二人で1つの発表を作るのって凄く難しいなと思いました。
ひさえさんとは、お互いに歳も性別も違うけど、物語の中で同い年の男の子の小学生。
そのギャップを埋めていくのが難しかったです。


物語の中の登場人物である律は、どこか自分に似ているような気がして、

自己投影はしやすかったように思いました。
でも自己投影しやすいが故に、なんか勝手に大人っぽくなっちゃう(小学生っぽくない)感じに手こずりました。
素の自分で読んじゃう感じといいますか。

律が抱えているようなコンプレックスは自分ももっていたはずだけど、
私はもうそれを受け入れちゃっている節があるので、
素の自分で読むと、そこがちょっとズレちゃう。

なので、受け入れられなかった頃の自分を思い出そうと思いました。
思い出しながら練習していったら、どんどん良くなっていったような気がします。

ひさえさんには、めちゃめちゃリードしてもらいました。

ありがとうございました爆  笑



発表が終わってしまえば、
「これで朗読はもうお腹一杯」
になっちゃうのかな、とか本番前は考えていましたが、
そんなことはなかったです。
「もっと稽古積んだらもっとできるようになる、もっとできる自分を見てみたい」
実際思ったことはこれでした。

ですので、皆さんこれからもよろしくお願いしますね。爆  笑

次の朗読会ではまた進化した自分を見せられるように稽古を積んでいきます!!

 

 

 

次は4時間目の方、よろしくお願いします!