ほんとに幸せなことに、武道館でのユーミンのコンサートを見ることができました。ユーミンのライブを見るのは25年ぶりくらいだと思います。その時は、夫と幼い息子と3人でした。今回は、私一人です。
夫は若い頃に、「ユーミンの曲を聴いて、女の子ってこういう気持ちなんだと勉強になった」と言っていたのを思い出します。
女性の切ない気持ちが痛いほど繊細に表現されていて、私もそのなかに浸って同体化していたように思います。
若い頃から今までのいろんなシーンが映し出されるスクリーンのようです。
舞台装置はものすごい迫力で、真ん中に巨大な海賊船、会場全体は大海原となります。そこに現れるユーミンは、かっこいい船長さんでした。デビュー50周年記念ツアーなので、年齢を考えるとびっくりですが、そんなことは全く感じさせないスタイルの良さと美しさでした。
全曲が、50年前から今まで、ずっとフレッシュなままでした。
翌日、夫の入居している介護ホームに面会に行って、ユーミンの話をしました。そして、ライブで最高に盛り上がった曲、「真夏の夜の夢」をウオークマンで聴かせました。これはちょっと刺激が強かったようです(笑)。こころ休まるように、「瞳を閉じて」「卒業写真」を聴いてもらいました。あまり反応はなかったけれど、耳を傾けてくれました。
夫は寝たきりですが、状態が安定していて、私はユーミンのコンサートにも行くことができ、感謝です。