「前頭側頭葉変性症の夫と私」ひまわり日記

「前頭側頭葉変性症の夫と私」ひまわり日記

マリーンズ、野球大好き。MLBをはじめ、スポーツ全部好きです!夫の難病(前頭側頭葉変性症)に悩み苦しみつつ、息子の心配事にヤキモキしておりましたが、夫は2024年1月に永眠し、息子は2025年に入って結婚。私の人生これから楽しむよ!

スポーツ観戦好きの主婦。前頭側頭葉変性症の夫の療養や、日常のひとこまのつぶやきです


6月24日、Kアリーナ横浜で行われた、竹内まりやさんのライブを観ることができました。11年ぶりの本当に貴重なライブでした。

昔と変わらぬ魅惑的な声に圧倒されました。美しくて、スタイルも良くて、ハンサムウーマンという感じで、しかも気さくな人柄で、MCもとても上手で素晴らしかったです。

 

70歳になったばかりと言うけれど、30代くらいに見えます。外見だけでなく、歌声がCDと変わらないパフォーマンスで完璧でした。

 

①アンフィシアターの夜

②家に帰ろう

③マージービートで唄わせて

④Forever Friends

⑤歌を贈ろう

⑥五線紙

⑦リンダ

⑧ブルー・ホライズン

⑨象牙海岸

⑩元気を出して

⑪告白

⑫静かな伝説

⑬カムフラージュ

⑭幸せのものさし

⑮J‐Boy

⑯プラスチック・ラブ

⑰人生の扉

⑱駅

アンコール

⑲All I Have To Do Is Dream

⑳September

㉑不思議なピーチパイ

㉒いのちの歌

 

「リンダ」では、夫の山下達郎さんとコーラスの方とでのアカペラがあったり、「プラスチック・ラブ」では達郎さんのソロパートに客席が沸いたり、アンコール1曲目では、まりやさんと達郎さんの美しいデュエットが聴けたりと、まりやさんいわく、『一粒で二度美味しい』ライブでした。

 

バンドマスター達郎さん率いる、バンドのメンバー紹介を、まりやさんがとても丁寧に心を込めてされているのが印象的でした。どこ出身で、どんな活動をされていて、おすすめ曲、いつどこで今度ライブがあるのでよろしくなどと懇切丁寧に話されていました。

 

「どうぞ座って聴いてください。高齢者に優しいライブになっています」

と、笑いをとりながら最初に言ってくださり、アンコールまではゆっくり座ってじっくり聴けたのも良かったです。

 

アンコール最後と思われる「不思議なピーチパイ」で、バンドメンバーと一緒にあいさつして、ステージをはけたあと、そのときまでカジュアルな恰好をしていたのに暗くなってまたライトがついたときに、一瞬で青いロングドレス姿になり、「いのちの歌」を最後に歌われました。

 

「いつかは誰でも この星にさよならを

する時が来るけれど 命は継がれていく

生まれてきたこと 育ててもらえたこと

出会ったこと 笑ったこと

そのすべてにありがとう

    この命にありがとう」

こころに沁みました。

 

年配夫婦で来ている方が多かったように思われましたが、私は32歳の息子と一緒に来れて、息子もとても感動していました。半分くらいは曲も知っているとのこと。

 

竹内まりやさんのライブは、私が大学生のとき以来です。大学祭で聴くことができました。その時は知らなかったのですが、亡き夫もそのライブ教室にいたと言っていました。それが40年以上も前のことなので驚きです。まりやさんの歌声は今も素晴らしい上に、人生の深さを感じさせてくれます。

 

この日、サザンオールスターズの桑田佳祐さんも同じ会場で観ていたとのこと。ラジオで言っておられました。同じ空間で、同じ感動を味わえたことにさらにさらに嬉しくなりました。

 

ライブのおみやげ。サインはまりやさんの直筆で、山下達郎さんのライブ会場で、アルバム予約の特典でもらったもの。

 


 

 

5月吉日、息子が結婚式を挙げました。

中高、大学、趣味の

お友達もたくさん来てくださり、

盛沢山の企画の、

とても和やかで楽しい披露宴でした。

お嫁さんのピアノの伴奏で、

息子がサザンオールスターズの

「心を込めて花束を」と、

「希望の轍」を歌ってくれました。

とても感動しました。

二人なら一生大丈夫だなと思いました。

息子は、私の知らないあいだに、

素晴らしい人を選んでいました。

お嫁さんには、息子と結婚してくれて感謝です。

 

肩の荷が降りて本当にほっとしました。

いや、私は要らない荷物を背負っていただけでした。

子どもは自然と自立して成長していく。

 

私はこれから自分のやりたいことを自由にやっていこうと思います。

 

3月は私の父の命日があり、90歳の母が七回忌を行いました。早くも6年経ちます。92歳まで生きてくれて、体の具合が悪くなったのは最後2か月くらいのことだったので、父はすごい人だったなあと思います。

 

私はいったい何歳まで生きるのでしょう?毎朝起きると、「あぁ、今日もまだ生きている」と実感する毎日です。

 

それとは別に、春のお彼岸には、夫の両親のお墓参りに一人で行って来ました。家から2時間ほどかかるのですが、お天気も良く、車窓から見える景色が懐かしく、ちょっとした小旅行気分でした。

 

桜がまだ咲いていないのは少し残念でしたが、桜の咲く時期に夫の実家のほうに行くときには、いつも見事な桜一色の風景を車窓から見るのが楽しみでした。

 

山里のお寺につくと、平日だったので、ひっそりとしてまわりには誰もいませんでした。お花を入れて、お線香を焚き、夫の写真も見せて、誰もいないので気兼ねなくお墓に話かけていました。夫の一周忌を終えたこと、息子が結婚したことを報告しました。

 

近くの和食屋さんで、遅いお昼を食べながら、また来年もこの春の気候の良いときに来ようと思いました。

春からは、大学のオープンカレッジに通ったり、オンライン講座も申し込みました。ウクレレ教室も継続しています。

竹内まりやさん、佐野元春さん、槇原敬之さん、緑黄色社会のライブにも行く予定です。楽しみがたくさんあります。