脚本家 旺季志ずかです。




今日このことを書くのは

私にとって非常に勇気がいることです。




でも

この三浦春馬さんのことについて

書かれたものを読んで

ものすごく揺さぶられました。





「この“産業”は、血の通った仕事だと自負しています」三浦春馬が最後の舞台公演で語ったこと 


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三浦さんは

お世話になっている方が

親しくされていて

私がキャスティングを考えるとき

何度かお名前が上がっていました。




いつか

その時が来たら

ご一緒させていただけたらいいな、

それまでにチカラをつけなくちゃと

自分を鼓舞させてくれる

俳優さんの一人でした。





人間的にも素晴らしい方だと

うかがっていたので

今回のことは

日が経つほど胸が痛みます。





そして

この文章を読んだとき

涙が止まりませんでした。





実は

私も、、、、

死のうとしたことがあります。





いや

その以前から

幼い頃から

私は生きることを非常にキツく

感じる子どもでした。





それは過酷な環境だったこともありますが、

それ以上に

この身体の中に入る前の

自由さみたいなモノを感じていて





早く身体から出たい=死への憧れ

だったように思います。





太宰治に傾倒し、

その死に様に惹かれることもありました。





もともと

死への憧れのようなものがあった上に

現実社会で辛いことが起こったとき





こんな感情を感じ続けるくらいなら

死んだ方がまし、




と何度も何度も思いました。





それほど

強烈な感情に呑み込まれて

支配されてしまう。





それで

ある時

実際に行動に移しました。





気がついたとき

私は生きていて

なぜか

「あ、生きてる」とホッとしたことを

覚えています。

それでも そのあと

すぐに生きている苦しさが

押し寄せてきましたが、

死を望んでいたのに、

実際に死んでいない自分を発見して

ホッとするという

なんとも説明がつかない奇妙な

体験でした。





今から思うと

死の誘惑は

絶えず私の傍らにありました。





正直に書くと

全てがものすごく幸せで

とてもうまくいってる今でさえ

時に、

その誘惑がやってくることがあります。





その度ごとに私は思います。





古い私が死んで

新しい自分が生まれるんだなーって。





そうして

その死にたいくらいの苦悩を越えると

さらに楽チンで

幸せな境地になったりします。





自殺すると

この生で超えてきた課題を

もう一度1からやり直しと

バシャールという宇宙存在が言ってるのを

聞いたことがあって、

この人生いろいろあっても

クリアしてきたのに、

また あの苦しさを1からやるのは嫌だ!

という想いが、

いちばんの私の

死へ向かう防止力にもなっています。





そうやって

死の誘惑を

何度も何度も越えてきたので





今は

その誘惑の先に

もっと広がった自由な場所がある

ことを知っています。




死にたいと思うときは

必ず何かに囚われている時で





自分では

それがわからない。




まるで

穴のない袋を頭からかぶって

息ができないと苦しんでるようだな

と苦悩のあと

我にかえると

そんな風にも思います。





死にたいと私が思うとき

「死んでもいいよ。

 それでもあなたを愛してる。

 どんなあなたでも大切に思ってるよ」





そう言われたら

「死ぬな」と

恐怖と不安から止められるよりも

いいなーーーと思ったりもします。




自分がそうだったので

大切な人が

死にたいと言ってきたとき

そう言います。

でも

それはそういう私も恐怖になります。





こんなこと言って

死んじゃったらどうしようって。





でも

もしかしたら

死を望んでいるときは

激しく自己否定しているから

死を選ぼうとしているそのことさえ

全部ひっくるめて

受け止めて愛したいと思うのです。




あなたが

本当にそれを望むなら

私は絶対嫌だけど

それを選ぶあなたを愛するよと。





正しいかと言われたら

間違っているでしょう、私は。




でも

春馬さんの決断を

絶対しちゃいけないと

断じている人を見ると

そうなんだけど

それはそうなんだけど

だけど

そんな一言で

断じられることじゃないんじゃないの!?

って思うのです。




だから

彼が遺した言葉のひとつひとつを

拾って読んでいたら

あまりに素敵で

彼が生きて言ったこと

彼が表現したかったこと

そのことを受け止めたいなと

思います。




なんだか

まとまりのない文章になっちゃったけど




あれほど死にたいと思うような

日々を過ごした私が

「生きてて良かったーーー!!」

としみじみ

日々思っています。




死の誘惑が来たとしても

次の日には

そうなる可能性の方が高いです。




雨の日もあれば

晴れの日もある。





そして

それが移り変わらないことは

ありません。




それは

万人に等しくです。




春馬さん

あなたの佇まいを写真で見るたび

なんとも言えない想いになる。




私のように死の誘惑が強い人に

あなたの美しさは罪ではないかと

思い、このブログを書きました。




死んだら終わりとは思わない。




でも

私は

私のように

土砂降りの雨の中で

死のうと思ってる人に

届けたいと思います。




どんなあなたも

愛されてるよ。




あなたは

たったひとつの存在だよ。




必ず

生きてて良かったと

思う日がやってくる。




今は信じられないでしょう。




信じなくていいから

ひとつ ふたつ みっつ

深い呼吸をして

空を見上げてみてください。




今日も人生にブラボーと叫ぼう!