脚本家 旺季志ずかです。

それが初めてわたしに起こったのは

25年以上前の舞台の上でした。

当時わたしは女優で

テレビや舞台に出ていました。

特に舞台は小劇場が好きで

下北沢の小さな小屋で演劇にまっしぐらでした。

それはニール.サイモンの「映画に出たい」というコメディで

主役を演じていたとき。

いつもと違う何かが起こりました。

圧倒的な信頼感というか

なんと表現したらいいのだろう。

自分が完全な存在という揺るぎのない感じ

それでいて小道具を忘れた舞台監督への怒りは

演技しながらも感じ

そんな「自分」をもっと大きな意識が見ている。

そしてその日は不思議なほど

わたしが何をやっても お客さんが喜ぶのです。

神がかった演技というのは

ああいうことを言うのでしょう。

その後 わたしはその状態になることが

名優になることだと信じて

ますます演技の練習にのめり込みました。

しかし それがもしかしたら

演技をしていたからではなく

意識の拡大か何かだったのではないかと

思うようになったのは

その後違うシーンで

同じような体験が起こってからでした。

同じようでいて

その体験は毎回違いましたが

ただ それは意識のふるさとだというような感じ

がありました。

あそこに戻りたい。

わたしはそれを求めて 「こころ」を研究する

「こころオタク」になりました。

いま 日本では「わたしはいない」というのが

流行っていますが

「わたしはいない」つまり「わたしは在る」

この場合 「わたし」の意味が違うのですが

同じ意味であり、

そんな一瞥体験というのか

「空」とか「無」という体験もしました。

その体験が

拙著オクボク「臆病な僕でも勇者になれた七つの教え」のモチーフの一つになっています。

そんな意識の旅を続ける中で

様々なカウンセリングやセラピーなど学んできましたが

「わたし」という自我の構造を明確にしない

つまり「わたし」はあるものという前提の上に立っての心理学には限界があるのではと思うようになりました。

とはいえ ほとんどの人が「わたし」が自分だと信じて生きています。

なので「わたし」という次元でのトラウマの解消や心の傷の癒しも必要だと思っています。

しかし心理学の中に、ノンデュアルティ非二元 私達の意識は「ひとつ」

「個としてのわたしはいない」という観点が

ないと どこまでもイリュージョンの中でさまようのではないかと思ったのです。

でも「わたしがいない」という非二元と

「わたしを癒す」心理学とは理論的に相容れないよねーなんて思っていたところ

ノンデュアルティ非二元の体現者でもあるセラピストの溝口あゆかさんが

その立ち位置での心理学を教えるというので

受講しました。

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インテグレイテッド心理学は

溝口あゆかさんがロンドンでの

カウンセリングやセラピーの実体験の中で

既存の心理学が役に立たなかったことから

現場で使える 効果が出るものをと試行錯誤の末

確立されたもので 現場主義心理学とも言われています。

上級クラスまである中

中級まで終わったのですが

このインテグレイテッド心理学の大きな特徴のひとつに

起こってくる「思い」を

「解釈」と「事実」にわけるというのがあります。

「解釈」はレッテルを貼っていることなのですが、

観察していると

思考のほとんどが「解釈」で驚きます。

たとえば「夫が家事を手伝ってくれない」という思いがあったら

それは全部解釈なのですね。

「事実」はただ「夫がテレビを観ている」ということだったりするのです。

事実に解釈が入ったとたん そこに感情がくっつき

ストーリーの中に入っていってしまいます。

意識が眠っていないと

つまり 個というわたしがいない というノンデュアルティの意識では

ストーリーには入れないのです。

ドラマ作家のわたしは

この解釈が人間に起こらないとドラマはつくれないと

シミジミ感じます。

いわゆる「ドラマ」は意識が眠っているからこそできるストーリーなのですね。

それは実人生でも同じこと。

自我の解釈をし合ったもの同士が

いろいろぶつかっているだけだったりする。

これね

解釈するのがあまりに普通なので

事実とわけるのには練習が必要なのですが

このことをわかっただけで

ものすごーく楽になりました。

事実には深刻さが全くないのですね。

物事を事実だけで見てみると ヘっ!と笑えたりすることも多いです。

ほんと「こころ」は

どの角度から見ても めちゃ面白いです。

「こころオタク」のわたしの興味はますます強くなりました。

今日も人生にブラボーと叫ぼう!

5月は徳島 大阪 金沢へトークショー 講演会など行きます。

詳しくはホームページでご確認ください

旺季志ずか公式ホームページ

http://www.ouki-shizuka.com/



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おかげさまで6万部ベストセラー!


旺季志ずか初の小説絶賛発売中!


RPG
的ファンタジー自己啓発冒険小説!

「臆病な僕でも勇者になれた七つの教え」

            (サンマーク出版)


<ストーリー>

青い髪に生まれた少年キラ。

その特異体質のため、両親は離婚。イジメにあっている。

ひたすら目立たないように生きているキラは、なんでも願いがかなうという

アークを求めて森の中へ。

そこで出会った老師ラオシーに導かれ七つの石をゲットする!

そこで得る「教え」は著者自らが実際に学んで使った知恵。

いまのそのままの「自分を好きになる」「夢をかなえる」そのヒントが満載。




読んで笑って泣いて、使って生きる!


一冊で二度楽しい 日本初エンタメ自己啓発!


「臆病なまま進め! 怖れは夢を邪魔しない」





本屋さんがなくなっていく現状が哀しく


本屋さんにゴーゴー!


素敵なPVが出来ましたhttps://www.youtube.com/watch?v=GlPoYBmsut8



旺季志ずか公式ホームページ

http://www.ouki-shizuka.com/


#カフェでキラを読もう 遊びインスタグラムでやってるよん


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