脚本家 旺季志ずかです。




どうですか。


この幸せな表情の男と女。



永青文庫でやっている春画展に行ってきました。


浮世絵春画とは、人間の性愛を描いた浮世絵の総称です。


江戸時代に制作された春画は2000点から3000点と言われています。




今回の春画展は、2013年から2014年に大英博物館で開催された春画展を


日本でしようとしたけれど、多くの博物館、美術館では無理で


細川護煕氏が理事長の永青文庫で行われました。


葛飾北斎や喜多川歌麿、歌川国貞などの素晴らしい春画が展示され


狭い会場に多くの人が押し寄せています。




これらの浮世絵は、モネら印象派やピカソに影響を与えたといわれる芸術作品。


しかし、これが芸術なのか、エロなのか、という論争があるそうです。


わたしは、もう、すご~く感動し、これが芸術でなくてなんなの!と痛感しました。


芸術にはパッションがある。


春画には、なんともいえない、パッションがあり


エロく、しかし上品で、そしておかしみがあります。


春画には「笑い絵」という別名もあります。


快楽に没頭する人間の性(さが)を自嘲的に笑う、そんなおかしみです。




数々の絵が展覧してありましたが、会場はR18。




私が一番強いインパクトを受けた、この葛飾北斎の「蛸と海女」は二匹の蛸から性的快楽を受ける絵ですが


これは全部乗せるとヤバいかもしれないので一部のみ(笑)


(ウィキペディアには全部のってるので問題ないのかもしれませんが)


でもこの絵をグラビアに掲載した週刊文春の編集長が

「読者への配慮が欠けた記事」として、3ケ月の自宅休養処分を受けたとか。





たおやかな なまめかしさ。




わたしの書きたいテーマのひとつに「セックス」「性愛」があります。


それには「おかしみ」「笑い」という視点があるのだという気付きをもらって


ものすごくインスピレーションを与えられました。




12月23日までやっています。


こんなアートが「エロ」として抑圧されないためにも


多くの人に観てもらえたらと思います。


今日も人生にブラボーと叫ぼう!


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