心屋仁之助さんのBEトレ


心のくせをリセットするための月の一度のお稽古。


今月のテーマは「好きなことだけして生きていく」でした。


心に残ったのは


「好きなこと」をしようとするときに


必ず「それはないわ」という絶対嫌なことを通るということ。


好きなことだけして生きていくためには、トラウマがあぶりだされる。


一番おそろしいことを通らなければいけない。


ああ、本当に、私も何度も通ってきました。


「本当に、そのことがやりたいの?」


お試しのような関門をくぐりぬけて、突き進んできた人生でした。


そして、今、「好きなことをする比率がとても高い」


ぢんさん曰く「好きなことだけして生きることをしている人は、親か誰かがそういう生き方をしていた」みたいなことをおっしゃって、私はハッと気づいた。

私の父は私が三歳の時に、医者の誤診から難病発見が遅れ、手術、放射線治療をしたが余命一年の宣告を受けた。


一年で死ぬことはなかったが、手術と入退院との繰り返しだった。

手術の後遺症で障害がでたが、ふつうの日常生活を送れていた。...

だけど、仕事はやめて、家の農業と小説を書いていた。

小説は発表する場所も決まっていないもので、

生活は母が担った。

で、昨日まで、父は「病気で夢を諦めたかわいそうな人」だと認識していた。

なんと、それが違ったのだ!

「好きなことだけして生きていく」姿を見せてくれていたのは父だった!!!!

本当に驚いた。

父は「病気」という隠れ蓑を使ってカモフラージュしていたが
「好きなことだけして生きていた」

私は、普通に生活はできるのに、ほかの家のように、お父さんが働かないことが嫌だった。

仕事も家事もこなす母をかわいそうに思っていた。

私のモティベーションの根幹に「母を笑顔にしたい」という強い思いがあった。

それにしても、父が「私の理想の生き方」をしていたとは!!!!!

そして、嫌悪していたそのことが、私に「好きなことだけして生きていっていい」というメッセージを伝えていたのだ。

本当に目からうろこの気づきだった。

今の私の課題は、「好きなことだけして生きていく」のが、誰かの犠牲の上に成り立つのではない、ということを知ること。

父の「好きなことだけして生きていく」が母の「犠牲」の上に成り立っていたので

は、と思う気持ちが残っているからだ。

ああ~~~~、それにしても、やっぱ、心の旅は面白いわ