昨日のブログに
吉田鋼太郎さんが『「カラマーゾフの兄弟」に出て流れがかわった』と
インタビューでおっしゃっていたとコメントで教えていただいたのですが
確かに、カラマーゾフの時の吉田さんはすごかった。
吉田さんが、あの、にっくき父親を演じてくれたことが
あのドラマの成功要素のひとつだったことは間違いありません。
あの父親のキャスティングにあたりお願いしたことがありました。
「狂気なほどの、オンナ狂いをしてもなお、色気があり、惹かれてしまうような人」
ぴったりでしたね。
芝居でも市原隼人くん、斉藤工くん、林遣都くん の3人を
本気でいじめるので、3人とも真剣になっていき
どんどんみんなの芝居がよくなっていきました。
いい意味での切磋琢磨が起こった現場だった気がします。
特に、吉田鋼太郎さんからステーキを投げられた斉藤工くんは
あのドラマのあと、ブレイクしたひとりです。
工君の恋人を演じてくれた高梨臨ちゃんもそうだし。
人が大きく人生でかわっていく、そのときに、立ち会えるのは
とてもとても幸せなことです。
10月から始まる「黒服物語」も
運命をかえるほどの作品になってほしい。
そのためには、いいシナリオを書かないとですね。