その人に似あう色とファッションタイプが人生を変える例をたくさん見てきた私ですが、

昨日書いたように、判断のない、概念のつきぬけたカラーリスト、スタイリストさんに診断してもらうのをお勧めします。



というのは、実は、私、カラーをみてもらった時、スプリングオータムといわれたんです。

で、友人のスタイリストさんにみてもらったらサマー。



似合うカラーは、基本、一生かわらないと言われています。



肌が日焼けしても、老化しても同じそう。

スプリングオータムとサマーでは、まったくエネルギーが違う。

なぜ、そんなことが起きるのか?

つまり、カラーリストさんが、その人の「個性」をとられれるかにかかっています。



こんなことがありました。

私の友人で「ウインター」だと言われ、はっきりした原色ばかり着ている女性がいました。

「ウインター」はアナウンサーに多いのですね。



彼女は、私から、私の友人の人気スタイリストAさんの話を聞いて、ぜひAさんに受けたいと、はるばる九州からやってきました。



それでAさんが判断したのは「サマー」の「ソフトクラッシック」



友人いわく、前の判断では「サマー」では「寂しい感じになってしまう」と言われたそう。

それを聞いたAさん「寂しげなのが、あなたじゃない! その儚げなのが素敵なの!」

つまり最初のカラーリストさんは、「寂しいのが悪い。明るく元気がいい!」という概念を強固に持っていたのです。
だから、彼女に「明るく元気にみえる」ように「ウインター」の診断をしたのです。
でも「サマー」色を身に着けた彼女は、本当になんともいえない魅力が醸し出されました。
私は「ウインター」のイケイケパワフルな彼女より、寂しげで儚げな彼女の方が魅力的に感じました。



そんなことがあって、私はあるセミナーで出会った女優さんに「あなたはきっとサマーだから、オーディションは夏色の洋服を着ていったらいい」とアドバイスしたら、すぐに連絡がありました。

なんとNHKのオーディションで「愛人」の役をゲットしたと。

儚げな佇まいは色気をかもしだし、「日陰の女」のイメージをつくれたのでしょう。



こんな風に色のマジックは途方もないです。



私は、もう、色の魔法にかかりっぱなし。どこまでやっても奥が深く飽きることがありません。