#071 Mr.Dyson 第845話 | りくつの多いねずみたち

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ビリヤード場で暮らす、ねずみたちの日常を描いております。




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「ですから」


確かに、


自由な身体を得たことで私から離れて自立したことも[1]、毎日がとても楽しいと感じていることも[2]、ここに至る過程の中で判明した事実である。


だが、


だからと言って、単純に、ここに残ることが一番であるという答えに結びつくとは思えない。


おそらく、そこに至る心の葛藤みたいなものがあり、ここでは語られていないこともあるのかもしれない。


ここは、しばらく様子を見て、彼がそのことを語る日が来るのを待ってみたい。







■大河ドラマ 『花燃ゆ』 その4


-


いよいよ、高杉晋作が出てきた。


でも、


なんとなく違う。

他の役者さんは良いのだが、高杉晋作だけはどうも違う[1]。


ドラマや映画の場合、その配役はプロダクションと製作会社の政治的な意味合いなどによっても左右されるので必ずしも適任者が選ばれるとは限らない[2]。


だが、


役者もプロである。

与えられた役どころをこなす能力がなければ、プロとしては失格だと思う。


では、


どこに違和感を覚え、なにがいけないと感じたのだろうか。


-


【注釈】


1. 733話 参照。

2. 692話 参照。


-


1. 寅次郎の配役には「ほほ~」と思わせるものがあったし、父百合之助、兄民治は適役であると思う。


2. ある意味では、「こんな役を?」と思うような仕事だってまわってくることがあるのだろう。


-


※以下、次号へ続く。


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■■■ この物語のあらすじ ■■■


ある日の日曜日。


いつものように台の掃除をしていたライフだったが、前夜に行われた変電設備の点検に伴う計画停電の影響を受け、十分な充電が行われなかった充電式掃除機のバッテリーが底をつき、突然、止まってしまった。

このことを重く見たライフは、太陽電池による充電システムを搭載した、新しい掃除機を作ることを強く決意する。

そして、ソフトウェア兼システムエンジニアであるPCの協力を得て、人工知能による自律制御システムを備えたロボット掃除機が完成し、テスト当日の日を迎えることができた。


しかし!


まさか、そのロボット掃除機をめぐり、奇妙奇天烈、奇々怪々、奇想天外な物語が展開するとは、夢にも思わなかった。




--- あなたは、まだ、普通の掃除機をお使いですか? ---




『Mr.Dyson 第1話』は、こちらにあります↓

http://ameblo.jp/rikutsunoooinezumitachi/entry-11292657698.html



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『Mr.Dyson』は、あまりにもアバンギャルドすぎて、商業ベースには乗せられない作品です。


そして、


その特性をフルに生かし、『鉄腕アトム』『人造人間キカイダー』『イヴの時間』などでは描かれることのなかった、当事者とそれを取り巻くすべての者(モノも?)たちの様子を事の発端から解決の過程を通し、あらゆる角度から丹念(しつこく)に描いています。


これから物語を書いてみたいと思っている方、ロボット工学や人工知能を学ぶ方などを含め、幅広い人たちに読んでもらいたいと思っています。