たとえば、
同じ「演奏する」ということでも
どんな場所で
どんな空気感で
どんなプログラムで
どんな演出で
どんなメンバーと
どんなことをやるのか・・・・
可能性は無限にある。
その中で
「自分がやりたいのはこういうこと」というのが
はっきりと分かるようになった。
それは
長いあいだ、私が目指してきた(それが正解だと思っていた)
立派なホールでソロリサイタルを開催してて
たくさん演奏会の依頼があって・・・
みたいな王道っぽいクラシックピアニストのイメージとは
全然 違ってた(笑)
私が求めてるのは
もっと温かくて
感覚的で
自由なもの・・・
感覚のことだから、抽象的にしか言えないや(笑)
つまり、
私自身が
感性を刺激する音楽をしていること
そのものだった。
私が音楽の世界に持ち込んでいた
「優劣」や「評価」や「常識」が
たくさんある価値観の一つでしかなかった
と分かったとき
「音楽」に絡みついた
なにか、執着のようなものが
はがれおちて
純粋に、音楽と私とを結びつけているものが見えた。
この「求めていること」ができるとき
心が喜ぶんだ。
魂が震えるんだ。
演奏していられることが
泣きたくなるほど幸せだったり
その場に満ちるエネルギーの心地よさに
うっとりしたりするんだ。
私が音楽とふれあうときに重要なポイントは
そこにあったんだ、と
はっきり見えたことが
なにより うれしい。
心屋認定カウンセラー
音楽家・演奏家の心をサポートする
あやちゃん(かけふだあやか)