最近、感性が豊かだと言ってもらえるのが、
ものすごくうれしい。
それは、
私自身が長年、感性とか表現力とかいうものに
コンプレックスを抱いてきた人間だったから。
感じる心のない私が音楽を続けることはできない、と
音大を卒業すると同時にピアノをやめてしまったくらい。
音楽への想いが強ければ強いほど
自分の感性(感じる心)への不安は
とても大きなものに感じられ
感じる心が少ない自分は
本当に音楽が好きではないのかも、と疑い始める。
ずっと音楽をやって来た人間が
この気持ちに向き合うのは本当に辛かった。
これまで音楽に費やしてきた時間が
すべて無駄になるような気がした。
自分から音楽をとったら、
空っぽな人間になってしまうような気がして怖かった。
応援し、支えてくれた両親や先生を
がっかりさせることになる気がした。
続けて来た音楽が好きじゃなかったのだとしたら、
これから自分の心の何を信じていいのか、
途方にくれた。
☆ ☆ ☆
私が感性を取り戻すきっかけになった
最初の一歩は
迷惑をかけるとしてもピアノをやめる!
と決めたこと。
やめることが重要だったのではない。
迷惑をかけても、惨めな想いをしたとしても
その時の自分の気持ちを採用する、と決めたこと。
自分が
どれだけ周りの人の意識にばかり目を向けて
生きてきたかに気づいた瞬間でもあった。
感性は、みんなある。
感じ方を忘れてしまっただけ。
感性がないと苦しんでいる人ほど
実は豊かな感性を持っているのだと思う。

https://resast.jp/events/255805
photo by junko nakamura
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