りくのら娘がシャープペンシルに補充する芯の替えがなくなったと言いますから、近所のコンビニに買いに行きました。
袋に文ストの主人公の敦君がプリントしてありました。
文ストってご存知ですか?
「文豪ストレイドッグス」というマンガです。
主人公は中島敦で、他の登場人物も太宰治とか芥川龍之介とか、江戸川乱歩とか宮沢賢治とか、森鴎外とか与謝野晶子とか、とにかく全員文豪なんです。
それぞれの文豪が、代表作に由来する異能を備えていて戦う、というマンガでして、大変おもしろいのです。
私の惜しは太宰治です。
芥川龍之介も佳き哉です。
なぜなら一人称が「やつがれ」だからです。
☆o。:・;;.。:*・☆o。
中島敦と言えば、つい最近、岩波文庫の中島敦短編集を読み終わりました。
南の島が舞台の話が多いことを知りませんでした。
高校の教科書に載っている有名な「山月記」は、文ストの主人公の異能にもなっている(虎に変身する)話で、教室で読んだときには随分漢字が多くてむずかしい小説だと思ったものですが、中島敦の作品の中ではかなり読みやすい方であったことを知りました。
牛人というのがおもしろいと思いました。
この本の中に、主人公が、中国から来た囲碁の天才少年の話を聞くシーンが出てきます。
呉清源の少年の頃のことだろうと思いました。
☆o。:・;;.。:*・☆o。