町屋文化センター、よみうりカルチャー、楽しい囲碁教室に行って参りました。
形容詞が多いですね。
教室をやっている会場が荒川区、都電荒川線町屋駅前停留所前の町屋文化センター。
教室の主催はよみうりカルチャー。
教室の名前が楽しい囲碁教室です。
講師は長谷川喜弘先生です。
教室の開始は9時45分です。
先生が大盤に本日の詰碁の問題を並べます。
この日は先生がなかなか席をお外しにならなかったので、
カンニング ( 生徒同士で詰碁の答えを見せ合うこと ) ができませんでした…
前の席に座っている詰碁名人画伯の答えを覗くと大抵うまくいくんだが…
りくのらはまだ学校に慣れない新一年生のように席を立って歩き回ってます。
おとなりははんなり関西弁さん。
この日はここまで見事7連勝を遂げられて点数が10点上がった方がいました
くくう…追いつこうとしてたらさらに先に行かれてしまったよ…
10点差で置き石ひとつです。
りくのらはただ今240点 ( 強い二段格、だと思う ) です。
一体どうして単位が10点なのかは謎です。
なぜなら5点や1点ずつ上下することはなくて、10点が最低単位だからです。
ま、きっと来し方行く末、歴史的な理由があるんでしょう。
この教室はなんと30年以上続いているそうです。
この日の問題図をよおく見ますと、イタチが2匹隠れております!
詰碁が得意な水彩画伯が嬉しそうに 「 今日の詰碁のテーマがわかりました! 」 とおっしゃいました。
りくのらだってわかりましたよ
囲碁でイタチというのは、2立ち ( にたち ) の語呂合わせ。
石がふたつ並んで立っている形のことです。
そのイタチの横っ腹にツケる手筋 「 イタチの腹づけ 」 というのがあります。
相手の石 ( イタチ ) のダメを詰める手筋です。
イタチの腹に碁石をつけた絵を描いてみました。
つまり今日の詰碁のテーマは 「 イタチの腹づけ 」 でしょう
そしたら長谷川喜弘先生が、発言した水彩画伯の上を行く嬉しそうさで、
ほほう、本日のテーマがお分かりになった?!
そうですかあ、それは素晴らしいですね!
だけどもしかしてそれは詰碁の作者のテーマかもしれませんよ!
出題者のテーマは他にあるかもしれませんよ!
..... この先生はもしかして詰碁で生徒とお戯れになっていらっしゃる?
ええっ、この日の詰碁は1問がイタチの腹づけ、
もう1問は、イタチの腹づけみたいに見えるけど実はちがう、の問題でした
詰碁が済んだら生徒さん同士の実戦譜の解説です。
解説を聞きながら一緒に並べます。
コーヒーを飲んだり、おやつを食べたりしながら…
配布される教材です。
棋譜と、ポイントになるところの変化図が4つ載っています。
「 わからないのは自分だけじゃないよ 」 とメモがありますね。
同じくらいの棋力の相手と打つ時には、
自分だけがわからない~と思わなくていい、相手だってわからないんだから、
勇気を出して打ちたい手を試してみましょうってことです。
反対のことも言えます。
相手にはどうせわからない、と思っていい加減な手を打ったり、
無茶な手抜きをしたり、乱暴な荒らしをしたり、というのもいけません。
相手が自分と同じくらいわかっていて応手してきた時にきちんと受けられる手を選ばないと。
つまり、対局相手は自分がわかっていないこともわかってると萎縮せず、
自分がわかっていることをわかっていないと傲慢にならないでってことかな。
変化図の解説です。
こうなったら白が大変です ( 1か所に白石が集まって丸め込まれてお団子状態です )。
だけどこうなる前に白さんも気がついて変化するので、なかなかこうまではなりません。
生徒対局の間は先生は教室内をうろうろと徘徊なさって、それぞれの棋譜を採っていらっしゃいます。
その中の1局が次週の教材として使われるわけです。
先生が背後にお立ちになると緊張しまする…
強い人が背後に立つと緊張するよね?
( あ、またあんな手打っちゃって ) って思われちゃうのが恥ずかしいもんね。
誰も見てなくても、誰も何も言わなくても、打つ手は同じはずなのに変だなあ。
対局が済んだところから、先生がポイント指導をしてくれます。
りくのらとはんなり関西弁さんの2子局 ( りくのら黒 ) についてのご指導。
をしてくれてるのに、席を立って写真撮っているりくのら
詰碁名人水彩画伯とねこ丸さんの対局は時間内に終局しませんでした。
どちらもしっかりと考える方ですからね。
そういう時には先生が形勢判断をして勝敗裁定をしてくれます。
ここでこう打ってたら… と局後の検討的なこともできます。
みんなで集まって熱く意見を戦わせることもしょっちゅうあります。
楽しいです
着手のやりとりが一段落した後の、黒と白の有利さとか、
盤全体の形勢判断なんか、結構人によって意見が180度ちがいます。
最後にワンポイントレッスンがあります。
一方が高い両ガカリから三々に入られた時の黒の応手についてのおさらいです。
ぐずんで受けるのが石の急所だけど、ハネを一本打って渡りを防ぐことで
愚形を避けつつ代用することも有効、と。
覚えました
囲碁なさらない方には呪文かもしれませんね
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