木曜日でしたので日本棋院のアルバイトに行って参りました
今日は挑戦手合に使われる碁石を丁寧にお手入れしました。
ああ、美しい、美しい
お仕事が終わった後、市ヶ谷駅前のカフェ・ド・クリエで
同僚さんとマグネット碁盤で遊びました。
ここのところ2週間続けてカフェ・ド・クリエだ。
本当はね、使ってみたいところがあるんです。
明生堂書店と併設のエクセルシオールカフェの二人掛けのソファ席です。
テーブルも広いし、柱の陰で落ち着きそう。
だけどこの席が空いていた試しがないんだ
本屋さんと併設だからでしょうね。
いつでもゆったりと読書中のお客さんが ( しかも大抵一人で ) 長居されておられるのです
いつか、いつか、あの席で碁を打ってみたい…
さて、遊んでもらった同僚さんのご了解を貰いまして、
対局の様子を実況してみたいと思います。
6子も置いてもらった時、白番のりくのらがどんなことを考えているか。
置き碁で打つ機会が多い方は、白さんがどんなことを心配したり狙ったりしてるかの
ご参考にしていただければ幸いでございます。
注文したのは生クリームとココアパウダーと四角いチョコレートが載ったあんまいココア。
あっま~! うっま~!
さあ、6子局。
白の1手目は決まってるようなもので、右上隅 ( こっちから見て ) の黒に小ゲイマでカカリます。
小ゲイマでかかるのは、相手だって当然予想してるし、
受け方や受けないやり方を勉強してるんだけど、
だからと言って別のかかり方をしてみても、小ゲイマより特に良いと思ったことないし…
この辺では、投了した方がいいなあ、いやまさかこんなとこでは投げられないよ…
とにかく辛抱してやってきましょう! と思っています。
白はいろんなところにちょっとずつ打っていってます。
互い先だったら生きた心地もしないような状態で放置してるところがたくさんだ。
全部が取られちゃうようなことはないでしょう、と見てるところと、
本気で取りに来るんだったら捨てるしかないなと思ってるところがあります。
黒さんが上辺右側の白1子を一生懸命囲んできてくれたので、
その隙に乗じて右上と上辺の白は大体生きる形になった…と思う、けど
左辺下の方の白1子は生死不明。
どうやって動いていいかもわかりません。
でもこの石がジタバタすると、左辺の上の方には入れなくなりそうなので、
先にちょっと打ち込んでみました。
我が身の弱さも顧みずに、ってやつだ
「 絶対にくると思ってたら、来られた 」
と言われました。
うん、まあね、こういうとこに打たれたら嫌だろうなあとは思うんですけど、
ここが全部黒地だと勝負にならないので…
いろいろありまして、
打ち込んでいった石は分断されて ( あっ、裂かれ形だ ) 取られちゃったみたいですけど、
左辺下方面に白石が来て、
どうしたらいいかわからなかった左下の白とつながりそうです。
これなら悪くないんじゃないか…
不安定で取られてしまいそうな白石も、
これくらい局面が進んで石数が増えてくると、
なんとなくみんな取られなくなりそうな形を作れました。
不安がなくなったら、次は弱い黒石に狙いをつけ始めました
左下から中央への北斗七星みたいな黒石か、右辺真ん中の棒の黒石を狙いたいです。
だけど右辺の黒は右下の渡って生きる手が残っています。
じゃあ、右辺の石を狙っているふりをして実は左下を狙ってみよう。
黒は狙われているのがわかったようです。
中央へ出て行って反対側の仲間とつながりたいようです。
追いかけるふりをして包囲網をこしらえているんですけど…
大分取り囲めました。
だけど黒はきれいな形だから生きようと思えば、
そしてパニックになりさえしなければ、いつでも生きられそうです。
結局どちらの黒もしっかりと生きたり連絡したりしたけど、
その間に下辺に大きめの白地ができたから満足です
最後に残ったこの左下のコウはただの半コウじゃないよ。
コウに敗けて手を抜くと、この黒全体が死んじゃうかもです。
コウは黒が継ぎました。
白は右辺でちょっとだけ得をして終局しました。
整地しました。
この局は白がちょっと残ったけど、
続けて打ったもう1局は黒1目勝ちでした。
だけど
最後に石を片付けようとしたら、
膝の上に黒石が1つ落ちてたんですよ
もしかしたら持碁だった ( 今頃そんなこと言ってもダメです → りくのら )