日本棋院の水間俊文七段のすいすい上達コースの後、
生徒仲間のお祭り用品を手作りする職人さん、
いつも和服をかっこよく着こなしてる下駄履き紳士と放課後対局を致しました
りくのらとは互先の手合。
握ってりくのらの黒番で
ま、いつものことなんですけど、
序盤、中盤、終盤、ずうっと黒が大優勢じゃな~い? と思いながら打っておりますと、
( 本当に黒の形勢が良かったのかどうかは見る人による )
左下隅の黒地に白が打ち込んできやがりまして、
セキ含みのコウに
ちょっ、なにしてくれてるの
セキ ( 黒は取られないが、打ち込んできた白も取れない、両方生きて地はゼロ目 ) だったら
黒が残っているんじゃないかな、と覚束なく計算しておったのですが、
きっと白のお祭り紳士はこのままでは分が悪い、と思ったんでしょうね ( やっぱりね )
コウに仕掛けてきたんですよ
黒がコウに勝てば隅の黒石は生きて、打ち込んできた白ば全部取られます。
黒の大得。
でも白がコウに勝てば隅の黒石は全部取られる。
ええっ、そんな大きなコウをやってくるの
もうセキでいいじゃんよう。
でもyってきたものは仕方がない。
そんならコウ立てでも探しますか…
( ああ、長谷川喜弘先生の高笑いが聴こえる… )
ないよ…
そんなに大きなコウ立ては盤上どこにもないよ…
暗澹たる気分に襲われたりくのら
悲しみが止まらないりくのら
そうは言っても無いものは無い。
せめて、取られてる小さな黒石を助け出して、大損をちょっとは補填しよう…
下駄履き紳士はコンマ五秒でコウを解消しました。
揚げ石が多くて大変ですね。
ちょっとお手伝いしましょうか。
自虐的な気分で自分の石を相手のアゲハマに移す手伝いを申し出るりくのら。
いやいや、そんなお手を煩わせちゃ悪いから、と
楽しい気分で石を揚げていくお祭り紳士。
くくう~っ
が
コウ立てで取り返した自分の小石を盤上から取り除き、
落ち着いて盤上をよっく眺めて見ましたら、
おおっと、これは大変なことが起こっていますよ
下辺から上辺にかけて碁盤をずうっと横切っている白の大石に
眼がひとつもなくなったじゃないですか
白から打っても後手1眼。
つまりこの白石はもう冷たくなっていらっしゃる。
コウにされて取られたと思っていた隅の黒石は、
数が多いようだけど実は砂利だったんですね~
お祭り紳士はたった今取り上げたばかりの黒石を
碁笥のふたから掴み上げて碁盤の上にそっと置きました ( ← 投了の作法 )。
はっはっは!
囲碁って面白い遊びですね
ごめんね、T屋さん。
■□■□■□■荒川区囲碁同好会 本日の対局場□■□■□■□
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