ちょっとちょっと、奥様 奥様!
先週の日曜日のNHK囲碁、ご覧になりまして?
すごかったですわね~
と、思わず井戸端の奥さん化してしまいますわね
7月9日の日曜日放映のNHK教育、って今は言わないのかな、 Eテレですか、の
囲碁番組のお話しでございます。
対局者は 今村俊也九段 と 山田規三生九段。
解説者は 後藤俊午九段 で 聞き手はいつもの 長嶋梢二段。
後藤俊午さんの解説がまたおもしろいんだ
ぼそぼそっ、ぼそぼそっと関西のイントネーションでおもしろいことを言うんですよ。
例えば、上辺で山田規三生さんの白石が、
今村俊也さんの黒石をぎゅうぎゅうと押し付けて行った時、
こういうところで謝る打ち方もあるんですけどねぇ、
( 白に言われるがままに低位に屈して打つこと )
今村さんは恐妻家ですから、奥さんにこう打たれたらすぐ謝ると思うんですけどぉ、
やっぱり反発しましたね!
みたいな
あっはっはっは
今村俊也先生の奥様は、
あのすんごくおもしろい囲碁インストラクターの今村康子さんですよ
棋士にも楽観派がいましてね、今村先生なんかそうです。
打ってる途中は絶対自分の方がいいと思ってる。
数えてみて ええっ! オレ負けてんの!?
って言うんです。
だらだらと汗を流してね。
だって
おんもしろいよう
( セリフは記憶で書いてるんで、大体こんな感じだったってことで。 )
さて、番組の中ほどで解説の後藤俊午先生が言いました。
今頃の時間になるとね、視聴者の皆さんもそろそろ眠たくなってくると思いますが、
( 後藤先生、わかってらっしゃる )
寝てる場合じゃありませんよ、 大変なことになってますよ!
大変なことになりました。
ご覧あれい。
碁盤のちょうどまんなかあたりです。
白石が縦にふたつ、連続ポン抜きをしてますね。
ポン抜き、というのは、4つの石で1つの石の周囲をぴっちりと囲んで、
ポン、と抜いた形のことです。
↑ これがポン抜き。
「 ポン抜き30目 」 と申しまして、
ポンっと石を抜いたこの形は、30目分の価値があるとされています。
そして白石の連続ポン抜きの右側には、
黒石が、横にならんだ白石ふたつを囲んで抜いた形がありますね。
ふたつまとめてポンと抜いたこの形は 「 亀の甲 」 と呼ばれております。
↑ こうなって、赤馬をポンッと取り上げた形が 亀の甲。
亀の甲60目 と申しまして、亀の甲に石を抜いた形は60目分の価値があるとされています。
しかもこの亀の甲は、亀に尻尾がついている
「 亀の甲の尻尾つき 」 というやつで、ただの亀の甲よりもさらに価値が高い。
こんなの、初めて見ました。
プロの碁でもこんなことがあるんだなあ。
解説の後藤俊午九段もびっくりしてたみたいです。
確かに、寝てる場合じゃなかった
■□■□■□■荒川区囲碁同好会 今週の対局場□■□■□■□
午後1時~5時 見学随時 直接会場へおいでください。会場へのアクセスはホームページ参照。
■ 7月15日(土)。生涯学習センター
■ 7月16日(日)。峡田ふれあい館
■ 7月17日(月)。生涯学習センター
■ 7月18日(火)。峡田ふれあい館 いごいごチャレンジ!
■ 7月19日(水)。★生涯学習センター
■ 7月20日(木)。生涯学習センター 級位者指導碁デー
■ 7月14日(金)。尾久ふれあい館