その年によっては初冬まで収穫できるトマトですが、

今年は春から暑過ぎるも多く、

収穫のピークの山が高かった分、木の疲労も激しい。

その上、去年まではハウス用ビニールの屋根と白い寒冷紗の壁で

被害は少なったタバコガが、

どういうわけかハウス内で大繁殖して、ロスが多くなっていた。

今年は大玉トマトだけなので、

開花から収穫までに日数がかかるのもあるかもしれないけどね。

 

そこに「すんごい台風(7号だったか?)が来るらしい」って連日の天気予報が出た。

だいぶ前になるけど、

大風が吹いて畑に自分たちで建てた道具小屋がひっくり返された事がある。

どうせ虫に食われるのであれば、

今年はトマト小屋もトマトの木も、ちょっと早いけど撤去してしまおうって事になった。

今期も美味しいトマトを十分に食べたし、

支柱が歪んで使えなくなる方が傷が深くなるかと。

 

屋根と壁を支柱から外して、たたんで小屋にしまう。

だいぶ穴も増えてきたので、来年は少し買い足すようかなぁ(;^_^A

 

支柱から麻紐で吊り下げていたトマトを全部抜いて、

裁断機でチョキチョキ切って、空いていた所に掘った穴に放り込む。

で、土をかけておけば、いずれは腐って土に還る。

そのまま枯草置き場に置くには幹が太くて硬いし、

たぶんタガコガの幼虫もあちこちに潜んでいそうなので、

埋めちゃった方が他に広がらないかと。

 

で、支柱を抜いて、整理して支柱置き場に置くと終了なんだけど、

支柱だけは当分残しておくことにした。

実は隣のロシア親父(十分なサイズの畑を借りているのに、

隙あらば越境してくるので、他の方とも度々揉めている)が、

自分のところは境界線ギリギリまで作付けして、

ペンギン家の畑を通り道にしているのよ。

これでトマト小屋の支柱を抜いたら、これ幸いって侵略してきかねないって主人が。

一応境界線は、しっかりと虎ロープを地面に打ち付けてあって、

さすがに境界線のこちら側に畝立てはしないけど、

境界線ギリギリに畝立てして、

地上部が茂る物(落花生とかじゃが芋とかサツマイモとか)の地上部は

こちら側に倒れ込んでこさせるので、

根っこはあちら側でも地上部は50~80cmぐらいは越境してくるのよねぇ。

それを見越して、

今年はトマト小屋を境界線から30cmしか引っ込めずに建てたけど、

そうするとこの30cmのところを自分の通路化しているし。

他のお宅ともそんな状態で揉めて、バラ線を張られて喧嘩になったます。

まあうちの場合はそこまではしないけど、

やっぱり意図的な越境・侵略は面白くないわけで、

支柱を残してこれ以上の侵略は防ごうって気にもなってきたわけです。

 

で、そのトマト小屋の骨組みだけ残した中の地面に、

在庫の貝殻石灰を撒いて、ささっと土にまぜ混みました。

有機肥料を使っている我が家では、発酵鶏糞をメインの肥料にしています。

鶏糞には多少の石灰分があるので、その上に石灰を入れると土が硬くなる。

それでこの数年は石灰はあまり入れないようにしていたが、

今期のトマトが早々に尻ぐされ病になったって事は、

植付前の土に石灰が足りていない状態だったのではないかと推測した。

で、久々に貝殻石灰を入れておこうってなった。

 

油カスも窒素過多になりやすいので、あまり使わないんだけど、

去年、今年と葉っぱの緑色がやや薄めなのが気になるので、

窒素不足か?苦土不足?かなぁって思っている。

ちょっと日にちをおいて、

台風が行っちゃってから油カスもちゃちゃっと撒いておいた。

このエリアは何を植えるにしても9月に入ってからなので、

あとは植える物を決めた後に適当に発酵鶏糞とバットグアノでいいかなぁってことで。

 

今年の夏は本当に一気にたくさんできて、さっさと終わった物が多かったなぁ。

胡瓜しかり、とまとしかり。

ゴーヤも心なしか早めに終わりそうな気配だし。

やっぱり暑過ぎるって、野菜にはよろしくないって実感してます。

そうそう今年は早くもこぼれ種から勝手に出ている「むかご」が

だいぶ大きくなっている。

ムカゴご飯を楽しむのも、早くなるかしらね(#^^#)