家を新築(建て替え)した時にエネファームをつけた。

東日本の震災で福島の原発事故が起きて、

あらためていつどこで大きな地震が起きるか解らない日本で

目に見えない放射線がコントロール不能になる事もある発電方法は

恐ろしく思えたので、

割高なのは解っていたけど、エネファームをつけたのよねぇ。

 

早いものであれから10年以上経って、

我が家のエネファームは早期寿命停止という状態になった。

ガスを使った発電なので、定期検査は必要らしく、

10年まではメーカーが無料で点検保守をしてくれていたが、

10年を超えると有料での点検をしないと発電機能は停止する。

 

我が家の場合は、

この有償点検を1回だけして、あと2年使うつもりでいたのだが、

対応してくれるガス会社に連絡したら、

今回点検して再起動しても、

今後故障したらとんでもなく高額の修理代が発生するので、

お薦めしないと再三言われた。

点検代を払った上で、

その後で間もなく修理が必要になって普通の給湯器以上の料金が発生する事も

珍しくないと。

 

色々と考えた上で、とりあえず我が家では、

エネファームの製造元のコールセンターで危険性の有無を確認した上で、

発電をしない状態の今のまま しばらく使ってみることにした。

もともとエネファームには補助熱源で給湯器のエコジョーズがついているから、

発電自体は止まっていても、

補助熱源が壊れるまでは普通に給湯器として使える。

補助熱源のエコジョーズも10年以上経過しているけど、

エネファームで沸かしたお湯と併用していたから、

給湯機だけで使っていたのよりは消耗していないらしい(ガス屋の営業さんの話)

からね。

 

で、2ヶ月ぐらいは経ったわけで、

実際にエネファームを使っていたこれまでの光熱費と

エネファームは停止になってからの光熱費を比べてみた。

 

我が家の場合は、暖房器具はほぼエアコンだけで、

入浴時のみエアコンの無い脱衣所で小さな石油ファンヒーターをつけます。

脱衣所のファンヒーターの灯油は1シーズンで灯油缶(18~20リットル)1本ちょっとで、

2本買うと大概使いきれずに暑い季節になります。

床暖房はありません。

 

年寄りがいるので室内の温度差対策で、

この数年間、冬の寒い季節はそれぞれの部屋のドアは開けっ放しにして、

エアコンで24時間全館暖房にしていました。

昨年は婆ちゃんの癌の悪化に伴い、

一昨年の12月から去年の2月は非日常の生活をしていました。

とても寒がるのでこれまで以上にエアコンの設定を上げたり、

24時間誰かしらが起きている状態で、

嫁いでいる妹も応援に来てくれたり、

終末期だった1月中旬から2月下旬には

婆ちゃんの入院や看取り可能の施設入りでバタバタしたり、、

弔いがあったり。

ということで、条件も年によって大きく変わっているわけで、

単純にこの3年を比較する事もできないわけで、

単なる私の興味本位な見比べになります(;^_^A

 

令和6年1月分 電気23.962+ガス8.337=32,299

令和5年1月分 電気18.981+ガス20,006=38,987

令和4年1月分 電気15,707+ガス15,303=31,010

 

令和5年12月分 電気18,727+ガス7,829=26,556

令和4年12月分 電気15,262+ガス23,521=38,783

令和3年12月分 電気8,285+ガス14,233=22,518

 

今年の12月は寒い日もたまにあったけど、

基本的には異常なほどの暖冬だったし、

爺ちゃんは日中は遊び歩いているから

よほど寒い日以外は24時間暖房つけっ放しにはしませんでした。

2階の部屋にいる私も自動モードのエアコン設定でも暑く感じる事があって、

ちょいちょい暖房を切っていた。

そういう事もあるからだろなぁ・・・去年よりはだいぶ安い光熱費でした。

1月も・・・去年よりはだいぶ安い。

 

一昨年以降、電気代もガス代も単価が爆上がりしていると記憶しているから、

一昨年より今年が高いのは致し方なしという感じでもある。

 

そんなこんなを考えると。。。

我が家の場合は、今の補助熱源のエコジョーズが壊れた後には・・・

エネファームを新しい物に換えるというのは無し。

別の選択肢としてガス屋がしきりと薦めるの

ハイブリッド給湯システムのエコワンなんだけど、

これも今の感じだと・・・我が家には無用の長物にも思える。

確かに我が家には太陽光発電がついているので、

昼間の余った電気の売値が安い今はその余って売っている電気でお湯を沸かしておくと

電気代もガス代もかけずにお湯が沸くことになる。

でもエネファームの時に感じたタンクのお湯の再加熱がなんだか勿体なく思えるのよ。

大量にお湯を使うお宅ならお得だろうけど、

初期費用の差額を回収できるほど我が家ではお湯は使わないかもしれない。

今は初老~ベテラン後期高齢者の3人家族だけど、

今度入れる給湯システムの寿命が来る前に2人家族になると思うわけで、

そうなると、益々使う分だけ都度沸かす普通の給湯器、

せいぜいエコジョーズで十分の気がする。

なにせ、風呂の入り方からして「THE昭和(しかも40年代)」の人間なので、

シャワーは洗髪と洗顔と風呂を出る直前の流し程度しか使わず、

未だに掛け湯とかはバスタブのお湯を手桶で汲んでザバーッとだからねぇ(;^_^A

シャワーで洗う髪の長さも家族みんなショートカットだから、

出しっ放しが多い爺ちゃん以外は短時間だしさ。

今後、私と主人は老いていっても、自分で風呂に入れる間は、

この長年の習慣はあまり変わる気がしないのよねぇ。

 

そんなこんなを考えたら・・・

普通の給湯器かせいぜいエコジョーズでしょうって思ったわけです。

そこで次なる問題は、

普通の給湯器だと、外壁にボルト留めの必要があるって事だ。

タイルの外壁の我が家は30年間メンテナンス要らずということで、

ハウスメーカーの保証が付いている。

そこに穴を開けるとなると、その保証の対象外になるんじゃないか?

ガス屋に直接発注の方が間違いなく安いんだけど、

外壁の保証がなくなるというのは怖い。

そのあたりをよーーくハウスメーカーさんに聞いてみないと行動には移せないな。